イベント・セミナー
(2021年)

<OSS X Users Meeting> #30 ~ここから広がる量子コンピュータの世界~

2021.03.17(水) 開催終了

OSS X Users Meetingは、"旬な、注目のOSS"をテーマとして、開発コミュニティの当事者とこれからOSSを学びたい人との交流・相互理解を通じて、
共に見識を高めるための勉強会シリーズです。

第30回目となる今回は”ここから広がる量子コンピュータの世界”をコンセプトに据え、
”量子アニーリングの生みの親”と呼ばれる株式会社デンソー 門脇氏や、慶応義塾大学 田中准教授といった第一人者の方々をお招きして開催いたします。

量子コンピュータの仕組みの解説から実用化にむけた現状と展望、そして量子コンピュータが社会に与える影響を
具体例(渋滞の緩和、ワクチン・新薬開発の高速化)を交えてお話し頂きますので、ぜひ皆様お誘いあわせの上、ご参加ください。


 

開催要領

主催
OSSユーザーのための勉強会 運営コミュニティ
(国立情報学研究所 吉岡 信和、法政大学 坂本 寛、株式会社スタイルズ 矢野 哲朗、SCSK株式会社 R&Dセンター)
日時
2021年3月17日(水) 13:30~18:45 (開場 13:15~)
会場
オンライン開催(Zoom Webinar)
接続URLは開催前日までにメールにてご案内いたします。
定員
700名
参加費
無料(事前登録制)

プログラム

13:30~13:40

開会、ご挨拶

吉岡 信和 氏 (国立情報学研究所 准教授)
13:40~14:25

『量子アニーリング等イジングマシンの研究開発の現状と今後の展望』

田中 宗 氏 (慶應義塾大学理工学部物理情報工学科 准教授)

量子アニーリング等イジングマシンの計算原理の概要、様々な企業や研究期間が進めているハードウェア開発、ソフトウェア開発、
アプリケーション探索の現状について課題も含めて概観し、今後の展望について講演頂きます。

14:25~15:10

『量子コンピュータハードウェアの研究開発最前線』

川畑 史郎 氏 (産業技術総合研究所新原理コンピューティング研究センター 総括研究主幹)

量子コンピュータを用いることで、機械学習など特定の数学的問題を高速に解くことが可能となります。
本講演ではハードウェアとしての量子コンピュータの解説を行います。また、実用化に向けた課題と展望についても紹介頂きます。

15:10~15:15

休憩

15:15~16:00

『Qulacsによる世界最速量子計算シミュレーション』

今井 良輔 氏 (株式会社QunaSys, Lead Engineer)

近年、量子計算機上で実行するアルゴリズムの研究開発が注目されています。その際には、ノイズのない理想的な計算環境が欠かせません。
本セミナーでは、量子計算シミュレータのOSSであるQulacsの特長と活用事例を講演頂きます。

16:00~16:45

『量子コンピュータと量子機械学習の最新トレンド』

湊 雄一郎 氏 (blueqat株式会社 代表取締役)

量子コンピュータ業界におけるHW・SWの傾向、そしてそれらを提供するクラウドサービスにおけるエコシステムや提供状況をご紹介頂きます。
さらに、活用が期待されている量子機械学習分野における手法やトレンドを講演頂きます。

16:45~16:50

休憩

16:50~17:35

『DENSOにおける量子アニーリング研究開発』

門脇 正史 氏 (株式会社デンソー AI研究部 データサイエンス研究室 量子コンピューティング研究課長)

組合せ最適化は量子コンピューティング技術の有望な応用先です。 量子の力で組合せ最適化問題を解くとは何か?
そして、最近の産業応用研究や、そこから得られた実用化までの課題と展望を紹介頂きます。

17:35~17:45

閉会、ご挨拶

SCSK株式会社 R&Dセンター
17:45~18:45

オンライン交流会

本交流会では講演者の方にも参加頂くと共に、量子コンピュータの研究をこれから始めるエンジニアに向けた、
「量子コンピュータ触ってみた」といったライトニングトークも実施いたします。
ぜひ、情報交換やネットワーキングの機会としてお気軽にご参加ください。

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お問い合わせ先

OSSユーザーのための勉強会 運営コミュニティ事務局
SCSK株式会社 R&Dセンター
E-mail:oss-seminar@ml.scsk.jp