第十二回 SCSK Designers Forum
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2015年11月25日(水)、東京・秋葉原にて、SCSK主催「第十二回 SCSK Designers Forum」を開催しました。年に一度、SCSKが注目するデジタルデザインの最新事例をご紹介し、ご好評をいただいております本セミナーは、今回で第12回を迎えることができました。謹んで御礼申し上げます。
当日は、たくさんの皆様にご来場いただき、誠にありがとうございました。
開催概要
主催 | SCSK株式会社 |
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協賛 | オートデスク株式会社、株式会社 日本HP、EIZO株式会社、株式会社ワコム、バルコ株式会社(順不同) |
日時 | 2015年11月25日(水) 13:00~18:00 |
会場 |
秋葉原UDX GALLERY
東京都千代田区外神田4-14-1 |
セミナープログラム
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13:00~13:15 開催のご挨拶
SCSK株式会社 製造エンジニアリング事業本部 デジタルデザイン部 部長 網野 広孝
フォーラムの開始に先立ち、開催のご挨拶とともに本フォーラムの概要についてご説明しました。
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13:15~14:05 講演:3Dプリンタとオープンソースによる電動義手の開発
exiii株式会社 代表 近藤 玄大 様
本講演では、「ロボティクスとデザインで日常を楽しく」をビジョンにexiii株式会社が取り組むロボット工学にもとづいたプロダクトデザインのあり方についてご紹介いただきました。あわせて、3Dプリンタとオープンソースの登場によって進化した電動義手開発の手法を、新プロトタイプ「HACKberry」の実物を手に、ご講演いただきました。
<近藤 玄大様 プロフィール>
ソフトウェアエンジニア。
東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。
2009-2010 カルフォルニア大学バークレー校に留学。 在学中はBMI、サイバネティクスの研究に従事。
2011 ソニー株式会社に入社。 ロボット研究や新規事業創出に携わる。
2014 10月よりexiii代表取締役。
2010年度日本機械学会三浦賞受賞。
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14:05~14:35 SCSK海外レポート(IMPRESS 3D 2015)&展示会場紹介
SCSK株式会社 製造エンジニアリング事業本部 デジタルデザイン部 谷澤 真
本セッションでは、海外最新レポートとして2015年11月にドイツ・ベルリンで開催されたVREDユーザーイベント「IMPRESS 3D 2015」についてご紹介しました。あわせて、当フォーラム会場での主な展示製品についてご説明しました。
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14:35~15:05 【休憩】機器展示
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15:05-16:25 スポンサーセッション: ものづくりの未来 ~Future of Making Things~
オートデスク株式会社 インダストリストラテジー&マーケティング 自動車産業 APAC インダストリマネージャー ジョン・ウォンジン様
オートデスク株式会社によるスポンサーセッションでは、「ものづくりの未来~Future of Making Things~」と題し、進化していく製造業のものづくり、工業デザインの未来、これからのデザイナーの役割について、ご講演いただきました。
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16:25-16:55 【休憩】
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16:55-17:45 講演: 潜在意識に訴えるデザインとは?
澄川伸一デザイン事務所 代表 澄川 伸一 様
本講演では、人の潜在意識に訴えるデザイン手法について解説いただくとともに、澄川様が手掛けられた数々のプロダクトをご紹介いただきました。また会場内の展示コーナーでは、プロダクトの実物を展示し、来場者の皆様にご好評いただきました。
<澄川 伸一様プロフィール>
東京都 新宿区出身
1984 千葉大学工学部 工業意匠学科卒業
1984 ソニー株式会社入社 オーディオ機器・テレビ のデザイン担当
1987 渡米 Sony America Design Center勤務 ウォークマン/ラジオなど北米向けデザイン
1991 帰国 ソニー本社デザインセンター ウォークマン、ヘッドフォンなどのデザインを担当 社長賞受賞
1991 12月ソニー株式会社を退社、30歳を機に半年間の世界一周
1992 澄川伸一デザイン事務所設立最先端の医療機器や学習教具、通信機器などのインダストリアルデザインの仕事と、感性に訴えるフォルムに特化したデザインとアートの融合領域のワークという両輪でデザインを進行中。
グッドデザイン賞審査員 ユニット長を13年歴任。
REDDOT賞、国内デザインコンペなど受賞多数。
大阪芸術大学客員教授。
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16:55-17:45 講演: The Power of Dreams 『 お客様の 夢 を かたち にする 』
株式会社本田技術研究所 二輪R&Dセンター デザイン開発室 クリエイティブダイレクター 兼 室長 三輪 幸治 様
本講演では、The Power of Dreams 『 お客様の 夢 を かたち にする 』 をテーマに掲げ、ホンダが取り組むモーターサイクル デザインについて、ご説明いただきました。あわせて、同社のデザインの考え方について、「みせる」をテーマに、動画を交えつつ、さまざまな角度からご紹介いただきました。
【三輪 幸治様 プロフィール】
福岡県 出身
九州産業大学芸術学部 デザイン学科卒業
1985 入社。ATV・OFF、スクーター、大型モーターサイクルグループでデザイン開発に従事。
1999-2005 アメリカ駐在 デザイン室マネージャーを経て、 現在、(株)本田技術研究所 二輪R&Dセンター デザイン開発室 クリエイティブダイレクター 兼 室長担当モデル
主にUS向けCRFシリーズやATV・MUVのデザインを担当。
その他、担当機種 CB500、バラデロ、VT1300CX等。
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17:45~18:00 閉会のご挨拶
製造エンジニアリング事業本部 デジタルデザイン部 部長 網野 広孝 -
展示内容 会場内の展示スペースでは、SCSKが取り扱うデジタルデザイン機器を展示し、来場者の皆様に最新ソリューションの数々を体験いただきました。あわせて講演各社によるプロダクトを展示し、ご来場者の皆様にご紹介しました。
- Autodesk 工業デザインツール 「Alias 2016」
- Autodesk ビジュアライゼーションツール 「VRED 2016」
- HP プロフェッショナルワークステーション
- EIZO ハイエンド液晶モニター 「ColorEdge CG318-4K/FlexScan EV2730Q」
- ワコム 27インチ液晶モニター一体型ペンタブレット 「Cintiq 27QHD」
- バルコ タッチコントロール装備8メガピクセルディスプレイ「LDX-8482(T)」
- ASK ネットワークアタッチアプライアンス「NVIDIA Quadro VCA」
- シリコンスタジオ レンダリングエンジン「Mizuchi」
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