FEARCE
FEARCEは、エンジン・車両系アプリケーション用の有限要素解析 前処理・後処理機能です。モデル作成・結果表現について完全なインターフェイスを提供する目的で解析管理ツールとして開発されています。
前処理段階では、FEARCEは、複数存在する著名なデータフォーマットのデータソースから、要素モデルデータを読み込み・アセンブリ・結合を容易に行うことが可能です。FEARCEはまた、外部ソースを利用し境界条件をマッピングさせることも可能です。これらには、VECTISや他の商用パッケージ・ENGDYNからの連続したダイナミクス負荷・その他のFEモデルデータといった様々なものを含みます。データはそのとき、FEARCEトランスレータを使用し主要な商用ソルバーすべてに対して、自動的に生成されます。またFEARCE自身も、線形解析を実行する能力を持ち合わせています。
後処理について、FEARCEは、モデル全体あるいは一部分に対して耐久性、歪、NVH計算を実行できます。統合ソフトウエアパッケージFEVIEWERを使用し、結果表示・プロット化・アニメーションが行えます。
モデル・アセンブリの作業がFEARCEにより単純化できます
- 様々な供給元からの要素モデルをインポート
- アセンブリのためのモデルのスケーリング、移動及び変換
- モデリング・オーバーヘッドを低減するために(バルブ・シートのような)反復する要素をコピー
- 多点拘束(multi-point constraints)を使っての異なるメッシュの自動結合
- (摺動、接触、溶接、熱及び構造的間隙等の)様々な形式のアセンブリが自動的に生成可能
- 衝突、修正及び発せられている警告を伴うアセンブリの自動チェック
- ボルトの自動生成
前処理
- FORCE、PRESSURE及びTHERMAL負荷の簡単な適用
- ベアリング負荷のプロフィールは、自動的にベアリング領域を定義する表面に自動的に付加されます
- HTC 及び熱流束プロフィールは、シリンダー・ボアや火炎面に対して自動的に生成されます
- 外部供給元からの境界条件の自動マッピング
- HTCはCFDの結果から自動的にマップされます
- 熱解析結果は応力モデルへと内挿補間されます
- 外部供給元 / 以前の実行結果からの変位読み取り
FEARCEには、FEA プリ処理を可能にするために幾つかのツールを組み込んでいます
後処理
- 負荷ケースの組み合わせ、分類
- 応力及び歪履歴のプロット
- 歪ゲージ及び熱電対予測
- ボア、ベアリング及びバルブ歪解析
- 耐久性計算
- NVH 解析
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