第4回 障害発生通知 (2/5)

技術特集

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2)アクションの種類

アクションで何を実行するかですが、アクションの設定では、

  • メッセージの送信
  • リモートコマンド

を選択することができます。

zbx_action_type

そして、メッセージの送信に関しては、Zabbix上で「メディア」と呼ばれる設定内に登録されているメッセージ送信方法のいずれかを利用してメッセージを送信することができます。
デフォルトでは、メディアとして、

  • Email
  • Jabber
  • SMS

が用意されています。

zbx_action_medias

Emailというのは、SMTPを利用してメールを送信する機能です。
Jabberというのは、Jabberという規格に対応したメッセージ通知方法で、ショートメッセージを送信します。
SMSに関しては、日本国内では対応したサービスが提供されていないのですが、日本国内で携帯電話でやり取りできるSMSと同様のサービスを利用してメッセージを送信することができます。

日本国内であれば、メール送信であるEmailを選択する場合が多いでしょう。

後で説明しますが、メディアには、独自のスクリプトを登録することができるので、他の方法でメッセージを送信することもできます。

リモートコマンドに関しては、

などが用意されていて、それぞれの手段に合わせて設定された項目を実行することができます。

カスタムスクリプトに関しては、Zabbixサーバ上で実行することもできますし、Zabbixエージェント側で実行させることもできます。

例えば、カスタムスクリプトを利用して、警子ちゃんのようなパトランプを点灯させたり、障害が発生しているサービスを再起動するためのコマンドを実行するというようなことも設定可能です。