社会起業家の課題解決を支援する社会貢献活動「ちょこサポ+(SCSKちょこっとサポートぷらす)」が東京里山開拓団を支援しました
2019年10月31日(木)
「ちょこサポ+ (SCSKちょこっとサポートぷらす)」とは
ITのエキスパートである当社社員と、さまざまな企業で勤務する多様な専門性を持つ社外のメンバーでプロジェクトチームを構成し、ITやIT以外の業務領域において、社会起業家のニーズに沿った事業支援を行っています。
当社社員にとってさまざまな業種のメンバーとの共同プロジェクトの経験は、日常業務では得難い経験となり大いなる学びの機会となっています。
今回の支援先(東京里山開拓団様)について
今回支援したNPO法人東京里山開拓団( 以下、東京里山開拓団)は、東京にある使われなくなり荒れたままの山林と、都市社会のひずみのなかで家庭に居場所をもてない子どもたちをつなぎ、環境保全と社会福祉の実現を目指し活動しています。児童養護施設などの子どもたちとともに、東京都八王子市美山町の荒れた山林を開拓し、自然の恵みの活用を通じ、現代社会の抱える課題の克服に挑むとともに、ふるさとづくりをボランティアで推進しています。




支援先の抱えていた課題
一時的な企業からの寄付に頼っており、次年度の活動資金の調達ができていない
団体が環境保全・社会貢献活動を続けながら、活動内容の拡大を図るためには、継続的な支援が必要
ちょこサポ+の支援
- 東京里山開拓団の「相互支援/コラボレーション」活動のコンセプトを整理して「里山研修」を事業化することにより支援企業を募って、継続的な資金調達が実現できるようにする。
具体的な支援ポイント
- 1. 提案資料の作成
- 2. 支援企業向けの研修内容検討
- 3. 相互支援・コラボに向けた企業・団体への営業活動
支援先について
東京里山開拓団様からのコメント

東京里山開拓団の運営資金は助成金頼みとなっており、将来にわたって活動が継続できるかという不安をずっと抱いていました。できれば自分たちの力で活動資金を捻出したいと、里山で企業の方の意識向上・メンタル改善を促す「里山体験研修事業」の立ち上げを企画しましたが、肝心の参加企業が見つかっていない状況でした。
そこで、本ちょこサポ+のご支援のなかでは、参加メンバーが毎週集まって意見交換を重ね、自発的に自分のつながりを生かして、企業に社員研修のニーズを聞きに行ったり、企業の社会貢献部門へのプレゼンの機会を作ってくれたり、自社の社会貢献支援制度への採用を働きかけたりしてくれました。
そして、12月には実際にSCSK社員から広く参加募集して里山体験研修プログラムを体験いただき、その有効性を検証することにもなりました。この取り組みでは、児童養護施設の卒業生が運営アルバイトとして参加することで自立支援も目指します。
SCSKの皆様のおかげで、全国の荒れた山林を再生する社会モデルにもなりうる第一歩が踏み出せます。改めましてご支援に心より深く感謝しております。
代表 堀崎 茂様
参加社員の感想

東京里山開拓団の皆さんは、里山開拓活動と里山を活用した児童養護施設の子どもたちとの交流といった、環境保全×社会福祉の、2つの側面からアプローチをされている非常に興味深い団体でした。
今回のちょこサポ+の活動では、結成された11名のメンバーと共に、企業に東京里山開拓団の活動支援をしてもらえるような仕組み作りと、企業への支援依頼、意見聴取のアプローチを行いました。
これは今後の活動の財源確保を目的に里山の新しい活用方法を考えるとともに、児童養護施設の子どもたちのふるさととなっている里山をこれからも守っていきたい、という東京里山開拓団の皆さんの強い意思を感じました。
また、支援をいただく企業に何か還元したいという堀崎さんの想いを実現するため、支援を募るアプローチと同時に、企業向けの里山を活用したイベントも企画しました。
12月にはまず第一弾としてSCSKにて、里山開拓イベントの実施が決定しています。
ちょこサポ+での活動の中では、代表の堀崎さんをはじめ、官庁で働く方、広告代理店で働く方、ヨガインストラクターの方、アパレルで働く方など、普段関わることができないようなさまざまな方と意見を交わすことができました。
今回の活動を通して、私は本当に周囲から学びを与えてもらうばかりでした。
今後は、もっと自分自身も周囲の力になれるよう、自身の能力を磨くとともに、さまざまなことに挑戦し続けたいと思います。
銀行ソリューション第二部 敦井 志保
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サステナビリティ推進部
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