パートナー企業との連携

基本的な考え方と取り組み方針

基本的な考え方と今後の取り組み

近年、経済のグローバル化に伴い、新興国・途上国の企業における労務問題・環境問題に対して世界的に関心が高まっており、こうした問題とサプライチェーンを通じてつながっている企業には、その解決に向けて積極的に取り組むことが求められています。IT業界においても、新興国や開発途上国のシステム開発企業への業務委託を広く行っており、グローバルサプライチェーンにおける問題に対応していくことが重要な課題の一つとなっています。

また、一般的にシステム開発プロジェクトは、お客様から受注した業務をいくつかの委託先企業に再委託し、委託先企業がさらに細かく業務の再委託を行っている場合が多く、発注側が十分なプロジェクト管理を行っていない場合、品質問題だけでなく情報漏洩や偽装請負などのコンプライアンス上の問題が生じるリスクがあります。

事業を行う上で多くの委託先企業へ業務委託を行っている当社としては、こうした背景を踏まえ、サプライチェーンにおいて委託先企業に対し、従業員の人権保護や労働環境・法令遵守等を阻害するリスクを管理するよう要請し、状況確認するよう努めてまいります。委託先企業を、安心・安全なITサービスの提供を共に担う「パートナー企業」として位置づけ、CSRの取り組みへの協力を求めていきます。また、当社はお客様の重要な資産である情報を扱う事業者として、パートナー企業に対して情報セキュリティ、コンプライアンスの徹底はもとより、業務品質の向上、働き方改革や健康経営の取り組みも重要と考えています。

これらの社会的責任に配慮した購買活動を推進するために、SCSKでは「サプライチェーンにおけるCSR推進方針」を制定しました。

国内外の社会的課題に責任を持って取り組むことで、IT業界が優秀かつ有能な人材が集まる魅力的な業界へと発展を遂げるよう、今後もパートナー企業と一体となったCSR活動を進めていきます。

サプライチェーンにおける方針について→

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購買行動指針と購買方針

SCSKでは、「サプライチェーンにおけるCSR推進方針」の考え方に従い、以下の購買行動指針に則した、購買活動を展開していきます。

また、安心・安全なITサービスの提供を共に担うパートナー企業にも購買方針に基づいたCSRの取り組みをお願いしています。

購買行動指針

Challenge

  • 購買活動を通じて、常に品質および生産性の向上を目指します。
  • パートナー企業とともに「働き方改革」を実践し、「人の集まるIT業界」を目指します。

Commitment

  • 法令や社会規範を遵守するとともに、社会的責任に配慮した購買取引を行います。
  • 持続可能性を意識しながら、効果的かつ効率的なサプライチェーンを構築します。

Communication

  • 対話を通じて、相互理解と信頼関係の構築に努めます。
購買方針
1.経営の健全性
  • 安定した経営基盤を持ち、事業継続性が確保できること。
  • 積極的に情報提供、開示に努めること。
2.働き方改革推進
  • 働く人すべてが、いきいきと働く「働きやすい、やりがいのある会社」を目指すこと。
  • ワーク・ライフ・バランス向上に向けた取り組みを積極的に推進すること。
3.QCD
  • 当社が(独自で)定める各種標準、もしくは同等の基準に基づく品質管理を行うこと。(Quality)
  • 高い生産性に基づく、適正な価格であること。(Cost)
  • 納期を確実に遵守すること。(Delivery)
4.情報セキュリティ
  • 情報管理の徹底、情報セキュリティの強化を推進し、安心・安全なサービス提供に努めること。
5.コンプライアンス
  • 法令や社会規範を遵守し、公正な取引を行うこと。
  • 反社会勢力との取引を行わないこと。
6.パートナーシップ
  • お互いが相手を尊重し、相互理解と信頼関係の構築に努めること。
  • お互いが研鑽に励み、技術革新を通じて、夢ある未来を共に創っていくこと。
7.社会的責任
  • 企業の社会的責任を果たし、持続的社会の発展に努めること。

パートナー企業との連携に関するマネジメント

当社は、パートナー企業と一体となってCSRに取り組むため、パートナー企業に対する説明会などを通じた当社方針の周知・啓発を行うとともに、パートナー企業での取組状況を把握するための実地確認などのモニタリングに取り組んでいます。
こうした取り組みを進める上で、パートナー企業との理解の共有を図るため、「パートナー企業との取り組みテーマ」を掲げています。

