年商500億円以上の大手企業向けアンケート調査から見えた
基幹システムの課題と今後の展望
ERP/基幹システムは財務会計、受発注管理、販売管理、生産管理、在庫管理など、その名のとおり企業活動の根幹を支えているシステムであり、業務を効率的に管理・遂行するために不可欠な経営基盤です。
しかし事業を取り巻く環境は時代とともに大きく変化しており、ERP/基幹システムも長年にわたる運用の中でレガシー化していくことは避けられません。
現在、各企業のERP/基幹システムの導入状況はどうなっているのか、そこにどんな課題が顕在化しているのか、そして今後に向けてどんな戦略や構想を描いているのかを明らかにすべく、SCSKでは大手企業を対象としてERP/基幹システムの導入・利活用に関するアンケート調査を実施しました。
その調査結果を分析し、今後のERP/基幹システムを中心とした企業システムのあり方を考察したレポートは以下のボタンからダウンロード可能です。
アンケート調査実施概要
1 調査の目的 | 事業会社様における基幹システムの導入状況や利用実態を把握することで、 将来のIT投資を考える企業様の検討の一助となるような示唆を得ること |
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2 調査の対象 | SCSK株式会社のメルマガ会員のうち、年商500億以上の企業にお勤めの方 |
3 調査方法 | メールによるアンケートの配布・回収 |
4 調査期間 | 2024年2月28日~2024年3月7日 |
5 回収状況 | 有効回答数 204社 279件 |
6 調査項目 | ① 基幹システム導入状況 ② ERP導入状況 ③ SAP ERPの「2027年問題」の対応状況 ④ 基幹システムの課題 ⑤ 基幹システムの運用・保守課題 ⑥ 中長期的なIT投資テーマ |
レポート内容 PickUP
圧倒的なシェアを誇るSAP
- 全体の48%がERPとしてSAPを採用
特に製造業での採用率が高い - 年商1,000億円超の大手企業では、事業領域の広さ、
グローバル展開の観点から50%以上がSAPを採用

SAP ERPの「2027年問題」対応状況
- 65%がバージョンアップ/製品切替含め対応しており、
全く検討していない企業は21%にとどまった - アンケート結果から考えられる2027年問題への対応が進まない
理由とは?

現行基幹システムの課題とは?
回答(複数選択) | 全体 | 該当者 | 割合 |
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システム間連携が不十分 | 279 | 125 | 45% |
データの利活用が上手くできていない | 279 | 120 | 43% |
多重入力/情報分散/属人化した業務がある | 279 | 76 | 27% |
業務プロセスが標準化できない | 279 | 65 | 23% |
ライセンス/保守料金が高い | 279 | 56 | 20% |
処理が重い、表示が遅い | 279 | 58 | 21% |
バージョンアップがスムーズにできない | 279 | 50 | 18% |
その他 | 279 | 32 | 11% |
セキュリティが不十分 | 279 | 15 | 5% |
- 40%以上のお客様が「システム間連携」や「データの利活用」について課題を感じている
- アンケート結果から考えられるシステム部門と利用部門の意識の違いとは?
これらの詳細や、基幹システムに関する運用・保守の課題、中長期的なIT投資テーマに関するアンケート結果と考察は、以下のボタンからダウンロード可能です。
レポートダウンロードSCSKでは、基幹システムに関連し、ERP/BI/DWH/財務会計/資産管理/人事・給与/グローバルシステムなど、多様な業種・業態にマッチしたシステムを提供しています。
また、SAP ERPの2027年問題の対策として、単にSAP S/4HANAへ移行するだけでなく、SAPを活かしたデータ活用基盤の構築や、生成AI活用などを通じて、DX推進を後押しするサポートも行っています。
ERP/基幹システムに関する課題や、新たな構想をお持ちであれば、是非とも一緒に取り組ませてください。SCSKへのお声掛けを、いつでもお待ちしています。
