プレスリリース
(2019年)

クラウドサービス「USiZEシェアードモデル」の基盤にアクティフィオを採用 データ仮想化により、DevOpsや事業継続への対応を強化

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2019年9月2日(月)

SCSK株式会社

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者:谷原 徹、以下 SCSK)は、DevOpsや事業継続を強化するための手段として、提供するクラウドサービス「USiZE(ユーサイズ)シェアードモデル」の基盤にアクティフィオ(アクティフィオ ジャパン株式会社、東京都千代田区、代表社長:勝俣 正起、以下 アクティフィオ社)のデータ仮想化ソリューションを採用しました。これにより、柔軟な開発/テスト環境、DR(ディザスタリカバリ)サイトの構築や効率的なデータ利活用が可能となります。SCSKはお客様の安心・安全かつスピーディーなビジネス展開を支援いたします。

1. 背景

デジタルトランスフォーメーションによる爆発的なデータ増加が進む中、従来のデータ保全を目的としたデータのバックアップ/リストアに加えて、データの加工による価値創出、災害や有事への対応における速やかなDR対応、DevOpsによる高品質かつスピーディーなITサービスの提供、その前提となるシステムのクラウドリフトなどが求められた結果、データの管理・運用には多くの工数やコストが費やされています。

SCSKは関東・関西圏のデータセンターでクラウドサービス「USiZEシェアードモデル」を展開していますが、これらの課題やリクエストへ迅速に対応すべく、今回、グローバル企業として3,600社を超える導入実績を有するアクティフィオ社の物理アプライアンス「Actifio CDS(アクティフィオ シーディーエス)」を採用しました。

2. サービスの特長

さまざまな環境に点在するシステムやデータを集約し、柔軟かつコスト効率の高い事業継続を実現します。

  • (1)オンプレミス連携・マイグレーション
    オンプレミス上のサーバーに仮想アプライアンス「Actifio Sky(アクティフィオ スカイ)」を導入し、USiZEシェアードモデル上のActifio CDSと連携することで、USiZEシェアードモデルへのバックアップやDRサイトを構築することができます。また、USiZEシェアードモデルへのマイグレーションも可能です。
  • (2)マルチクラウド連携
    パブリッククラウド上のサーバーにActifio Skyを導入し、USiZEシェアードモデル上のActifio CDSと連携することで、本番システムのデータをパブリッククラウド上でリストアするといったマルチクラウド間でのデータ連携が可能になります。データはActifioアプライアンス間で重複除外しながら転送されるため、ネットワーク帯域を節約することができます。
  • (3)仮想マシン単位でのDRと切り戻しの実現
    災害時は、バックアップした仮想マシン単位のイメージをDRサイトへ転送し、リカバリのプロセスを自動化できます。お客様単位、仮想マシン単位での即時DR発動と、DRサイトからの切り戻しを実現します。

3. 今後のサービス展開

集約したデータの利活用により、短期間で品質の高いITサービスの開発と市場への投入を実現します。

  • (1)データマスキングの自動化
    本番データの最新イメージを元に、データのマスキングを自動化できます。新しいアプリケーションを開発する際に必要となるテストデータの作成や準備にかかる時間や手間を大幅に削減することで、開発・テストサイクルの短縮と安全な作業を実現します。
  • (2)柔軟な開発・テスト用データベース環境構築
    各種データベースに対応した仮想コピーマウントからデータベースリカバリ処理、起動までをワンクリックで実行できる自動化機能を実装しました。これにより、アプリケーションの開発者はデータベース管理者の手を煩わせることなく、任意のタイミングでデータベースの利用が可能となります。
  • (3)カスタマーポータルの提供
    ご契約のお客様に対し、クラウドサービスを快適に利用いただくためのカスタマーポータルを提供します。

(イメージ図)

(イメージ図)

アクティフィオ社からのエンドースメント

経験と実績のあるSCSK様のクラウドサービス「USiZE」において、今後そのサービス基盤として多くのお客様にアクティフィオのデータ仮想化ソリューションをご活用いただけることを大変喜ばしく思います。

アクティフィオは2009年の創業以降、特に昨今オンプレ/マルチクラウド環境におけるデータ保護とその利活用が、企業競争力向上の為に益々求められていると感じます。今回、両社の経験、技術・スキルから実現した機能やサービスをご利用いただくことで、データの利活用をより一層促進し、それによりお客様のビジネススピード促進に貢献できることを期待しています。

アクティフィオ ジャパン株式会社
代表社長 勝俣 正起

アクティフィオ社について

アクティフィオ社は、マルチクラウド・コピーデータ管理ソフトウェアの先駆者です。世界中に3,600を超える顧客を抱え、組織がデータを仮想化してどこでも即座に利活用できるようにします。特許取得済みのVirtual Data Pipeline™※テクノロジーを活用したエンタープライズクラスのソフトウェアプラットフォームであるアクティフィオ社は、ハイブリッド、パブリック、マルチクラウド戦略の採用を加速し、高品質のアプリケーションをより迅速に構築し、ビジネスの回復力と可用性を向上させます。詳細については、Actifiio.comにアクセスするか、Twitterで@Actifioをフォローしてください。

URL:https://www.actifio.com/jp/

※データを基盤インフラから切り離すことで、障害からの回復力やビジネスの俊敏性を高め、クラウド移行の容易性を実現する
アクティフィオ社の仮想データパイプライン技術

本件に関する
お問い合わせ先

製品・サービスに関する
お問い合わせ先

SCSK株式会社
netXデータセンター事業本部 クラウドサービス部 小林
E-mail:usize-info@ml.scsk.jp

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お問い合わせ先

SCSK株式会社
広報部 後藤
TEL:03-5166-1150

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