プレスリリース
(2019年)

株式会社ジェーシービーのIT統制活動支援を実施
~Salesforce導入・利活用における最適化を実現し、営業支援システムをリリース~

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2019年12月9日(月)

SCSK株式会社

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者:谷原 徹、以下 SCSK)は、株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長:浜川 一郎、以下 JCB)のSalesforce導入におけるIT統制活動支援を実施し、2019年10月に営業支援システム※1を本番稼働したことをお知らせします。

  • ※1 営業支援システム : 営業向けの顧客管理システム。顧客情報や商談情報などの営業活動に関わる情報をデータ化して活用することで、営業の生産性を上げ効率化を進めることを目的とする。「SFA(Sales Force Automation)」とも呼ぶ。

1. 背景

昨今、多くの企業でクラウドサービスの活用が推進され、金融機関をはじめとする各企業でのSalesforceの利用ニーズが非常に高まっています。JCBにおいても「システム開発の高速化」のひとつの手段として、システム部門がSalesforceの導入検討を開始する一方で、既に一部のユーザー部門では導入・拡大を検討していました。また、システム部門およびリスク管理部門では、今後各部門が独自にSalesforceシステムの構築・拡大することによって生じる潜在的なリスクに対して統制ルールの作成に着手・検討をしていました。

このたびSCSKはJCBが保有する開発標準ルールをもとにSalesforceに対応した統制ルール作成を支援し、JCB社内で安全・安心にSalesforceを導入するためのIT統制活動をJCBと協業で推進しました。

2. IT統制活動の目的と特長

作成した統制ルールを実案件に適用することで統制ルールの妥当性を評価・改善しました。また、統制ルールに基づき「適合性評価」「リスク評価」「セキュリティー対策の評価」を実施し、各案件で統制ルールに沿った適切なSalesforceの導入を行っているかの確認・チェックをしていくことにより、Salesforce導入時のITガバナンスを確立するよう努めました。

【適合性評価】

Salesforce導入の標準プロセスを一元化し、要求定義・要件定義工程段階で業務要件や案件特性に対するSalesforceの適合性を評価することで、過度なプログラミング開発を抑制しコスト低減を図ります。

【リスク評価】

各案件の難易度を把握し、Salesforce導入におけるリスクの高低を評価することで、開発方針の策定や設計品質の担保を図ります。高リスク案件についてはシステム部門が案件を推進し、低リスク案件についてはユーザー部門が推進している案件をシステム部門がモニタリングすることで品質を担保します。

【セキュリティー対策の評価】

クラウドサービス導入の観点で、外部からの不正アクセスや内部不正などに対するセキュリティー対策が施された設計かどうかを評価することで、Salesforce上に格納された重要情報に関しての情報漏洩リスクを排除します。

図:セキュリティー対策の評価

3. IT統制活動の成果

このたびSCSKは、この活動を経てJCBの営業支援システムの導入を実施し、2019年10月より本番稼働に至りました。統制ルール施行前に開発した案件と比較するとプログラミング開発の割合を約半分に削減し、Salesforceを導入する上で遵守すべきルール項目についても確実に準拠することができました。

また、統制ルールの適用により、ITガバナンスの維持強化を実現し、低コストかつ高品質なSalesforce案件の導入を可能としました。

4. 今後のサービス展開

同様の課題に直面しているお客様へ向けて、IT統制活動の支援サービスを提供していきます。新規にSalesforce導入を検討中のお客様だけでなく、既にSalesforceを導入されているお客様にも適応可能で、範囲・期間についてもご相談に応じて柔軟に提供いたします。

株式会社ジェーシービーについて

JCBは日本で唯一の国際カードブランドとして、世界を舞台にさまざまな事業を展開しています。総会員数(国内&海外)は約1億3千万人、年間取扱高は32兆6,759億円の規模となっております(2019年3月末日現在)。JCBの詳細は https://www.global.jcb/をご覧ください。

本件に関する
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製品・サービスに関する
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SCSK株式会社
AMO第二事業本部 フロントサービス部
E-mail:solution-marketing.sp@scsk.jp

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SCSK株式会社
広報部 高野
TEL:03-5166-1150

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