プレスリリース
(2015年)
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2015.05.25(月)
SCSK株式会社

最大20万件のアカウント管理に対応、認証パフォーマンスを強化
新製品「RADIUS GUARD® S」販売開始

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:大澤 善雄、以下SCSK)は、最大20万件のアカウント管理に対応し、認証パフォーマンスを強化した新製品「RADIUS GUARD® S」(ラディウスガード エス)の販売を、2015年6月10日から開始いたします。

1.背景

スマートデバイスの普及によるモバイルワークの高まりや、BCP(Business Continuity Planning)、ネットワークを通じた在宅勤務など、許可したユーザーや端末だけを、セキュアに企業ネットワークへアクセスできる仕組みの必要性はますます高まっております。

そのような中「RADIUS GUARD®」は、ID/パスワードによる個人認証はもちろん、証明書による端末認証もサポートし、複数要素の同時チェックによるアクセスコントロールが行えることで、よりセキュアな認証の仕組みが可能なことから、これまで多くのお客様に採用され、高い評価をいただいております。

今般、販売を開始する新製品「RADIUS GUARD® S」は、従来の「RADIUS GUARD®」の機能を踏襲しつつ、管理能力とパフォーマンスを強化した製品です。

「RADIUS GUARD® S」の販売開始により認証セキュリティの強化を望む、小規模から大規模、キャリアやISPなどのサービス事業者を含む、あらゆる企業、組織のお客様へワンランク上のセキュアな認証環境の導入が可能となります。

2.「RADIUS GUARD® S」の特長

「RADIUS GUARD® S」は、認証に必要な要素を網羅したスタンダードな認証アプライアンスです。オンプレミスからクラウドまで幅広くサポートする高い認証環境の提供だけでなく、運用負荷の低減も実現しますので、安心して導入が可能です。

(1) 強化ポイント

① 小型筐体でありながら、アカウント管理数は最大20万件に拡張(従来製品は、アカウント管理数は最大5万件)

② 管理画面の強化

  • 管理者が運用で扱うアカウント管理操作をトップ画面に集約し、操作性とデザイン性を向上。
  • ユーザー、端末、証明書の管理を、各担当者別に用意された専用画面で運用が可能。

③ ユーザーツールの拡張、ゲストアカウントの容易な発行をサポート

  • ユーザー申請、端末申請、証明書申請など、利用シーンに合わせ最大15種類の申請ポリシーに対応。
    認証システムに関わる各種アカウント運用のワークフローを多様化。
  • メールによるアカウント申請をサポート。
    フリーWi-Fiなどオープンな環境で、利用者のシンプル操作でゲストアカウントの発行をサポート。

④ 外部LDAP/Active Directory®を用いた証明書発行機能を追加

  • 外部LDAP/Active Directory®のアカウント情報をもとに、証明書自動発行をサポート。
  • 管理者による「RADIUS GUARD® S」の内部アカウント登録を不要とし、管理コストを軽減。
  • 既存のアカウント情報を生かした証明書運用をサポート。

(2) 「RADIUS GUARD®」シリーズとしての基本機能

① ネットワーク認証に必要な五大機能(RADIUSサーバー、認証局(CA)、LDAPサーバー、DHCPサーバー、ワークフロー)※1をオールインワンで実現

② 全ての機能を1U(EIA規格)ラックのハーフサイズ筐体に凝縮。省スペース設置を実現

※1 五大機能

  • RADIUSサーバー
    Web、MAC、802.1Xの各認証に対応
  • 認証局(CA)
    証明書発行/証明書管理機能、PCはもちろんスマートデバイスにも対応
  • LDAPサーバー
    ユーザー管理、端末管理、認証情報管理機能
  • ワークフロー
    アカウントや証明書の申請から、承認処理、発行までワンストップで処理するワークフロー機能
  • DHCPサーバー(オプションライセンス)
    IPアドレス 5万IP払い出しと管理に対応
    ※「RADIUS GUARD® S DHCP」は標準搭載
「RADIUS GUARD® S」の外観

RADIUS GUARD® S

製品イメージ

筐体前面

製品イメージ

「RADIUS GUARD® S」の冗長構成

項目 詳細
外形寸法
(W x D x H)
200mm x 351.6mm x 42.2mm
(突起物含まず)
電源仕様 100V-240V (50/60Hz)
付属の電源ケーブルは、国内AC100V仕様
最大消費電力 72W
重量 3kg (付属物含まず)

「RADIUS GUARD® S」、本体を 2 台並べて
1U ラックサイズの省スペースのままで実現可能

「RADIUS GUARD® S」の利用イメージ

利用イメージ

「RADIUS GUARD® S」のその他ラインナップ

RADIUS GUARD® S」とあわせて、以下2製品も販売を開始いたします。

(1) 「RADIUS GUARD® S VA」(ラディウスガード エス ブイエー)

仮想サーバーで動作する仮想アプライアンス版

(2) 「RADIUS GUARD® S DHCP」(ラディウスガード エス ディーエイチシーピー)

標準で5万台のIPアドレスの管理をサポートするDHCPサーバー(従来製品での管理数は最大1万件)

※「RADIUS GUARD® S VA」は、CD-ROMメディアによる提供です。
(「RADIUS GUARD® S VA」は、VMware ® ESXi 5.1に対応しております。)

※「RADIUS GUARD® S DHCP」は、「RADIUS GUARD® S」と同一筐体での提供です。

RADIUS GUARD® S VA

RADIUS GUARD® S DHCP

3.「RADIUS GUARD® S」製品価格

「RADIUS GUARD® S」本体(200認証ライセンス搭載) ・・・ 79万円(税抜)

※上記金額に、初年度のサポート費用が別途必要です。(24時間365日保守などさまざまなメニューを用意)
※「RADIUS GUARD® S VA」、「RADIUS GUARD® S DHCP」の価格はお問い合わせください。
※SCSKでは導入設置サービス/設計サービスも用意しています。費用はお問い合わせください。

4.販売目標

2017年3月期までに、8億円 (ソフトウエア保守、各種導入サービスも含む)を目標にしています。

通信事業者、データセンター事業者、電子商取引(EC)事業者、銀行、証券、保険などの金融事業者、大学をはじめとする文教ネットワーク、機械、電子などの製造業、商社、小売などの流通事業者などを中心に、製品の販売をすすめてまいります。

5.INTEROP TOKYO 2015にて、「RADIUS GUARD® S」をご紹介

INTEROP TOKYO 2015 (会期:2015年6月10日~12日、会場:幕張メッセ)へ出展し、SCSKブース(5C04)にて、「RADIUS GUARD® S」を初めてご紹介いたします。

「RADIUS GUARD® S」の特長、メリットをデモンストレーションでご体感いただけますので、ぜひご来場ください。

INTEROP出展のご案内(SCSK ネットワーク部ブース)
https://www.scsk.jp/event/2015/20150610i_1.html 新規ウィンドウ

本件に関するお問い合わせ先

【製品に関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ITエンジニアリング事業本部 ネットワーク部
TEL:03-5859-3034
E-mail:RG-info@ml.scsk.jp

【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 西広
TEL:03-5166-1150

※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。