社会起業家の課題解決を支援する社会貢献活動「ちょこサポ(SCSKちょこっとサポート)」がNPO法人エンリッチを支援しました
2020年06月22日(月)
「ちょこサポ (SCSKちょこっとサポート)」とは
「ちょこサポ」は、社会起業家やNPOをサポートするプロボノ活動(職務上のスキルや専門的知識・経験を活かしたボランティア活動)です。ITのエキスパートである当社社員メンバーでプロジェクトチームを構成し、IT業務の領域において、社会起業家や非営利団体のニーズに沿った事業支援を行っています。
当社社員にとってこのプロジェクトでの経験は、社会課題の解決に取り組む志を持った社会起業家や非営利団体の方々のお考えに触れることで自らの仕事への向き合い方や取り組み方を見つめる機会となるとともに、ITの力で課題を解決できることを実感しITの社会的意義について考える学びの機会となっています。
支援先について
現代の高齢社会において両親の高齢化や家族を持たない単身の熟年者は年々増加しています。
自覚症状のないまま成人病に起因する病で突然倒れそのまま何日も発見されないケースや孤独死してしまうケースも急増しています。
高齢者を対象とした見守りサービスは数多く存在していますが、まだまだ働き盛りの社会人に対しての「もしも」を守るものはまだ多くはありません。今後顕在化する社会課題に向かって、誰もが使用しているITツールを使い高齢者・単身者を見守る仕組みづくりを行っています。
支援先の抱えていた課題
- 1. サービス利用者の要望を知りたい
どのような思いでサービスを利用しているか、会員に意見を聞いて運用に活かしたい! - 2. 生産性や効率をもっと高めたい
非営利団体向けの無償サービスを活用したい! - 3. 特に行政への認知度を向上させたい
行政や自治体に説明に行ったときに訴求できる資料を作りたい!
ちょこサポの支援成果
-
1. サービス利用者の要望を知りたい
- 利用者アンケートをGoogle Formを使用し作成、利用者の声をピックアップ
- アンケート作成時のマニュアルを作成し、可視化
-
2. 生産性や効率をもっと高めたい
- Google for Nonprofitsを活用し、Google Ad Grantsにより広告掲載を開始
- G Suite for Nonprofitsをスタートし、今回の取り組みのアウトップトを共有する場所として活用
-
3. 特に行政への認知度を向上させたい
- スプレッドシートを基にグラフや表を作成するGoogle App Sprictを利用し、行政・自治体への訴求資料として活用
エンリッチ様からのコメント
世の中にこれから必要なサービスですが、その対象となる人たち自身が必要性に気づいていない。
テーマは、「客観的な視点に立ちIT技術によって既存の利用者の声を拾い、持っている課題やニーズを集めて、まだ知らない方にどう認知いただくか」でした。
ちょこサポの支援によって、今まで知らなかったことや気づかなかったこと、団体だけでは解決できない問題に対し実務レベルでの支援と利用者目線での意見や提案に多くのことを学ばせていただきました。
協力いただいた技術者の方々は、単にリクエストに対する作業をするということではなく、ご自身の友人などからも協力いただき、皆団体スタッフと同じような立ち位置で親身になって考え、より良くするための提案と、結果に対して妥協することなく取り組んでくださいました。
また、システム化された仕組みを作っていただけたのでサポート終了後も団体自ら応用したり拡張して利用することができるのも大きな利点となりました。
今回、このちょこサポによってご支援いただいたことに大変感謝しております。
代表理事 紺野 功様
お問い合わせ先
本件に関する
お問い合わせ先
SCSK株式会社
経営企画・広報・サステナビリティ推進グループ
サステナビリティ推進部
E-mail:CSR.SP@scsk.jp