安心安全にMicrosoft Azureを活用するノウハウをまとめた
「クラウドリファレンスキット for Azure」ガイドラインを提供開始 ～ITガバナンス強化と導入スピード向上を両立～

1. 背景

デジタル・トランスフォーメーション（DX）を支えるため、企業のIT環境にも大きな変革が求められる中、クラウドサービスの活用が加速しています。一方、クラウドサービスの浸透により、ITリソースの調達が容易となったことで、各事業部門が独自のルールで構築したシステムの乱立を招き、情報漏えいなど企業のセキュリティリスクが増大しています。

このような課題を解決するために、企業が安心安全にMicrosoft Azureを活用するためのサービス「クラウドリファレンスキット for Azure」のうち、これまでのMicrosoft Azure構築・運用を手がけてきたノウハウをまとめたガイドラインと、Microsoft Azureの運用設定を自動化するツールの提供を開始します。このサービスにより、お客様の迅速かつ安心安全なクラウド導入とITガバナンスの維持強化を実現します。

2. 概要

「クラウドリファレンスキット for Azure」は、「Azure利用ガイドライン」「Azureインフラ自動化ツール」および「Azure標準運用ツール」の3つで構成されます。

【Azure利用ガイドライン】

これまで50案件以上のMicrosoft Azure構築・運用を手がけてきたSCSKが蓄積してきたノウハウをベースに、Microsoft Azureの設計・構築・運用の推奨方式をまとめたドキュメントです。

ガバナンスが効いたシステム設計を支援

システム稼働率/用途別の構成デザインパターンや、ネットワークやセキュリティ、命名規則などのインフラ設計方針を網羅。

設計・構築・運用開始期間の短縮を実現

Microsoft Azure固有のルールを可視化し、Microsoft Azure利用における勘所や、利用開始当初に陥ることの多い落とし穴を可視化。

インフラ技術者が陥りやすいポイントをサポート

PaaSから発展してきたMicrosoft Azureのサービス特性を踏まえた上で、Microsoft Azure特有の用語を一般的な表現に変換。

Azure利用ガイドラインのサンプル

【Azure標準運用ツール】

ネットワークやバックアップ、監視などMicrosoft Azure運用設定を自動化するスクリプト群です。設定ミスの削減や品質の一定化が図れます。
今後、ガイドラインに沿ってインフラが実装されているかをチェックする継続的なセキュリティ監査機能を追加予定です。

今後リリース予定のサービスは、以下の通りです。

【Azureインフラ自動化ツール】

ガイドラインに対応したMicrosoft Azureのデザインパターンのテンプレートです。テンプレートにより、自動的に標準化されたシステムが構築されます。システム構成を標準化しておくことで、システム構築期間の短縮と品質の統一が図れます。

3. 価格

月額　5万円（税別）

• ※1年間の最低利用期間あり
• ※「クラウドリファレンスキット for Azure」は、「USiZE パブリッククラウドモデル（Microsoft Azure）」をご契約のお客様がご利用いただけます。

4. SCSKのAzureサービス

SCSKのMicrosoft Azureサービス「USiZEパブリッククラウドモデル（Microsoft Azure）」は、Microsoft Azureの活用に役立つサービスを取り揃えています。お客様は、お得にかつ便利にMicrosoft Azureをご利用いただけます。

「USiZEパブリッククラウドモデル（Microsoft Azure）」サービス一覧

SCSKは、日本マイクロソフト の認定パートナー（Goldコンピテンシー）です。

日本マイクロソフト様からのエンドースメント

日本マイクロソフトは、SCSK様のクラウドリファレンスキット for Azureの提供開始を心より歓迎いたします。
クラウド利用拡大の課題となっているセキュリティや運用管理を、長年にわたるクラウドインテグレーションの経験と実績を踏まえてサービス化いただき、クラウドリファレンスキット for Azureによって、複雑化する企業のクラウドコンピューティング環境においてMicrosoft Azureの利活用がより一層進むことを期待します。

今後も、日本マイクロソフトはSCSK様と共に、お客様のデジタル・トランスフォーメーションの成功に貢献してまいります。

日本マイクロソフト株式会社
執行役員
パートナー事業本部
パートナービジネス統括本部
統括本部長 金古 毅