PROJECT vol.3
綾野 鉄朗

次世代の車載システムとは? 未来を見すえた開発に邁進

綾野 鉄朗モビリティシステム第一事業本部
QINeSサービスセンター部(取材時)

入社10年目の綾野は、車載ソフトウェアを支えるソリューション、『QINeS(R)(クインズ)』の研究・開発を担当。いわば、次世代の車の基盤作りを担っている。「100年に一度の改革」と言われるほどの変革期を迎えた自動車業界。その最先端を走る綾野は、車の“これから”をこう説明してくれた。
「従来の車の機能は、『走る・曲がる・止まる』の3つ。しかし今後は、自動運転や、車が外部の通信とつながる「コネクテッド」、車が周囲の情報をドライバーに伝えるADAS(先進運転支援システム)といった、ソフトウェアの部分が大きくなってくる。これは、産業構造そのものが変わるほどの大きな変化です」。ハードウェアと共にソフトウェアも重要になる時代に、自動車メーカーにとっても、SCSKとタッグを組む意義は大きい。「次世代の車載システムは、どうあるべきか」について、自動車メーカーとともに考え、開発し、近未来での実用化へ向けて前進していく。これが、綾野のミッションだ。車の変化は、「空想する未来」ではなく、「絶対に起こる近未来」であるだけに、綾野らの開発に寄せられる期待も高まっている。

開発において、苦労と面白さは表裏一体。「次世代のシステムやアーキテクチャがどうあるべきなのか、今は誰にもわからない。その状態から、私たちは、自動車メーカーやサプライヤーと議論し、進むべき道を見つけていくわけです」。
試行錯誤を繰り返しながら、理解を深めていく日々。例えば、通信方式一つをとっても、車外との通信はどうするか、センサーやカメラなどの複数のシステム間の連携方式を統一できないか。複雑化していく “車の中”について、ソフトウェアの観点から考えるべきことは多い。
そして、考える対象が、「今」というより「近未来」であるのも特徴的だ。「自動車業界というのは独特な開発サイクルで、だいたい4年後の自動車モデルを開発している。そうなると、私たちも、4年後のハードウェアの進化を見越してソフトウェアの開発を行わなければならない。つまり、“今すぐに満たせるものではなくても、4年後には実現できるアーキテクチャ”を考えるということです」。車の数年先を想像しながらシステムを作っていく。これこそが、難しくもあり、面白くもあるところ。まさに「未来を見すえた開発」といえるだろう。

SCSKは、いわば“総合大学”。
実践しながら学びとる姿勢を大切に

自身の歩みについて、「車載の開発に携わった当初は何もわからなかった」と語る綾野。さらに就活生へのアドバイスを聞くと、「SCSKは、“総合大学”みたいなもの」という面白い答えが返ってきた。「事業部や部署ごとに、金融、流通、製造など、何でも手掛けている会社。だからぜひ、様々な部署の社員と話してみて、仕事への興味を見つけたり、この人たちと働きたいと感じたりしてほしい」。自分で実践しながら学び取っていく、その姿勢は、就職活動はもちろん、入社後の活躍にもつながっていくものと言えそうだ。

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