イベント・セミナー
(2021年)

CAE Webセミナー GeoDict 燃料電池領域セミナー

2021.06.18(金) 開催終了

この度、燃料電池の研究・開発者様を対象にWebセミナーを下記の通り開催する運びとなりました。
燃料電池は、環境問題の解決を期待されているクリーンな電池として注目されています。
しかし、燃料電池を開発する上で、「ガス透過性」や「水管理」といった様々な課題があります。
このような課題に対し、燃料電池内部の層をモデル化することが必要となってきます。

GeoDictでは、燃料電池内部の複雑かつ微細な層をモデル化・シミュレーションすることが可能です。
GeoDictの特徴である、ミクロレベルの構造物の生成、幾何形状分析、性能/特性解析を用いて、
燃料電池内部のガス拡散層や触媒層の研究・開発分野でご利用頂いています。

1時間程度のWebセミナーになりますので、お気軽にご参加ください。



【GeoDict製品概要】
GeoDictはミクロレベルの構造物を解析する機能が豊富に搭載されているソフトウェアです。
GeoDictの特徴は大きく分けて3つあります。

  • 1つめは、断層画像の取り込みによる解析モデルの再構築、仮想モデルの生成機能です。
  • 2つめは、生成したモデルの良し悪しを判断するための幾何形状分析機能です。
  • 3つめは、「水の含浸」や「ガス拡散」といった、材料特性・性能を解析する機能です。

セミナー概要

主催
SCSK株式会社
日時
2021年6月18日(金)
 13:00~14:00 
会場
オンラインセミナー
お申し込み後、受講用URLをご案内いたします。
定員
200名
参加費
無料

プログラム

13:00~13:50

燃料電池領域におけるGeoDictの活用方法のご紹介

    本セミナーは、材料開発向けのCAEソフトウェア“GeoDict”について、ご紹介いたします。
    今回のWebセミナーでは、電池領域でのGeoDict活用方法の理解を深めていただくため、
    燃料電池領域での活用方法を中心にご紹介いたします。

    ①ガス拡散層における活用方法

    ガス拡散層におけるGeoDictの活用方法を、ワークフローに沿ってご紹介いたします。
    まず最初に、実画像ベースからの3次元モデル生成手法をご紹介いたします。
    GeoDictはマイクロCTスキャン画像など積層画像から3次元モデルを容易に作成することができます。
    最新の機能ではAIベースを用いて、バインダーと繊維を区別することが可能となっています。
    幾何形状分析では、細孔径分布/繊維の配向/パスの確認などのご紹介を行います。
    最後の材料特性・性能解析では、正極で特に問題になる排水の問題を解決するために、
    含侵や流れ場解析などをご紹介いたします。

    ②触媒層における活用方法

    固体高分子方燃料電池の触媒層は、多量の白金が使用されており、生産コストが増加している側面があります。
    そのため、低白金使用量で高性能を実現することが課題の一つとなっています。
    GeoDictは、移流・拡散を考慮した粒子/分子の輸送シミュレーションが可能です。
    本事例では、触媒層におけるカーボン担体と白金触媒の3次元モデルを作成し、
    ナノスケールの形状因子が分子と触媒の接触に与える影響を解析しました。
    この手法によるナノスケールな触媒層の最適形状検討事例をご紹介します。

13:50~14:00

質疑応答・アンケート

オンラインセミナーの受講に際して

  • 予告なくセミナータイトル、プログラム内容が変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。
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※ 同業他社様からのお申込みはお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

お問い合わせ先

SCSK株式会社
製造エンジニアリング事業本部
解析ソリューションビジネスユニット 
CAE Webセミナー事務局担当
TEL:03-5859-3012
E-mail:cae-seminar@ml.scsk.jp