お知らせ
(2018年)

 
2018.11.09(金)
SCSK株式会社

ちょこサポ+
社会起業家の課題解決を支援する社会貢献活動
「ちょこサポ+(SCSKちょこっとサポートぷらす)」が
NPO法人両育わーるどを支援しました

「ちょこサポ+ (SCSKちょこっとサポートぷらす)」とは

ITのエキスパートである当社社員と、さまざまな企業で勤務する多様な専門性を持つ社外のメンバーでプロジェクトチームを構成し、ITやIT以外の業務領域において、社会起業家やNPOのニーズに沿った事業支援を行っています。

当社社員にとってさまざまな業種のメンバーとの共同プロジェクトの経験は、日常業務では得難い経験となり大いなる学びの機会となっています。

今回の支援先(両育わーるど様)について

今回支援したNPO法人 両育わーるど(以下、両育わーるど)は、「知的・発達障がい児と関わる人がともに学び合う、『両育』のある社会」を目指して、互いに学び合える社会づくりや、活き活きと社会生活を送るための支援活動を行っています。「両育」とは、医療的な配慮のもと教育を行う「療育」を語源とした造語で、こどもだけが成長するのではなく、関わるおとなも真剣に向き合い、試行錯誤することで結果として学び、成長できるという概念を表す言葉です。両育わーるどでは、障がいがあっても障がいがなくても、誰もが自分らしく生きられる社会の実現に取り組んでいます。

支援先の抱えていた課題と、解決策について

両育わーるどでは、障がいのある人とその関係者を取り巻く社会環境を改善し彼らが活き活きと社会生活を送るための支援活動として、世の中の多様性を知り、みんなにとって居心地のいいユニバーサルな社会をつくることを目的とした「THINK UNIVERSALプロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトのPR活動として、ポスターの制作、障がいや疾患を疑似体験するツール「THINK BOX」を使ったワークショップの実施などを行っていますが、今後の展開として、企業との連携に向けた営業戦略や、活動を拡げるにあたってのPR戦略について検討していました。

そこで今回のちょこサポ+では、「THINK BOX」を活用した企業用研修プログラムおよび企業向け営業ツールの作成と、SNSを活用した情報発信についての支援を行いました。活動には、SCSK社員2名と社外からのメンバー2名の計4名が参加し、3カ月間にわたって取り組みました。

「ちょこサポ+」1
「ちょこサポ+」2
「ちょこサポ+」3
「ちょこサポ+」4

支援先について

支援先 NPO法人両育わーるど
事業内容
  1. 1. 交流事業 市民へ発達障がいに関する啓蒙活動を行い市民が互いに学びあえる社会づくりに寄与
  2. 2. 支援事業 障がい児者とその関係者並びに福祉施設の支援
  3. 3. アドボカシー活動 障がい児者とその関係者を取り巻く社会環境を改善し彼らが活き活きと社会生活を送る支援
NPO法人両育わーるど http://ryoiku.org/ 新規ウィンドウ
Think Universal http://think-universal.org/ 新規ウィンドウ

NPO法人二枚目の名刺について

NPO法人二枚目の名刺(以下、二枚目の名刺)は、本業での1枚目の名刺のほかに、組織の枠を越えて新しい社会を創ることに取り組む「二枚目な社会人」を増やすことを推進する団体です。

ちょこサポ+は、二枚目の名刺がサポートする新しい社会を創ることを目指す団体(NPOなど)の、 ITやIT以外の業務領域において課題を解決するプロボノ活動(職務上のスキルや専門的知識・経験を活かしたボランティア活動)で、チームビルディングやスコープの設定支援、ミーティングファシリテーションといった、取り組みの推進を二枚目の名刺が行います。

URL:http://nimaime.com/ 新規ウィンドウ

NPO法人両育わーるど様からのコメント

このたびは、ご支援ありがとうございました。

両育わーるどが実施してきた両育体験等の活動や想いなどを再確認できました。その中で今後団体としてどうなっていきたいのかを考えるきっかけになりました。

我々の活動は社会や企業などにとって大変価値あるものだと思っているのですが、社会にその良さを伝えられていないなと今回のプロジェクトで痛感しました。その為、プロジェクトメンバーの方々には、どのようにして企業等に活動の価値を提案していけるかを本当に悩ませてしまったと思いますが、今回このプロジェクトを通して徐々に言葉にしていけるようになりました。

視野が広がる貴重なサポートに心から感謝しています。

NPO法人両育わーるど
理事長 星野 勝太様

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参加社員の感想

私は、障がい・重度疾患を持たない多くの人に、より気軽に障がい・重度疾患を知ってもらう、という両育わーるど様のTHINK UNIVERSALプロジェクトの活動趣旨に非常に共感し、この支援プロジェクトに参加しました。

価値のある活動ではありますが、この活動を続けるには、継続的に活動資金を確保するために、サポート企業を探し続ける必要がありました。

私たちは、THINK UNIVERSALプロジェクトの主要なコンテンツであるTHINK BOXワークショップ(障がいの疑似体験をするのと同時に、障がいを支える人の体験をするもの)を大企業向け・ダイバーシティ促進研修として提供することを提案しました。これは、ワークショップの提供価値と企業の研修ニーズとが合致するものを提供できれば、企業側から資金拠出をいただけるのではとの分析の結果の結論です。

この提案に沿って、ワークショップの評価アンケートを作成、トライアルのワークショップを実施、興味を持ってもらう企業に向けて数値で可視化された価値を提示できるようにしました。

私たちがこの活動を支援したことで、少しでも多くの人に障がい・重度疾患の存在を認知してもらうことに貢献できたらうれしく思います。

SCSK株式会社
情報システムグループ
IT企画部 谷岡 英典

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