プレスリリース
(2020年)

製薬企業のリモート面談を実現する「MR2GO-RD」を提供開始 医療従事者とMRとのコミュニケーション機会の多様化を実現

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2020年6月3日(水)

SCSK株式会社

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者:谷原 徹、以下 SCSK)は、医薬情報担当者(MR)向け営業支援ソリューションである「MR2GO(エムアール・ツー・ゴー)」に新ソリューションを追加します。オンラインでの医療従事者との面談(リモート面談)を実現する「MR2GO-RD(エムアール・ツー・ゴー アールディ)」を、2020年7月から提供開始します。

(RDはRemote Detailの略)

MR2GO-DR ロゴ

1. 背景

2018年9月25日、厚生労働省より「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」が発令され、製薬企業にはMRによる適切な情報提供活動の遵守やその監督が求められています。また、ここ数年、医療機関内のセキュリティー強化を目的として、医療機関はMRの訪問規制を強化している状況です。

このようにMRの情報提供活動においては、昨今の新型コロナウイルス感染拡大も重なり、これまでの対面を軸とした情報提供活動から、「対面・非対面を織り交ぜた情報提供活動」へと、情報を提供する手段の変化が求められています。

そこで、SCSKでは最新テクノロジーを活用し、訪問が規制されている中でMRの情報提供活動を支援するため、「MR2GO-RD」を開発しました。

  • 「MR2GO」は、MR向けの営業支援ソリューションブランドで、2011年から提供を開始しました。MRが医療従事者と対面で情報提供を実施する際に利用するプレゼンテーションツールや、活動計画の策定や日々の活動報告で利用する営業支援システムを有しております。日本国内で事業展開する大手製薬企業10数社/数万人への導入実績があります。

2. 「MR2GO-RD」のポイント

「MR2GO-RD」は、これまで「MR2GO」を提供する中で培った業務ノウハウ、テクノロジーを活用しています。実際にMRが医療従事者とリモートで面談し、情報提供するシーンをイメージし、必要となる機能を搭載しました。

「MR2GO-RD」のMR(アプリ画面)、医療従事者(Web画面)イメージ図

MRは、「MR2GO-RD」でリモート面談用のWeb会議室を予約し、医療従事者と日程を調整します。医療従事者側は、リモート面談のための専用アプリケーションなどのインストールは不要で、参加の際の手間がかかりません。

製薬企業は自社で利用を認めたプレゼンテーション資料を「MR2GO-RD」に登録し、MRはこのプレゼンテーション資料をリモート面談で利用します。これにより製薬企業はガバナンスを効かせることができ、適正なプレゼンテーション資料を用いたタイムリーなリモート面談が実現します。MRが利用する画面にのみ、利用するプレゼンテーション資料の説明などの注釈を表示することができ、MRは説明のための補足情報を確認できます。

また、リモート面談終了後、「いつ」「誰が」「どのプレゼンテーション資料を」「誰に用いたか」の利用ログが取得できます。この利用ログを「リモート面談の効果計測の元として活用する」ことや、「営業支援システムへの日報のための自動入力の元データとして活用する」ことが可能です。

「MR2GO-RD」はサービス利用型のソリューションとして提供します。お客様でのシステムインフラの準備などの手を煩わせることなく、短期間での導入が可能です。

「MR2GO-RD」をご利用いただくことにより、医療従事者とMRとのコミュニケーション機会の多様化を実現し、効率的な医療情報の提供に寄与します。

<主な機能>

  •  リモート面談機能
    •  面談会議室の予約
    •  Webブラウザによる会議の実施
    •  製薬企業で利用が承認されたプレゼンテーション資料のみ利用可能
    •  MR用の画面のみに、利用プレゼンテーション資料のページに合わせて解説などの注釈を表示可能
  •  利用ログ取得機能
    •  MRがプレゼンテーション資料の再生を開始すると、利用ログを自動的に記録
    •  「いつ」「誰が」「どのプレゼンテーション資料を」「誰に用いたか」のログが取得可能

3. 今後の展開

「MR2GO」として、お客様のさまざまなニーズに応えるべく、業界動向やテクノロジー動向を踏まえ、お客様のよりよい選択肢となるべく、「MR2GO」の機能強化を図ります。

SCSKのサステナビリティ経営

SCSKグループは事業を通じた社会課題解決により、社会と共に持続的な成長を図る「サステナビリティ経営」を推進しています。社会が抱えるさまざまな課題の中で、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しており、本サービスは、特に「安心・安全な社会の提供」に資するサービスです。

  •  適切な医薬品情報の提供、医療従事者やMRの働き方の多様性・安全性向上

本件に関する
お問い合わせ先

製品・サービスに関する
お問い合わせ先

SCSK株式会社
製造ソリューション事業本部 営業部
磯部、関口
TEL:03-5166-2233
E-mail:pharma-sales@ml.scsk.jp

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お問い合わせ先

SCSK株式会社
広報部 須田
TEL:03-5166-1150

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