ヤマハネットワークイノベーションフォーラム2020

2020.11.13（金） アフターレポート

新型コロナウイルス感染症拡大は、企業ネットワークにも大きな影響を及ぼしています。在宅勤務への対応やインターネットトラフィック増加の対応に追われる中、これからの働き方やオフィスの在り方に適応した企業ネットワークへの変化が求められています。

本講演では、企業ネットワークのこれまでと現在起こっている変化を、最新の市場動向やユーザー調査に基づき分析しながら、ポストコロナにおける企業ネットワークの在り方をご提案いただきました。また、2020年3月に商用サービスがスタートした5G市場や浸透が始まっているWi-Fi 6についても、最新の調査結果を交えてご紹介いただきました。

これからの「ワイヤレスファースト」時代の中において、Wi-Fi6の重要性がますます高まるとともに、5Gの活用が鍵となっていきます。また、ポストコロナの企業ネットワークでは、コロナ以前からある課題に対処しながら、DXやワークスタイル変革に対応していかなくてはなりません。さらに、ポストコロナで求められる企業ネットワーク構築のため、既存技術を十分に活用した最適化、そしてその先を見据えた大胆な変化にも恐れず挑戦することも重要となっていきます。

Withコロナでは、会社という従業員の働く場所としての枠（器）が外れ、会社や組織と一人ひとりの従業員とのつながりが大切になります。

本講演では、「テレワーク」と「オフィスワーク」が混在する「ハイブリッド型ワークスタイル」で、安心・安全かつシームレスなビジネスコミュニケーションを実現するために、企業ネットワークはどうあるべきか、ヤマハ様が考える各シーンに向けたソリューションをケースバイケースでご紹介いただきました。さらに、2020年の新製品概要とロードマップに関してもご紹介いただきました。

本セッションでは、快適なテレワークの実現に向けて、テレワーク増加に伴うネットワーク強化のポイントや、機器選定の新たな視点について解説いただきました。また、自宅からでも多拠点のネットワーク機器を監視、管理可能なヤマハ様ならではのソリューションをご紹介いただきました。

Withコロナにおいて新時代に向けた働き方へのシフトが始まるなかで、ランシステム様では、ネットワーク帯域の不足、ゼロトラストネットワークに対応したサイバーセキュリティ対策、ワークスペースの課題など、多くの課題に直面されました。

本セッションでは、ヤマハネットワーク製品を中心にさまざまなテレワークツールを活用したことで、これらの課題を解決し、快適なテレワーク環境を構築した事例をおよび構築のポイントをご紹介いただきました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により急速に変化するワークスタイルに対して、ヤマハ様が考える最適なオフィスネットワーク構成をご提案いただきました。また、一歩先を見据えたクラウドシフトのメリットとそれを支えるヤマハSD-WANソリューションについてもご紹介いただきました。

新型コロナウイルス感染症の影響下においてテレワークとオフィスワークを上手に使い分け、罹患リスクの低減を図りながら経済活動を回すため、生産性の向上を図った働き方とそれを支える企業ネットワークのあり方を見直す必要があります。働き方改革や企業ネットワークに精通した有識者の方々をお招きし、さまざまな視点から議論していただきました。

オフィス、対面を前提としたこれまでの働き方から、デジタル、オンラインなども取り入れたハイブリッドな働き方が前提となる時代になってきています。そのハイブリッド化しつつある時代のなかで重要なことは、仕事を可能な限りデジタル化し、従業員の働き方の選択肢を増やすとともにコミュニケーション方法を変革すること。さらに、より多人数とつながりやすくさまざまなコラボレーションを促進するよう、ネットワークをはじめとした環境を整備していくことも重要です。ハイブリッドな働き方を推進することで、よりスピード感があり、よりイノベーティブな発想が生まれやすい組織風土への推進にもつながっていきます。