IT協会主催「2020年度(第38回)IT賞」
IT奨励賞(コラボレーション領域)を受賞
2020年11月27日(金)
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者:谷原 徹、以下 SCSK)は、公益社団法人 企業情報化協会(以下 IT協会)主催の「2020年度(第38回)IT賞」でIT奨励賞(コラボレーション領域)を受賞しました。
1. 「IT賞」について
IT賞は、わが国の産業界ならびに行政機関などの業務における事業創造、効果的ビジネスモデルの構築・促進、生産性向上等、“ITを高度に活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い成果を挙げた企業、団体、機関および個人に対して、公益社団法人企業情報化協会が授与するものです。
SCSKは、2020年度IT賞において、「DevOpsへのITIL適合事例~エンタープライズに整合するDevOps運用を目指して~」と題した取り組み事例でIT奨励賞(コラボレーション領域)を受賞しました。
2. 主な評価ポイント
近年、ビジネス環境の変化スピードが増しており、顧客ニーズの変化へ迅速に対応するため、開発と運用が連携して開発を進める「DevOps」を導入するケースが増えております。しかし、DevOpsの原則とプラクティスは、エンタープライズのオンプレミスやウォーターフォール、およびシステム監査を前提とする既存の運用プロセスに適合しないという課題が発生します。
このような課題に対し、SCSKは既存のITIL V3の運用プロセスの実現とDevOpsのシームレスな融合に向けた運用体制の検討を進め、次の機能を実現しました。
- アジャイル開発のために導入したJira Softwareを独自にカスタマイズし、ITILの運用プロセスを実装。アジャイル開発管理と同一ツールで運用プロセスを提供することで、運用プロセスとアジャイル開発のバックログのシームレスな連携を実現し、DevOpsの導入課題となるDev(開発)とOps(運用)の壁を排除
- 関係者同一のロケーションによる体制を基本とし、現場を理解するアジャイル体制の責任者を承認範囲として調整。チャットやメールへのリアルタイムな連動(通知)を実装するとともに、特権ユーザーのパスワード払い出しを、チャットボットの機能を利用して無人化/自動化することにより、定型業務における承認者の負荷を軽減しながらIT統制を強化
- Jira Softwareで運用プロセスを構築することにより、カンバンボードによる運用活動の可視化を提供。誰が/どのタスクを/どのようなステータスで対応しているか、一目で把握できる状態を作り出し、自己組織化によるコラボレーションを向上
- 変更管理チケットの承認/クローズと連動し、本番環境のデプロイ権限の付与/剥奪を自動化。開発の敏捷性を維持しながらIT統制を向上
こうした取り組みに対して、IT協会から次の評価をいただきました。
- SIerとしてDevOpsの発展事例で、先進的なアプローチでコラボレーションを活かした開発手法を取り組んでいる
- アジャイル開発のスピードを低下させることなくIT統制のプロセスを拡充、イノベーション開発に必要な「短納期、高回転、適正価格」に寄与
関連情報
IT協会のニュースリリース:https://www.jiit.or.jp/im/award.html
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