プレスリリース
(2022年)

SCSK、Persefoniと国内初の代理店契約を締結 ~国内企業のTCFD準拠情報開示を支援~

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2022年2月28日(月)

SCSK株式会社

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者:谷原 徹、以下 SCSK)は、Persefoni AI, Inc.(以下 Persefoni社)と企業向けの気候変動管理・会計プラットフォーム(CMAP(※1))「Persefoni(パーセフォニ)」の日本初となる国内代理店契約を2022年2月に締結し、2022年2月28日より提供開始いたします。2022年4月から気候関連財務情報開示タスクフォース(以下 TCFD)に準拠した情報開示が実質的に義務付けられる東京証券取引所のプライム市場へ上場する企業を中心に提供を始め、今後3年間で500社の契約を目指します。

  • ※1 Climate Management & Accounting Platformの略。

1. 背景

昨今、地球温暖化による異常気象がもたらす自然災害が深刻化し、世界的にカーボンニュートラルへの取り組みが加速しています。日本においても、東京証券取引所の新たなプライム市場の上場企業に対し、TCFDに準拠した情報開示が求められています。一方、TCFDに準拠した情報開示には、膨大な関連データの収集・計算・管理が必要とされ、国際的なプロトコルに対応したツールによる支えが不可欠です。

このたび、SCSKは日本企業のCO2排出量削減に対する取り組みを、ITを活用して支援するため、気候変動管理・会計プラットフォームのリーディングカンパニーであるPersefoni社との契約に至りました。

2. Persefoniの機能と特徴

Persefoniは温室効果ガス排出量の算定・管理を行うSaaS型ソリューションです。企業や金融機関は、自社およびサプライチェーン全体の電力使用量や資源消費量などのデータを同プラットフォームへ取り込むことで、事業活動において排出されるCO2排出量を一元的に管理し、算出・可視化、そしてさまざまなステークホルダーへの報告を実現します。

<Persefoniの機能>

  • ※2 温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)排出量を測定・管理するため、包括的な世界標準フレームワークを開発している国際イニシアチブ。
  • ※3 投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するため、情報開示システムを運営する国際NGO。
  • ※4 Science Based Targets initiativeの略。科学的知見に基づいた削減目標を設定するため、CDPを含め、気候変動や環境保全に関わる複数の団体が推進する取り組み。

<Persefoniの特徴>

Persefoniの特徴
  • 特徴① - GHGプロトコルに準拠した排出係数が登録されているため、算出作業を効率化。
  • 特徴② - PCAF(※5) 標準の算定手法に対応し、金融機関による投融資先のCO2排出量を計算。
  • 特徴③ - 海外企業やグローバル拠点と連携したScope3全体排出量の計算・管理が可能。
  • 特徴④ - API機能により、既存システムや外部のデータ提供企業、他社プラットフォームと連携が可能。
  • ※5 Partnership for Carbon Accounting Financialsの略称。投融資先企業の脱炭素を促進するため、金融機関のポートフォリオに含まれる企業のCO2排出量に関する計測手法を、金融業界独自で開発している炭素会計パートナーシップ。

Persefoni社からのエンドースメント

SCSK様とのこのたびの業務提携を大変光栄に思っております。日本で広く、深くビジネスを展開していく我々にとって、とても心強いものとなります。
受賞歴もある我々のソフトウェアの日本語版リリース、弊社東京オフィスの迅速な拡張、そして気候変動の専門家である黒崎美穂氏を我々のサステナビリティ・アドバイザリー・ボード(SAB)の日本国内メンバーとして招へいするなど、弊社は昨年から今年にかけて着実に歩みを進めてまいりましたが、今回さらにSCSK様のような名実共に高い評価を受ける企業とパートナーシップを結ぶことができ、心よりうれしく思っております。
今後、日本企業が炭素・気候分野において持続的な成長をしていくお手伝いをすべく、PersefoniはSCSK様と一体となって事業展開していくことを楽しみにしております。

Persefoni CEO兼共同創業者
ケンタロウ・カワモリ

Persefoni社について

Persefoni社は、気候変動管理・会計プラットフォーム(CMAP)のリーディングカンパニーです。SaaS型ソリューションを利用することにより、企業や金融機関は、ステークホルダーや規制当局から求められる気候変動に関する情報開示業務を、高い信頼性、透明性、利便性をもって行うことができ、Persefoni社のプラットフォームは、"炭素分野のERP"ともいえます。炭素管理の一元化を実現し、企業は従来の経理業務と同様の厳密さと信頼性をもって、炭素会計・管理業務を進めることができます。

URL:https://persefoni.com/

SCSKのサステナビリティ経営

SCSKグループは事業を通じた社会課題解決により、社会と共に持続的な成長を図る「サステナビリティ経営」を推進しています。社会が抱えるさまざまな課題の中で、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しており、本サービスは、「地球環境への貢献」に資するサービスです。

  •  温室効果ガス排出量の算出・管理による、情報開示の高度化
  •  情報開示の高度化推進により、脱炭素社会への変革をサポート

本件に関する
お問い合わせ先

製品・サービスに関する
お問い合わせ先

SCSK株式会社
プラットフォーム事業グループ
ITエンジニアリング事業本部
ミドルウェア営業部 高梨
TEL:03-5859-3780
E-mail:persefoni-sales@ml.scsk.jp
Persehfoni製品サイト:
https://www.scsk.jp/sp/persefoni/

報道関係
お問い合わせ先

SCSK株式会社
企画本部 広報部 星野
TEL:03-5859-3403

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