【データ活用×AI】今、世界中の企業が「Databricks」を選ぶ理由とは?
これからのデータ基盤の最適解を徹底解説

2026.02.06

カテゴリー: AIデータ統合
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はじめに:AI時代のデータ基盤、そのままで大丈夫ですか?

皆様、はじめまして
「NebulaShift di」のDatabricks技術を担当しております、天野と申します。
これからよろしくお願いします。

早速ですが昨今、DX(デジタルトランスフォーメーション)や生成AIの活用が叫ばれる中、「データ活用」は企業にとって避けて通れない経営課題となりました。しかし、多くの企業様からこのようなお悩みをよく耳にします。

  • 「データウェアハウス(DWH)にデータはあるが、AI開発に使うにはデータの移動や加工が大変すぎる」
  • 「部門ごとにデータが散在(サイロ化)しており、全社的な分析ができない」
  • 「データガバナンスとセキュリティの維持が難しく、データを現場に開放できない」

もし、あなたの会社でも同様の課題をお持ちなら、その解決策は「Databricks(データブリックス)」にあるかもしれません。
本記事では、Nebulashift diの取扱製品群の1つであるDatabricksについて、なぜ今、世界中のトップ企業がこぞってDatabricksを採用しているのか。その魅力とメリット、具体的な活用事例を徹底解説します。

1.Databricksとは?「データ・インテリジェンス・プラットフォーム」という革命

Databricksを一言で表すなら、「データレイクの柔軟性と、データウェアハウスの管理・性能を兼ね備えた統合データプラットフォーム」です。これを「データ・インテリジェンス・プラットフォーム」と呼びます。

従来の課題:2つの基盤による「分断」

これまで、データ基盤は大きく2つに分かれていました。

  1. データレイク: 画像やログなど、非構造化データを安価に大量保存する場所(AI向け)
  2. データウェアハウス(DWH): 加工済みの構造化データを高速に分析する場所(BI向け)

多くの企業はこれらを並立させていましたが、結果として「データの二重管理」「データ移動のコスト」「整合性の不一致」という大きな壁にぶつかっていました。

Databricksの解決策:シンプルで強力な「統合」

Databricksは、この壁を壊しました。データは全て「データレイク」にあるままで、DWHのような高速なSQL分析も、Pythonを使った高度なAI開発も、同じデータに対して行えます。 「分析のためにデータをコピーする」という無駄な作業は、もう必要ありません。

2.導入するべき3つのメリット

なぜDatabricksが選ばれるのか。ビジネスと技術、両面からのメリットをご紹介します。

メリット①:データエンジニア、アナリスト、サイエンティストが「ワンチーム」になれる

従来の環境では、エンジニアがデータを整え、それをアナリストがSQLで集計し、サイエンティストが別の環境にデータを移してモデルを作る...というバケツリレーが発生していました。 Databricksなら、SQL、Python、R、Scalaなど、各自が得意な言語を使って、たった一つのプラットフォーム上で協業できます。これにより、データパイプラインの構築からモデルのデプロイまでのリードタイムが劇的に短縮されます。

メリット②:圧倒的なコストパフォーマンスと「オープン性」

DatabricksはオープンソースのApache Sparkを源流としており、独自の高速化エンジン「Photon」を搭載しています。これにより、大量データの処理において驚異的なスピードとコスト効率を実現します。 また、Databricksが採用しているデータ形式「Delta Lake」はオープンフォーマットです。特定のベンダーにデータがロックインされる心配がなく、将来にわたって自社の資産としてデータを保持できる点は、長期的なIT戦略において極めて重要です。

メリット③:最強のガバナンス機能「Unity Catalog」

「データを活用させたいが、セキュリティが不安」というジレンマを解決するのが、Unity Catalogです。 ファイル、テーブル、そしてAIモデルに至るまで、あらゆるデータ資産の権限を一元管理できます。「誰が、いつ、どのデータを使ったか」という監査ログ(リネージ)も自動で記録されるため、セキュリティ担当者も安心して現場にデータを開放できます。

