IPS(不正侵入防御システム)を用いたマネージドセキュリティサービス
「USiZEセキュリティ監視サービス(IPS)」を提供開始
~SCSKクラウドサービス「USiZEシェアードモデル」のセキュリティサービスを強化~
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SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:谷原 徹、以下SCSK)は、お客様のシステムにおけるセキュリティ対策を強化するため、SCSKクラウドサービス「USiZE(ユーサイズ)シェアードモデル」にIPS(不正侵入防御装置)を用いたマネージドセキュリティサービス「USiZEセキュリティ監視サービス(IPS)」を9月12日から提供開始します。
- 1.背景
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経営判断にスピードが求められる昨今、それを実現する手段としてクラウドサービスの利用が急激に増加しています。また、その利用形態もハイブリッドモデルやマルチクラウドモデルなど多様化している一方、SDN※1、マイクロセグメンテーション※2といった技術が導入され、ネットワーク設計や運用なども高度化しています。
これにともないクラウドサービスもセキュリティの担保や管理が難しくなっていることが大きな課題です。
このような課題を解決するため、SCSKはSaaSやクラウドサービスを安全かつ安心して利用いただけるセキュリティサービスを提供しています。先般発表したCASB※3サービスに続き、今回はIPSを用いてクラウド上にある情報資産をゲートウェイで監視するマネージドセキュリティサービス「USiZEセキュリティ監視サービス(IPS)」を提供開始します。今後も、マイクロセグメンテーションを意識した、MDR※4やCWPP※5といったセキュリティサービスの開始を予定しています。
- ※1 SDN:Software Defined Network
ネットワークをソフトウェアで制御する概念。 - ※2 マイクロセグメンテーション
不正アクセスが発生した際に、攻撃者による侵入の拡大と被害を限定するために企業内部のネットワークを可能な限り小さく区分する技術。 - ※3 CASB : Cloud Access Security Broker
企業が利用する複数のクラウドサービスに対し、認証/シングルサインオンやアクセス制御、データ暗号化、ログ取得、マルウェア対策など、一貫したセキュリティポリシーを適用するクラウドサービス。 - ※4 MDR:Managed Detection and Response
エンドポイントでの不正な挙動の検知と検知後の即時遮断や感染後の対応を支援するサービス。 - ※5 CWPP:Cloud Workload Protection Platform
プライベート、パブリッククラウドを含むあらゆるシステムを、単一のコンソールとセキュリティポリシーによって統合的に管理、保護する基盤。
- ※1 SDN:Software Defined Network
- 2.「USiZEセキュリティ監視サービス(IPS)」の概要
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Check Point Software Technologies Ltd.(チェック・ポイント社)とSCSKが共同開発した仮想セキュリティ・ゲートウェイサービス「Check Point vSEC Virtual Edition (以下Check Point vSEC VE)月額課金モデル」にSCSKセキュリティオペレーションセンターを組み合わせ、不正侵入検知・防御とセキュリティ監視、仮想セキュリティ・ゲートウェイ(IPS)※の運用を24時間365日で提供します。
※仮想セキュリティ・ゲートウェイの機能のうちIPSの機能に限ります。
- 3.「USiZEセキュリティ監視サービス(IPS)」の特長
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本サービスの特長は以下の通りです。
- ①新たに仮想セキュリティ・ゲートウェイ(IPS)を購入いただく必要はありません。
(冗長構成2台分の仮想セキュリティ・ゲートウェイ利用料金がサービス費用に含まれます) - ②仮想セキュリティ・ゲートウェイ(IPS)をSCSKが24時間365日セキュリティイベント監視を行います。
- ③仮想セキュリティ・ゲートウェイ(IPS)のシステム運用・障害対応をSCSKが代行します。
- ④SCSKセキュリティオペレーションセンターにてセキュリティイベントを分析し、具体的なアドバイスまで支援します。(オプションサービス)
※本サービスは「USiZEシェアードモデル(千葉)」の利用を前提としています。
「USiZEセキュリティ監視サービス(IPS)」の提供イメージ
- ①新たに仮想セキュリティ・ゲートウェイ(IPS)を購入いただく必要はありません。
- 4.価格
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インターネットの帯域(10Mbps~30MBps)の監視 300,000円/月 インターネットの帯域(100Mbps~300MBps)の監視 400,000円/月 インターネットの帯域(~1GBps)の監視 500,000円/月 ※初期費用は別途お見積りとなります。
- 5.販売目標
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2020年3月末までに、200社へのサービス提供を目指します。
- 「USiZE」について
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SCSKの豊富なSI経験やノウハウをベースに、お客様のIT基盤最適化を実現するクラウドサービスです。
- ①業務特性を考慮し、複数のクラウドモデルを適材適所にデザインします
- ②システムライフサイクルにおけるすべてのフェーズをサポートします
- ③クラウドの特長を活かした高信頼アウトソーシングを提供します
- 「Check Point vSEC VE 月額課金モデル」について
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高度なセキュリティ機能がオール・イン・ワンされた仮想セキュリティ・ゲートウェイを月額課金で提供するサービスです。
- ①豊富な実績を持つ「Check Point vSEC VE」を1ライセンスから月額課金で利用できます。
- ②アンチウィルス、不正侵入防御システム(IPS)、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)、サンドボックス、ファイル無害化など多数の機能を提供できます。
- ③仮想環境に最適化されたアーキテクチャでハイパフォーマンスを発揮します。
URL : http://www.scsk.jp/product/common/checkpoint/
- 本件に関するお問い合わせ先
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【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
netXデータセンター事業本部 セキュリティサービス部 井戸川、矢野
TEL : 03-5166-1764
E-mail : sys-info@ml.scsk.jp【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 栗岡
TEL : 03-5166-1150 -
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