パートナー企業との取り組みテーマ

Coreパートナー制度を通じた関係強化

2017年度 Coreパートナーカンファレンス
2017年度 Coreパートナーカンファレンス

当社では、より高い品質・生産性と継続的かつ安定的な取引を実現できる中核的なパートナー企業を、「Coreパートナー」と位置付けています。Coreパートナー各社とはSCSKの事業方針を共有し、ビジネスの方向性を理解いただいた上で取引を進めています。

各社とはそれぞれの取引における評価を双方向で実施し、業務品質の向上に取り組んでいます。また、働き方改革をテーマとした会議体を開催し情報交換を行うなど、あらゆる面での関係強化を進めています。

年一回開催される「Coreパートナーカンファレンス」では、SCSKと各社の経営層が一堂に会し交流を深めています。このような取り組みを通じ、Coreパートナー各社との信頼関係構築に努めています。

パートナー企業との連携

品質・生産性向上

当社は社内にとどまらずパートナー企業との間でも品質・生産性の向上に向けた取り組みを続けています。

パートナー企業に対してはSCSK開発標準(SE+®)の導入推進により品質レベルの向上を図り、さらにCoreパートナーに対しては超高速開発ツール(FastAPP)、クラウド開発環境(PrimeCloud for Developers)といったSCSK標準開発環境での協業を進めています。

加えて、プロジェクト単位での品質・生産性に関する評価をパートナー企業と相互に行い、その評価結果を分析・活用し、共に継続的な品質・生産性向上を目指していきます。

働き方改革の推進

当社は「人が集まるIT業界」を目指して、パートナー企業と共に働き方改革を推進しています。

まずはCoreパートナーと共に「働き方改革推進会議」を発足させ定期的に開催しています。本会では平均残業時間や有給休暇取得率などを指標として共有するほか、各社の具体的な取り組みや成果を発表することで、働きやすい職場環境の実現に取り組んでいます。また、Coreパートナー向けの相談窓口を設置することで、各社が円滑に働き方改革を進められるようサポートしています。

このような取り組みを他のパートナー企業にも拡げ、IT業界が働きやすい魅力的な業界となるよう、継続的に取り組んでいきます。

情報セキュリティ強化・コンプライアンス徹底

当社では、お客様の重要な資産である情報を取り扱うにあたり、パートナー企業に当社規定の「情報セキュリティガイドライン」の遵守徹底を求めています。その遵守状況は、確認書により定期的にモニタリングし、必要に応じて立入調査および是正指導を行っています。

そのほか、パートナー企業を対象に「情報セキュリティ・コンプライアンスに関する説明会」を定期的に開催し、情報セキュリティガイドライン・関連法令・法改正動向などについて説明を行い、情報セキュリティおよびコンプライアンスの確保と強化を図っています。また、社内に対しても同様に業務委託に関する情報セキュリティ・コンプライアンス教育および内部チェックを実施しています。

今後も、お客様や社会から高い信頼を得られるよう、情報セキュリティ・コンプライアンスの徹底に向けて必要な取り組みを継続的に実施していきます。

パートナー企業からのコメント

株式会社東邦システムサイエンスは、金融業界で培った開発力と運用ノウハウを基盤に、SCSKのCoreパートナーとして、開発・保守・運用と幅広い業務を担当しております。

SCSKは、社員の働き方改革や健康経営に積極的に取り組むことで、IT技術者の働き方を変え、IT業界のステータス向上に大きく貢献されていると感じています。東邦システムサイエンスもSCSKの取り組みに大いに賛同しています。中期経営計画に従業員満足度向上と生産性向上を掲げており、今後もSCSKと共に働き方改革に取り組み、IT業界全体の働き方改革に寄与してまいりたいと考えております。

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株式会社東邦システムサイエンス
代表取締役社長兼COO
村上 宣夫 様
パートナー企業からのコメント

クラウドやビッグデータ、IoTなどが時代を代表するワードとして注目される中、IT業界は依然として就職活動における人気がなく、極めて心外だと常々思っていたところ、SCSKの働き方改革についてお話を伺う機会を得ました。
社員の心に訴えるには、何度も何度も、信念を持って同じことを言い続けること。そして世の中を変えたいというパッションがないといけないと強く思いました。SCSKおよびほかのパートナー企業の皆様とともに働き方改革に取り組むことで、IT業界を魅力あふれる業界に変革していきたいと考えています。

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株式会社CIJ
代表取締役社長
大西 重之 様