3.業界別:Databricksのユースケース

「機能はわかったけれど、具体的にどう使えるの?」という疑問にお答えするため、代表的なユースケースを3つご紹介します。

ケース1:【製造業】IoTデータによる予知保全とリアルタイム監視

工場内のセンサーから送られてくる膨大なIoTデータ(時系列データ)。従来のリレーショナルデータベースでは処理しきれなかったこのデータを、Databricksのストリーミング機能でリアルタイムに取り込みます。

  • 活用: 機械学習モデルが振動や温度の異常をリアルタイムで検知。
  • 成果: 故障前の部品交換が可能になり、ライン停止時間を大幅に削減。歩留まりの向上を実現。

ケース2:【小売・EC】顧客360度分析とパーソナライズAI

POSデータ、Webサイトの閲覧ログ、アプリの行動履歴。これらバラバラなデータをDatabricks上で統合し、「顧客一人ひとりの行動」を時系列で完全に可視化します。

  • 活用: 統合データをもとに、AIが「次にこの顧客が欲しがる商品」を予測し、アプリやメールでレコメンド。
  • 成果: コンバージョン率(CVR)の向上と、LTV(顧客生涯価値)の最大化。マーケティング施策のROIが劇的に改善。

ケース3:【全業種共通】社内データを用いた生成AI(RAG)の構築

今最も注目されているのが、ChatGPTなどのLLM(大規模言語モデル)と、自社の社内データを組み合わせる活用法です。

  • 活用: 社内のマニュアル、議事録、製品仕様書などの非構造化データをDatabricksに取り込み、セキュアな環境でLLMと連携(RAG構築)。
  • 成果: 「社内規定について教えて」「過去のトラブル事例を検索して」と質問すると、社内データを根拠に回答してくれるAIチャットボットが完成。業務効率が飛躍的に向上。

実際にSCSKのグループ会社 ネットワンシステムズ社においても、社内QAサポートにDatabricksで構築したRAG基盤を活用している事例がございます。

4. Databricksの導入パートナーとして、SCSKが選ばれる理由

Databricksは非常に強力なプラットフォームですが、その真価を発揮するためには、「正しいアーキテクチャ設計」と「データエンジニアリングのノウハウ」が不可欠です。
弊社では、単なるライセンス販売にとどまらず、以下のようなご支援が可能です。

  • PoC(概念実証)支援: まずはスモールスタートで、貴社のデータを使って効果を検証します。
  • マイグレーション支援: 既存のオンプレミスDB,DWH環境からの移行計画を策定します。
  • 内製化支援: 最終的に貴社のメンバー自身でデータ活用を推進できるよう、ハンズオン・トレーニングやスキルトランスファーを実施します。

また、Databricks単体だけではなく、お客様のニーズに合わせてNebulashift diの他取扱製品(今後本技術ブログでもそれぞれご紹介させていただく予定です。)と組み合わせたご提案についても、SCSKなら一括で実施できます。

おわりに:データで「未来」をつくる準備はできていますか?

データは「21世紀の石油」と言われますが、原油のままでは車のガソリンにはなりません。精製(加工)し、エンジン(AI・分析)に供給して初めて価値を生みます。 そのための最高の製油所兼エンジンこそが、Databricksです。
「データはあるが活用できていない」「AI導入を進めたいが基盤がない」 そんなお悩みをお持ちの企業様、まずは一度弊社にご相談ください。あなたの会社のビジネスを変革する最初の一歩を、私たちSCSKが全力でサポートいたします。

NebulaShift di・データ統合基盤導入サービス

担当者紹介

SCSK株式会社ITインフラ・ソフトウェア事業本部データ・ミドルウェア部 天野 恭兵
担当者名
天野 恭兵
所属
SCSK株式会社
ITインフラ・ソフトウェア事業本部
データ・ミドルウェア部
コメント
Databricksを中心に、データ活用に関するBI、AI製品についてプリセールス及びエンジニア業務を担当。

記載されている製品/サービス名称、社名、ロゴマークなどは該当する各社の商標または登録商標です。

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