標準で10,000台のIT機器のIPアドレス割り当て、管理に対応
「RADIUS GUARD® DHCP」販売開始
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SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役会長兼CEO:中井戸 信英、以下SCSK)は、標準で10,000台のIT機器のIPアドレスの割り当て、管理に対応したDHCPアプライアンスサーバー「RADIUS GUARD® DHCP」(ラディウスガード ディーエイチシーピー)の販売を、2015年1月15日より開始します。
- 1.背景
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LANやインターネットによる通信において必須となるIPアドレスの割り当ては、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)により多くの企業、組織で運用されています。しかしながら現在、PCなどのIT機器の増加はもちろん、スマートデバイスやさまざまな業務デバイスのIP化も進行したことで、IPアドレス割り当てにおける管理負荷の増大や運用中のDHCP機器のパフォーマンス低下が発生しており、多くのお客様ではこれらの改善が課題となっています。
そこでSCSKでは、お客様の課題解決を目的に新たに「RADIUS GUARD® DHCP」の販売を開始します。
「RADIUS GUARD® DHCP」は、従来の認証アプライアンスサーバー「RADIUS GUARD®」の高い信頼性と高セキュリティをそのままに、DHCPサーバーとして必要な機能に特化した製品です。これまでハイエンドクラスの製品として実現可能であった機能を絞り込むことにより、従来のDHCPサーバーと比較して機能向上を実現しながらもコスト低減を実現。40%~60%程度の※低価格で提供することが可能になりました。
※SCSKの独自調査による(2015年1月現在)
- 2.「RADIUS GUARD® DHCP」の特長
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「RADIUS GUARD® DHCP」は、DHCPサーバーとして必要な機能に特化した製品です。GUIによる設定や運用を実現し、一般にDHCPサーバーでは数千台程度のIPアドレス管理しかできない製品がある中、本製品は標準で10,000台ものIT機器へのIPアドレスの割り当てをサポートした、あらゆる企業組織で安心して利用可能な製品です。
さらに機器の追加設定もGUIのメニュー上で簡単にできるだけでなく、外部のCSVファイルから一括で情報追加や、IPアドレスの払い出しルールの設定をサポートしており、現在利用しているDHCPサーバーからの設定移行や、アップグレードも簡単にできるようになっています。
「RADIUS GUARD® DHCP」は、あらゆる企業、組織で、オンプレミスからクラウド・仮想化まで幅広くサポートし、運用負荷の低減を実現します。
- 「RADIUS GUARD® DHCP」の機能ポイント
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- ハイパフォーマンスDHCPサーバー
標準で10,000 IP の払い出し、同時複数台のIPアドレスの付与要求も対応可能 - 大規模ネットワークもサポート
最大1,024 サブネット管理に対応。セグメントごとにリース情報の設定・管理をサポート - 簡単操作、運用
GUIによる操作、設定、運用をサポート。払い出しIPアドレスもMACアドレスを含め一覧で確認可能 - 企業や組織ルールによるIPアドレスの割り当て可能
サブネットごとに、MACアドレスにひも付けた固定IPアドレスの払い出しをサポート - セキュア運用を実現
登録したMACアドレス以外の端末にIPアドレスの付与をしないなど制限をサポート - さまざまなカスタム運用
特別なDHCPオプションを要求する機器へのカスタムオプションの設定をサポート - 管理端末の一括登録機能
登録した機器のみにIPアドレスを付与する場合、機器登録はCSVから一括登録が可能 - 多彩なログとレポート機能
最大30日、もしくは500,000エントリまでログを保存し、GUIで確認。外部のsyslogサーバーへの出力もサポート - 多認証サーバー機能
CA(認証局)機能とRADIUS認証機能を200ユーザー分(※)標準搭載
※オプションで50,000ユーザーまで拡張可
- ハイパフォーマンスDHCPサーバー
- 「RADIUS GUARD® DHCP」の外観
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RADIUS GUARD® DHCP 筐体前面
項目 詳細 外形寸法
(W x D x H)200mm x 350mm x 44.45mm
突起物含まず最大消費電力 56W 重量 3kg (付属物含まず) - 「RADIUS GUARD® DHCP」の機能、スペック
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機能名 スペック情報 DHCPサーバー機能 IP アドレス払い出し数 最大10,000アドレス 登録サブネット数 最大1,024 払い出し / 除外範囲設定 30範囲 / 1セグメント MACアドレスフィルタ登録 ○ IP固定払い出し / IP任意払い出し ○ / ○ 端末一括登録 / 払い出し数通知 ○ / ○ DHCPオプション機能 利用可能オプションコード 1~255 ベンダーオプション作成機能 ○ 認証機能 RADIUS認証ユーザー数 200ユーザー(オプションで50,000まで可能) LDAP認証ユーザー管理 / CA機能 ○ / ○ 冗長/バックアップ 冗長構成 / リース情報共有 ○ / ○ UPS 連動シャットダウン ○ ログ/レポート機能 内部log 最大30日 もしくは 500,000エントリ Syslog出力 / SNMP Trap出力 ○ / ○ その他 リモート管理(ブラウザ) http / https 管理者権限分割 管理者、払い出し確認ユーザー - 3.「RADIUS GUARD® DHCP」製品価格
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RADIUS GUARD® DHCP本体 ・・・ 93万円(税抜)
(DHCP 10,000IP標準サポート、認証ライセンス200ユーザー分標準搭載)
※上記金額に、初年度のサポート費用が別途必要です。(24時間365日保守など様々なメニューを用意)
※その他、SCSKでは導入設置サービス/設計サービスも用意しています。 - 4.販売目標
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2016年3月期までに、RADIUS GUARDシリーズ全体で7億円 (ソフトウエア保守、各種導入サービスも含む)を目指します。
通信事業者、データセンター事業者、電子商取引(EC)事業者、銀行、証券、保険などの金融事業者、大学をはじめとする文教ネットワーク、機械、電子などの製造業、商社、小売などの流通事業者などを中心に、製品の販売をすすめてまいります。
- 本件に関するお問い合わせ先
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【サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ITエンジニアリング事業本部 ネットワーク部
TEL:03-5859-3034
E-mail:RG-info@ml.scsk.jp【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 西広
TEL:03-5166-1150※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。