日立製作所が製造原価シミュレーションに「aPriori」を導入
~「最適設計」実現を目指し、日立グループ内への普及を推進~
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SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者:谷原 徹、以下 SCSK)は、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、代表執行役 執行役社長兼CEO:東原 敏昭、以下 日立)が、2017年4月に製造原価シミュレーション「aPriori(アプリオリ)」を導入し、日立グループ内への普及と本格稼働を目指して、SCSKと共にプロジェクトを進めていることをお知らせします。
- 1. 背景
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日立では、各種製品の開発製造に用いる素材、部品などの選定・調達を行うにあたって、エンジニアリング視点に基づくコストの作り込みやコスト査定、品質確保、納期短縮などのため自主開発したコストシミュレータを使用し、原価企画やバリューエンジニアリングを行ってきました。しかしながら、より多くの購入品について高いコスト査定力が求められる現在、既存コストシミュレータの機能拡張や新たなコストシミュレータを自主開発するには、開発期間とコストに対する課題があるため、このたび新たに市販品シミュレータを導入することを決定し、「aPriori」を選定しました。
日立グループ内では、すでに医療機器において板金加工品を対象に運用が始まっているほか、自動車部品分野などでも活用に向けたプロジェクトが進められています。
- 2. 「aPriori」の機能・特徴
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「aPriori」は、3次元CADモデルデータを直接読み込み、形状の特性、材料、製造場所、製造プロセスなどさまざまな要因を考慮したコスト計算を自動で行うことができるソフトウエアです。
- (1)3DCADとの高い親和性
3Dソリッドモデルを読み込み、最適な製造原価を素早く算出 - (2)自動設定される最適な製造プロセス
専門知識を持たない部門スタッフでも幅広く活用することが可能 - (3)aPriori VPE(仮想製造環境 年2回更新)
常に最新の原価データ・製造工程データを算出結果に反映 - (4)対応領域
製造業の主要工法に対応
【対応可能な工法】
板金加工、樹脂成形、切削加工、砂型鋳造、ダイカスト、鍛造、積層造形、棒管材加工、粉末冶金、表面処理、熱処理、ワイヤーハーネス、PCBAなど
- (1)3DCADとの高い親和性
- 本件に関するお問い合わせ先
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【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
解析ソリューション第二部 岩橋
TEL:03-5859-3012
E-mail:apriori-info@ml.scsk.jp【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 栗岡
TEL:03-5166-1150
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