プレスリリース
(2019年)

八十二銀行および中京銀行にて、マネー・ロンダリング対策の
顧客管理システム「BankSavior ScoreBoard」を運用開始

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2019年9月27日(金)

SCSK株式会社

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者:谷原 徹、以下 SCSK)は、株式会社八十二銀行(本社:長野県長野市、頭取:湯本 昭一、以下 八十二銀行)および株式会社中京銀行(本社:愛知県名古屋市、頭取:永井 涼、以下 中京銀行)の計2行に対し、マネー・ロンダリング(資金洗浄)対策(以下 AML)の一環として、顧客管理(Know Your Customer:KYC)システムである「BankSavior ScoreBoard (バンクセイバースコアボード)」の導入を完了し、2019年8月から運用されております。

「BankSavior ScoreBoard」は、SCSKが提供するAMLシステム「BankSavior®シリーズ」のひとつであり、顧客情報を一元管理し、AMLリスクの格付・スコアリングを行うとともに、継続的な顧客管理を支援する機能を提供します。

1. 背景

金融活動作業部会(FATF)による第4次対日相互審査を目前に控え、金融機関においてはマネー・ロンダリングやテロ資金供与への対策強化が大きな課題となっています。金融庁より公表された「マネー・ロンダリングおよびテロ資金供与対策に関するガイドライン」においても、AML強化には、顧客のリスクを特定・評価し、リスクに見合った低減措置を講ずること(いわゆるリスクベース・アプローチ)が不可欠であると記載されており、リスクベース・アプローチの根幹となる顧客のリスク評価および継続的な管理は、最重要課題の一つとなっています。

2. 「BankSavior ScoreBoard」採用のポイント

八十二銀行および中京銀行では、顧客のリスク評価システムの導入検討を進めておりました。その中で、 SCSKが提供する顧客管理システム「BankSavior ScoreBoard」について、データ登録の柔軟なインターフェース、すでに運用中の「BankSavior(取引モニタリング)」との連携によるAMLへの有用性に加え、導入時における業務支援が整備されていることを高く評価いただき、このたびの採用に至りました。

3. 「BankSavior ScoreBoard」の特長・機能

4. 「BankSavior®シリーズ」の概要

金融機関におけるAMLに必要となる機能を提供しているSCSKオリジナルのパッケージです。

「BankSavior ScoreBoard」の他に以下2製品があります。

取引モニタリング「BankSavior」

SCSKが2004年から開発を続けてきたルール判定機能を中核とし、日本の商慣習を反映させたトランザクション(取引)モニタリングシステムです。

銀行をはじめとする金融機関61行に採用されており、AMLシステムとしては業界内において高いシェアを占めています。ATM入出金、ネット取引といった取引データと顧客情報などから疑わしい取引のモニタリングを実現するとともに、疑わしい取引の届出に関する事務処理の支援機能により、金融不正取引の検知から報告に至る一連の業務を支援します。

フィルタリング「BankSavior Filter」

反社会的勢力、経済制裁対象者、各国政府関係者や公的要人(PEPs)など、複数のリストを一括照合するフィルタリングシステムです。

フィルタリングエンジンには、国内金融機関にて多数稼働実績のあるリネア社の「Pursuer」の後継エンジンを採用し、あいまい検索などAML対策に必要な機能を提供します。

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金融システム第一事業本部
銀行ソリューション第二部 営業課
大上・遊佐
TEL:03-5859-3887
E-mail:fbsm-all@ml.scsk.jp

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TEL:03-5166-1150

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