Salesforceのアプリケーション開発にDevOps機能を提供開始 ~DevOpsサービス「DevCond.」をバージョンアップ~
2021年12月24日(金)
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者:谷原 徹、以下 SCSK)は、開発生産性と品質の向上を支援するDevOpsサービス「DevCond.(デブコンド)」のバージョンアップ版を提供いたします。今回のバージョンアップにより、Salesforceアプリケーションの開発プロジェクトへDevOps機能を提供し、開発プロセスの高度化を支援します。
1. 背景
昨今、ビジネスの環境変化に合わせて、システム環境もより一層迅速性、かつ柔軟性が求められています。アプリケーションの改修頻度が増し、開発スピードの向上と品質の確保の両立が課題となっております。これはSalesforceアプリケーション開発の現場においても、このような課題は無視できないものとなっております。
SCSKでは、昨年より提供している「DevCond.」をバージョンアップし、従来のスクラッチ開発のみならず、Salesforceアプリケーション開発サイクルにも適用しやすい形で1月11日から提供いたします。
【DevCond.でのSalesforce開発】
ソース形式メタデータを利用した開発モデルイメージ
2. バージョンアップのポイント
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(1)Salesforce DXアプリケーション開発手法へのスムーズな移行をサポート
- ソースコードリポジトリによるコンフリクト防止とソースコードの一元管理
- CI機能を活用した自動ビルド、テスト、デプロイ
- 同梱されるパイプライン処理のサンプルやサンプルアプリケーションによる導入スピードアップ
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(2)静的解析や回帰試験の導入によるアプリケーション品質向上をサポート
- Apexソースコードの静的解析や回帰試験を実施可能な環境
3. 導入効果
- (1)リリース作業の生産性 : 約30%改善
CI機能導入による自動化で生産性が向上 - (2)モジュールのリリース準備にかかる作業時間(変更セット作成) : 最短0分まで短縮
バージョン管理ツールとジョブ管理による自動化で作業時間を大幅に削減
- ※上記の効果は、弊社環境での事例であり、実際の環境では異なる場合がございます。
4. 今後の展開
システム開発における開発生産性と品質を向上するツールとしてお役立ていただけるよう、他の機能を有する製品・サービスとの連携を通じ、プロジェクト可視化サービス、運用基盤サービス、コミュニケーション基盤サービスなど、さらなる機能強化を予定しています。
SCSKは、DevOps活用による開発サイクルの仕組み化でお客様のビジネスに貢献します。
5. 「DevCond.」について
「DevCond.」は、開発生産性と品質向上を支援するクラウド提供型DevOpsサービスで、以下のような特徴を持ちます。
- (1)既存環境への適応
お客様が導入されているシステムや業務フロー、運用ルールを大幅に変更することなくDevOpsサービスを利用できます。また既存環境にも柔軟に対応し、構成の変更が可能です。 - (2)迅速な導入
クラウド上に構成したDevOps環境を活用し、お客様はすぐに利用できます。 - (3)プラクティスの適用
継続的なビルド、デリバリーなどのDevOpsプラクティスの適用が可能です。 - (4)レポート・モニタリング
開発の進捗状況や品質に関わるさまざまな指標を可視化できるレポートを提供します。
また、各サーバーリソースの状況やエラーログなどを収集して可視化することで問題個所の早期発見を実現できます。
本件に関する
お問い合わせ先
製品・サービスに関する
お問い合わせ先
SCSK株式会社
産業事業グループ
通信・公共システム事業本部
通信システム第一部
DevCond.担当
E-mail:devcond-info@scsk.jp
報道関係
お問い合わせ先
SCSK株式会社
企画本部 広報部 須田
TEL:03-5166-1473
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