ローカル5G無線局免許取得及び実証実験の開始について ～オールインワン型ローカル5G基地局のプロトタイプを開発～

国内においてローカル5Gが制度化され、企業独自のローカル5Gネットワークの構築が可能になっております。また、技術面では、5Gネットワークの相互接続に向けた規格の標準化（オープン化）、仮想化、モジュール化といった取り組みがワールドワイドで進められています。

オールインワン型ローカル5Gの構成イメージ

• オールインワン：
  通信に必要な基地局機能や通信コアだけでなく、5Gアプリケーションを構築するMECも含めた構成としており、ローカル5Gの利用において求められる主要な機能を一体型で実現しています。
• 高い拡張性：
  ローカル5G専用の機器を必要とせず、汎用的なIAサーバー上への構築を可能としています。また、オールインワン型でありながら、一部のコンポーネントをクラウドと組み合わせて利用できるなど、柔軟なローカル5G環境の実現が可能です。
  さらに、通信コアへの通信監視機能の組み込みなどのカスタマイズやMEC上への5Gアプリケーションの構築も容易に対応できます。

• コンテナ技術や仮想マシン、仮想スイッチなどの仮想化技術を取り入れ、基地局シェアリング設備をはじめとするさまざまな5G関連ハードウェアとの相互接続性を、弊社ローカル5G環境にて検証してまいります。
• マイクロソフト社製HoloLensをはじめとするさまざまなHMDを用い、リモートでの作業支援、教育支援、コミュニケーション支援がおこなえるXR（クロス・リアリティ）アプリなど、ローカル5Gに有効なアプリケーションの開発を進めてまいります。