SORPAS 2D.welding
SORPAS 2D.weldingは、抵抗スポット溶接とプロジェクション溶接に特化したシミュレーションソフトウェアです。
製品開発や生産性のスピード向上、溶接品質や生産安定性の向上、接合不良等の原因の解明、シミュレーションと最適化による溶接問題の解決などが可能です。
自動車業界では、OEMで幅広く利用されています。
1999年から開発が継続して行われ、溶接の専門知識と数値計算技術の統合により、SORPASは生産ラインで実際に作業を行うエンジニア向けの、強力かつ実用的なツールとなっています。

Fig.3枚板のスポット溶接の解析事例
ナゲット径の解析

SORPAS 2D.weldingは、スポット溶接のシミュレーションを行うことが可能です。
板厚/材料/電極形状/溶接機の種類/プロセスパラメータの組み合わせから、溶接ナゲットのサイズや形状を予測することができます。
このシミュレーションは、溶接設計や溶接プロセスの設定検討に使用頂けます。
シミュレーション結果はコンターで視覚的に表示され、溶接工程全体を通して溶接ナゲット内部の熱の発生を明らかにし、溶接問題の根本原因を探り、新しい設計及び改良を促すことが可能です。
スパッタの予測

Fig.スパッタ発生の解析事例
SORPAS 2D.weldingでは、スパッタ発生の可否を予測可能です。
スプラッシュは溶融した金属が溶接界面から排出されることによる発生する現象です。溶接部の欠陥、外観上の問題、作業者の安全性等に関わる現象ですので、この現象を事前に予測することは非常に重要です。
最適化機能

SORPAS 2D.weldingでは、最適化機能を使用することができます。
予め理想のナゲット径を入力し、そのナゲット径が生成される電流値を自動で計算/出力する機能が実装されております。
また、パラメータとして加圧力や通電時間の条件を複数与えて、ウェルドローブを生成することも可能です。
材料データベース

Fig.材料データベース
SORPASにはデフォルトで以下の材料データが用意されています。
- 鉄
- アルミ
- チタン
- 銅
- ニッケル
- コーティングに使用される材料
- 純金属
また、新規に材料ファイルを作成することも可能です。
ユーザーフレンドリーなインターフェイス

SORPASは産業用途向けに開発されており、解析に特化している担当者でなく、設計者やエンジニアが簡単に利用できる操作性がございます。
ハイライトされる箇所の設定を1つ1つ行っていき、次々画面を進めることで容易に設定ができる仕様となっております。
SORPAS 2D.joining
SORPAS 2D.joining は、リベット、セルフピアシングリベット(SPR)、クリンチング、ブラインドリベット、接着剤を用いた接合など、複数の機械接合プロセスをシミュレーションできるモジュールとなります。
標準的なデータベースはSORPAS 2D.weldingと同等のものになります。
SORPAS 2D.welding同様、すべてのエンジニアが設定を行いやすく、シミュレーションを素早く簡単に行えるようなインターフェイスとなっております。

Fig.セルフピアシングリベット
Self Piercing Riveting (SPR)
SORPAS 2D.joiningでは以下の項目が考慮されております。
- アダプティブリメッシュ
- 破断モデル
- 摩擦モデル
- 接触モデル
- 表面被覆
- 接着剤

動画
<SORPAS2D紹介動画> 二枚板のスポット溶接(0分49秒)
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