社会起業家の課題解決を支援する社会貢献活動「ちょこサポ(SCSKちょこっとサポート)」がJEEFを支援しました
2019年5月24日(金)
「ちょこサポ (SCSKちょこっとサポート)」とは
「ちょこサポ」は、社会起業家やNPOをサポートするプロボノ活動(職務上のスキルや専門的知識・経験を活かしたボランティア活動)です。ITのエキスパートである当社社員メンバーでプロジェクトチームを構成し、IT業務の領域において、社会起業家や非営利団体のニーズに沿った事業支援を行っています。
当社社員にとってこのプロジェクトでの経験は、社会課題の解決に取り組む志を持った社会起業家や非営利団体の方々の生き方に触れることで自らの仕事への向き合い方や取り組み方を見つめる機会となるとともに、ITの力で課題を解決できることを実感しITの社会的意義について考える学びの機会となっています。
今回の支援先(JEEF様)について
今回支援した「公益社団法人 日本環境教育フォーラム」(Japan Environmental Education Forum : JEEF、以下 JEEF)は、国内外で環境教育を推進する団体や個人を会員にもち、環境教育によって持続可能な社会の実現を目指すNGOです。『自然体験を通した環境教育』を実践し、“自ら課題を見つけ、学び、考えて行動できる子どもたち”を育てることで持続可能な社会の実現を目指すとともに、環境教育を実践する団体や個人と協働しながら「環境教育の普及・啓発」「環境教育を推進する指導者の養成」「途上国への環境教育支援」などの事業に取り組み、SDGsの達成に向けて活動しています。




支援先の抱えていた課題
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(1)ホームページ、SNS、メルマガ、機関誌などを使った効率的な情報発信の設計
- ホームページはあるが閲覧数が伸び悩んでいる
- メルマガや機関誌などを効果的に発信するとともに、ホームページにSEO対策を行い必要な人に情報を伝えたい
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(2)Salesforceによる業務改善
- 職員によって使用レベルに差がある
- 全職員がSalesforceを活用して、顧客への定期的なアプローチや、イベント参加者のフォローアップをできるようにしたい
ちょこサポの支援
Salesforceをより活用することで、会員や開催イベント参加者希望者など、情報閲覧者の利便性を向上するとともにJEEFの業務を効率化し、中長期的なファンのさらなる増加と、会員数および寄付額の拡大につなげる。
具体的な支援ポイント
- (1)業務の可視化
業務分野別に担当者の業務フローを作成することで、業務全体を可視化し、業務を整理。 - (2)ITを高度化し、業務を標準化・効率化
業務システムの中で利用している機能をチェックし、オブジェクト構成、項目の見直しを実施。
職員の誰もが活用できるように、さらなる項目の見直しを行うとともに、表示レイアウトを修正。
支援先について
JEEF様からのコメント

私は今回「ちょこサポ」に参加させていただいてよかったことを集約すると次の3点だと思います。
第1は業務フローの作成です。十分でない資金、ギリギリの要員体制で業務を行っているNGOにとっては日頃やりたいと思っていてもやれないことがたくさんあります。今回JEEFの事業をプロジェクトチームのメンバーに知っていただくために4つの代表的なプログラムの業務フローをつくることができました。組織外の方とのプロジェクトだったからこそできたことです。
第2は職員によって使用レベルに差のあったSalesforceが極めて高いITスキルを持つ貴社プロジェクトメンバーのおかげで飛躍的に使いやすいシステムにカスタマイズされ、業務効率化の基盤が整備されたことです。改善されたシステムを徹底活用して具体的な成果に結び付け、貴社にご報告することを楽しみにしています。
第3は、これが一番重要だと思いますが、社会課題の解決に高い志を持つ貴社の素晴しい人材とともにプロジェクトで仕事ができたことです。特に若手のJEEF職員は大きな刺激を受け、3カ月間で見違えるほど成長しました。彼らにはこの貴重な経験を活かしてJEEFの発展に貢献してもらいたいと考えています。
3カ月間という短い期間でしたが、極めて密度の高いプロジェクトができたことを心から感謝しています。本当にありがとうございました。
理事・事務局長 瀬尾 隆史様
参加社員の感想

今回、JEEF様とのプロジェクトで感じたのは、社会を良くしていくために大切なのは、やはり「人」であるということです。
自然体験を通した環境教育で、「人と自然」「人と人」「人と社会」をつないでいるJEEF様は、国内外に環境教育を推進し、特別な価値を提供し続けています。
そんなJEEF様にとって、システムはあくまでも道具、武器でしかありません。
活動に、夢と使命を持って取り組まれている姿を拝見し、人だから感じる温かさと一体感、仲間を尊重する大切さ、人と人が直接向き合うからこそ生まれる化学反応を感じることができました。
今回、一緒に取り組んだ3カ月はあっという間でしたが、1人では実現できない成果と成長があり、フラットなチームで取り組めたからこその収穫を実感しています。
あらためて「なぜシステムが必要なのか」「なぜシステムで良くしたいのか」を見つめ直し、これから本当に必要なシステムは何なのかを考える素晴らしい機会をいただくことができました。
環境教育によって持続可能な社会の実現を目指すJEEF様にとって、日々を少しでも支える武器に強化できていたら幸いです。
JEEF様の活動がさらに発展することを、今後も応援しています。
流通・メディア第五事業本部
WEB・CRMサービス部 梶 明日香
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