CAE Webセミナー GeoDict 全固体電池/リチウムイオン電池セミナー
2021.07.28(水) 開催終了
この度、全固体電池/リチウムイオン電池の研究・開発者様を対象にWebセミナーを下記の通り開催する運びとなりました。
2020年末、政府は地球温暖化対策の一環として、2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指とし、再生可能エネルギー
(以下、再エネ)に対する政策を打ち出しました。この中でうたわれている成長戦略では、再エネが一つの柱として掲げられ、
蓄電池活用/蓄電池産業を成長分野と打ち出されています。また、これに合わせて自動車各社は電気自動車(EV)やハイブリット自動車(HEV)の
開発も加速させる記事が多く見かけるようになりました。
弊社は2013年よりGeoDictを販売サポートを開始し、フィルター・触媒領域、複合材領域、燃料電池領域、2次電池領域、石油化学領域で
ご利用を頂いております。特に近年では二次電池領域でのご利用、お問合せが増えています。
GeoDictの特徴である、ミクロレベルの構造物の生成、幾何形状分析、性能/特性解析を用いて、リチウムイオン2次電池/全固体電池での
正極・負極・セパレーター、電解液、固体電解質の研究・開発分野でご利用頂いています。
そこで今回は、全固体電池および液系リチウムイオン電池に焦点を絞り、GeoDictの機能をご紹介すると共に、GeoDictにおける
全固体電池/リチウムイオン電池での活用方法までご紹介いたします。
1時間程度のWebセミナーになりますので、お気軽にご参加ください。
【GeoDict製品概要】
GeoDictはミクロレベルの構造物を解析する機能が豊富に搭載されているソフトウェアです。
GeoDictの特徴は大きく分けて3つあります。
- 1つめは、断層画像の取り込みによる解析モデルの再構築、仮想モデルの生成機能です。
- 2つめは、生成したモデルの良し悪しを判断するための幾何形状分析機能です。
- 3つめは、「充放電」や「イオン濃度分布」「伝導率」といった、材料特性・性能を解析する機能です。
セミナー概要
お申し込み後、受講用URLをご案内いたします。
プログラム
GeoDict製品概要紹介とデジタルツインの活用方法のご紹介
このセッションでは、GeoDictの製品概要とデジタルツインの活用方法についてご紹介いたします。
まず前半では、GeoDict製品の適用領域と主な機能についてご紹介いたします。
CAEシミュレーションソフト【GeoDict】が、幅広い領域でご活用いただいていることがご理解いただける内容となっております。
後半では、最適化ソフトpSevenとの連成によるデジタルツインの活用方法についてご説明いたします。
今回は電極材料を例に、電気伝導率や拡散係数、電解質と活物質(LCO,NCA)の接触面積といった値の最適化を目標とした
活用例をご紹介いたします。
実際の【電極材の研究開発】に向けてご参考いただける内容となっております。
リチウムイオン二次電池領域における活用方法
- ①正極材の画像処理から3次元モデルを生成。
- ②粒形分布などを計算するモジュールの設定、計算結果の確認。
- ③細孔径分布やパーコレーションパスといった幾何形状分析モジュールの設定、計算結果の確認。
- ④BatteryDictモジュールの設定、計算結果の確認。
- ⑤BatteryDictの先進的な利用法として、リチウムイオンの挿入と離脱による膨張収縮のシミュレーションや全固体電池への適用方法をご紹介。
このセッションでは、GeoDictのモジュールであるBatteryDictを中心に活用方法をご紹介いたします。
BatteryDictは、電池の電気化学特性計算を実行し、セル電圧やイオン濃度分布を計算できます。
今回は業務の流れに即してGeoDictの説明を行いますので、ご利用イメージをお持ちいただけます。
全固体電池における活用方法
- ①正極材(負極材)形状をGrainGeoモジュールで仮想的に作成。
高密度充填、様々な粒形の詰め込みなど、仮想モデルならではの機能をご紹介。 - ②イオン電導性と電気伝導性の計算するConductoDictモジュールの設定、計算結果の確認。
- ③屈曲度の計算するDiffuDictモジュールの設定、計算結果の確認。
- ④マクロにより活物質の体積分率をパラメータにして複数モデル生成、及び伝導性計算を実行。
このセッションでは、GeoDictの様々なモジュールを使い、全固体電池の研究・開発用途での活用方法として、イオン電導性と電気伝導性を考慮した形状最適化のプロセスをご紹介いたします。
全固体電池電極製造時のプレス工程及び充放電時の粒子挙動シミュレーション
~SCSKが実現する全固体電池の大規模構造解析効率化~
全固体電池の性能評価には、内部粒子挙動の把握が重要になっています。
特にプレス工程時と充放電時の膨張収縮による粒子挙動の把握が重要になっています。
このセッションでは、全固体電池のモデル作成から構造解析まで効率的に実施した事例をご紹介いたします。
まず初めにGeoDictで粒子モデルを作成します。 次に汎用プリポストSimLabを使ってメッシュデータの作成を行います。
最後に大規模構造解析ソフトADVENTUREClusterを使って粒子の挙動を観察する形となります。
各種ソフトを組み合わせながら、課題解決の一例をご紹介させていただきます。
オンラインセミナーの受講に際して
- WEBセミナーはコンピューターに限らず、スマートフォン・タブレットなどからもご視聴可能です。会社・オフィス以外からのご視聴も可能ですのでお気軽にご参加ください。
- 視聴方法:ブラウザまたはアプリケーションからご視聴可能(マイク・カメラは本イベントでは利用しません)
ご視聴までのフロー:Step1 WEB申込 →Step2 視聴登録用のURL発行/事前視聴登録 →Step3 視聴者様ごとの専用視聴用URL発行 → Step4 開催時間になりましたら専用視聴用URLからご視聴ください - 動作環境の詳細はこちら
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お問い合わせ先
SCSK株式会社
製造エンジニアリング事業本部
解析ソリューション第一部
CAE Webセミナー事務局担当
TEL:03-5859-3012
E-mail:cae-seminar@ml.scsk.jp