プレスリリース
(2021年)

沖縄県とSCSK株式会社が
「首里城復興におけるDX推進に関する連携協定」を締結

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2021年6月1日(火)

沖縄県
SCSK株式会社

沖縄県とSCSK株式会社は、首里城復興基本計画に基づき、相互の有する資源の効果的な活用と、緊密な連携及び協力により、首里城公園及び周辺地域においてデジタル技術を活用した新しいまちづくりの推進に寄与することを目的とし、「首里城復興におけるDX推進に関する連携協定」を締結いたしました。

左:SCSK株式会社 代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者 谷原 徹、右:沖縄県 玉城 デニー 知事

左:SCSK株式会社 代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者 谷原 徹
右:沖縄県 玉城 デニー 知事

「首里城復興におけるDX推進に関する連携協定」オンラインでの調印の様子

「首里城復興におけるDX推進に関する連携協定」
オンラインでの調印の様子

1. 連携協定の概要

首里城復興において、AIやIoTなどの最新デジタル技術を活用することで、来訪者の満足度向上や、地域交通渋滞の改善、ニューノーマルに対応した観光施設の運用など、首里城公園及び周辺地域の更なる魅力の向上や、暮らしと観光の両立したまちづくりの実現などの課題解決を通し、地域社会への貢献に取り組んでいきます。

2. SCSK株式会社の企業概要

本社
東京都江東区豊洲
代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者
谷原 徹
業務内容
ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップで提供
グループで国内50拠点、海外9拠点に展開
備考
浦添市城間にSCSKグループ沖縄オフィス(仮称)を2021年秋オープン予定
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)
    デジタル技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革すること。

3. 連携協定取組内容

  項目 構想(検討)中の主な取組 概要
1 首里城公園及び周辺地域のさらなる魅力の向上 目的地型(点)から周遊型(面)へのシフトを促す仕組み作りによる観光資源有効活用
⇒地域経済貢献/観光体験向上
SNSの投稿内容等からユーザーの嗜好をAIで分析するとともに、IoT機器から取得した天候や混雑状況等の情報も連動させ、首里城公園内及び周辺の観光資源の情報を提供し、周遊を促す。
2 暮らしと観光が両立したまちづくり 観光客(観光事業者)の自発的行動変容を促す仕掛けづくりによる渋滞・駐車場問題の解消
⇒地域・観光客の満足度向上
駐車場や公園内施設におけるカメラ設置等により駐車場や施設の混雑状況を見える化するとともに、前出の周遊を促す仕組みと連動した分散化による渋滞等交通課題の解決を行うことで、利用客の満足度向上及び地域経済貢献を図る。
3 ニューノーマルにおける新たな観光施設のありかたの実現 「新しい生活様式」に則った観光施設・イベント運営の実現
⇒観光客への安心・安全の提供/受入れ観光地側の対策負荷低減
体温検知に加えて、AI画像解析による体調不良行動及び密状態の検知を行うことで、イベント・施設の安全性を評価し、安心・安全なイベント実施及び施設運用を行い、イベント運営の省力化・低コスト化を図る。
4 歴史を体現できる都市空間の創出 景観形成や建造物復元による歴史的風致の向上と、歴史に関するデジタルコンテンツの融合
⇒魅力的な歴史まちづくり実現
景観や建造物のAI画像認識技術とAR技術を活用し、実際に目にしている光景にまつわる歴史に関するコンテンツを提供することで、リアルとバーチャルが融合したより魅力的な歴史まちづくりを実現する。
5 段階的整備、見せる復興に関すること 段階的整備状況のデジタル技術を活用した発信による「見せる復興」
⇒適切な情報発信によるリピート需要創出
点在する観光資源や徐々に整備が進む周辺地域の情報を、項目1の仕組みと組み合わせて提供。段階的整備によって変化する姿をコンテンツ化し、いつ来ても新たな発見があるリピート需要を産む情報発信を行う。
6 その他、地域活性化の促進、地域社会への貢献等に関すること 産官学および地域による「共創」の場作り
⇒双方向コミュニケーション、共創による地域課題への取り組み
2021年11月開所予定のSCSKグループ新拠点への共創エリア設置と、同エリアにおける首里城復興、周辺地域のまちづくりとDX(デジタル技術)に関する展示、セミナー、イベント等を実施する。

本件に関する
お問い合わせ先

お問い合わせ先

沖縄県 土木建築部 都市公園課
首里城復興整備担当 主幹 中本
TEL:098-866-2035
SCSK株式会社
ビジネスデザイングループ統括本部
事業モデル開発室 室長 川端
TEL:03-5166-1150