仕事とキャリアを知る

INTERVIEW06

モビリティ分野は、
面白さも可能性も桁違い

2019年 キャリア入社

車載系エンジニア

S.M.

モビリティシステム第一事業本部
システム第一部

技術者としての
経験と強みを最大限に活かす

大学時代は航空宇宙学を専攻し制御系の研究室に所属。新卒で入社したソフトウェア開発会社では、発電所のプラント制御や家電開発の基盤作りに携わり、その後、転職した技術コンサルティング会社では産業用ロボットやアシストスーツ、義足、自動運転技術などの分野でMBD(モデルベース開発)コンサルティングに従事していました。仕事を通して、制御工学の理論を幅広い分野に適用できる面白さを感じると同時に、自分の強みはソフトウェアと制御技術の両方を知っていることであり、メーカー企業とソフトウェア会社との「ブリッジ」になれる点だと気づきました。

転職を考えた大きな理由は「モノづくりの工程により深く関わりたい」という思いです。コンサルティングという上流フェーズにとどまらず、自分自身の強みをモノづくりそのものに活かせるフィールドとして選んだのがSCSKです。メーカー企業の要望を踏まえ最適な開発手法を検討、提案し、実際に開発を進めモノを生み出していく工程で、自分の価値を最大限に活かしたいと感じたからでした。また車載システムの領域において、高度かつ大規模な開発実績をSCSKが多く備えていることにも強く惹かれました。

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お客様とともに、
10年先を見据えた開発を推進

入社後は、自動車メーカーの自動運転開発プロジェクトに関わり、MBDを進めています。MBDはシミュレーションを重ねながら開発を進める手法ですが、プラントモデルが粗すぎると評価できないし、細かすぎると時間と費用が増えてしまいます。開発に必要十分なモデルをどう作るかが難しく、前職までの経験が活きるところですね。

さらに自動車開発は日々進化しているため、来年リリースするプロジェクトを動かしながら、10年先の「仕込み」も同時に進行させることが必要です。それを実現する施策の一つが、MBSE(モデルベースドシステムズエンジニアリング)の導入です。新たなテクノロジーやサービスの進化により「システムとつながる製品開発」が進められています。車載システムにおいても、昔に比べて膨大かつ複数領域の技術が複雑に連携し、影響し合う中で開発を進めなければなりません。そこで、技術要素や設計図、開発者やユーザーの要望といった多種多様なデータを構造化して蓄積し、効率的でスピーディな開発を実現する手法がMBSEです。

例えば、開発プロセスにおいて「Aという機能をBという機能に変更したい」という要望があった場合、設計情報の中からAに関連する箇所を洗い出し、Bに変更するロジックを組み立てる必要があります。従来は技術者の経験則に頼る部分が大きかったのですが、昨今は膨大な情報の中から必要な情報を洗い出すだけでも一苦労です。しかし、MBSEの手法を用いることで、機能変更に関連する情報のみを専用ツールで素早く抽出し、検討を開始できるため、効率的に開発を進めることができます。私自身にとっても新しい分野への挑戦です。お客様が求めるMBSE環境を実現すべく、力を入れて取り組んでいます。

SCSKの良さであり強みは、お客様と「共に創る」という考え方が会社として徹底されていることだと感じます。共に新たなモノを生み出す、共に未来を創るという姿勢で、お客様の要望に向き合い、考え抜き、応え続けることが、お客様からの大きな信頼に繋がっていると感じます。

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面白いことがしたいなら、
モビリティは魅力ある分野

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「100年に一度の大変革」と言われるモビリティ分野。もの凄いスピードで研究開発が行われており、関わる人や物も多岐に渡るため、面白いことができる確率も高いと考えています。さらに、着目すべきはモビリティの開発対象の大部分がソフトウェアであるという事実です。今後、ソフトウェアで面白い仕事がしたいという人にとって、モビリティ分野は最適ではないでしょうか。

この仕事に向いているのは、自分なりのこだわりがある人ですね。属してきた会社や開発の規模は関係ありません。まず課題があり、それを小さく分割して一つひとつの解決策を考え、それらを組み合わせたり連携させたりして全体構造を作る。続いて下流の開発レイヤーにて、構造ごとのさらに小さな課題に分解してプログラムのコードに落ちるまで行う。以上が開発の基本であり、「本質」です。ですから、一つのプログラムを作るにも、「自分はこうしたい、次はこうしよう」というこだわりをもって仕事をしてきた人なら、上流の開発もできるはずだと思います。

私はリーダー職として、自分自身も新しいことに取り組みながら、そこで得た知見を皆に教え、チーム全体を成長させていきたいと考えています。ぜひ、開発の「本質」を知る人に、チームに加わって大きく活躍していただきたいですね。

※2022年9月にインタビューした内容を掲載しています。

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