クラウドの安全な利用を実現するセキュリティサービスを提供開始
~クラウド利用ポリシー策定コンサルティング、CASBの導入・運用支援サービスに「Netskope」を活用~
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SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長執行役員:谷原 徹、以下SCSK)は、Netskope, Inc.(本社:米国カリフォルニア州ロスアルトス、CEO:Sanjay Beri)のクラウドの安全な利用を実現するCASB(キャスビー)※「Netskope(ネットスコープ)」を活用したセキュリティサービスを4月4日から提供開始します。SCSKは、企業のクラウド利用ポリシーを策定するコンサルティングからCASBの効率的な導入と効果的な運用支援までワンストップで提供し、安全なクラウドサービス利用を実現します。
※CASB : Cloud Access Security Broker
企業が利用する複数のクラウドサービスに対し、認証/シングルサインオンやアクセス制御、データ暗号化、ログ取得、マルウェア対策など、一貫したセキュリティポリシーを適用するクラウドサービスを指す。 - 1.背景
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IT人材、セキュリティー人材不足の問題が深刻化し、このような技術者の人件費の高騰、人材の流出が予測される一方で、多くの企業がさまざまなクラウドサービスを利用する動きが加速しています。しかし、クラウドサービスは外出先やテレワークの環境、モバイル端末からも利用できることから、企業は従業員が使用するクラウドサービスを把握することが困難です。現在特に、従業員が勝手に好ましくないクラウドサービスを利用するシャドーITが問題視されています。また、許可しているクラウドサービスであっても、どういった情報やデータがやり取りされているかまで把握できないため、クラウドサービスを利用するリスクを正確に評価できません。
クラウドサービスの普及が日本より進んでいる米国では、企業のクラウドサービス利用におけるITガバナンスとセキュリティーの課題を解決するCASBが、クラウドサービスの普及を後押ししています。CASBはクラウドサービスとの通信を可視化し、利用状況の監視やアクセス制御といった機能を提供します。
このたびSCSKは、CASB市場におけるワールドワイドのリーディングカンパニーNetskope社の「Netskope」を活用したセキュリティサービスの提供を開始することで、企業の安全なクラウドサービス利用を実現します。
- 2.「Netskope」の概要
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SCSKは企業の安全なクラウドサービス利用を実現するべく、CASB関連の技術・サービスを開発・販売し、米国で評価の高いCASBベンダーであるNetskope社の「Netskope」を提供開始します。
「Netskope」は、CASBに求められる機能を網羅的に実現できるクラウドサービスです。シャドーITを含む、すべてのクラウドサービスとの通信を可視化、監視、制御し、機密文書の流出を検知、防御できます。また、指定した複数のクラウドサービスの利用を単一のポリシーで制御することも可能です。
- 3.「Netskope」の特長
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「Netskope」は社内からだけでなく、モバイル端末やスマートフォンを使った社外からのクラウドサービス利用に対してもセキュリティポリシーを適応し、以下の対策が可能です。
- 機能① : シャドーITを含む、すべてのクラウドサービスとの通信を可視化、監視、制御
クラウドサービスの利用状況を可視化するだけでなく、ポリシーに適合しない利用を監視し、利用する内容を制御します。また、許可されていないクラウドサービスへのアクセスを回避します。 - 機能② : 機密文書の流出を検知、防御
クラウドサービスにアップロードされる文書に含まれるキーワードを検知します。キーワードは日本語にも対応しています。ファイルの種類に応じた情報漏えい対策設定が可能です。 - 機能③ : 指定した複数のクラウドサービスの利用を単一のポリシーで制御
許可したクラウドサービスを従業員に利用させるポリシーを一元管理し、適応させることができます。また、適応させるポリシーはクラウドサービスごとにカスタマイズすることも可能です。
- 機能① : シャドーITを含む、すべてのクラウドサービスとの通信を可視化、監視、制御
- 4.SCSKが「Netskope」を提供する強み
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CASBの導入は企業のクラウドサービス利用に関する共通のポリシー策定といったコンサルティング、シングルサインオンなどの認証統合基盤との連携、情報漏えいが疑われる事象が発生した際の対応といったセキュリティー運用が必要になります。ITシステムやセキュリティーの分野で知識、経験が豊富なSCSKは、コンサルティングから導入、運用までワンストップでサービスを提供します。
CASBは、SCSKのクラウドサービス「USiZE(ユーサイズ)」をご利用のお客様にはもちろんのこと、SCSK以外が提供するすべてのクラウドサービスを利用しているお客様にも提供可能です。
- 5.価格
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1,000ユーザー利用の場合、1ユーザー年間 6,000円~(税別)
※詳細は個別見積になります
- 6.販売目標
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2020年までに、「Netskope」を活用したCASB関連ビジネスで10億円の売り上げを見込みます。
- エンドースメント
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NetskopeはSCSKと提携し、CASBサービスを日本市場にお届けできることを光栄に思います。私達の目標は、日本のお客様がクラウドサービスを安全に活用して従業員の生産性を向上させ、クラウド内のデータセキュリティを確保することです。
SCSKは、これまでセキュリティサービスを日本市場で提供してきたブランド力と実績があり、日本のお客様に素晴らしいサポートを提供していると確信しています。さらにNetskopeのクラウドセキュリティサービスはSCSKの既存サービスのポートフォリオを補完するもので、既存のお客様も含め私達のサービスを提供できることを歓迎します。
Netskope, Inc.
Chief Executive Officer
Sanjay Beri - Netskope, Inc. について
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Netskope社は、2012年に設立されたCASB市場におけるワールドワイドのリーディングカンパニーです。豊富な導入実績(2016年末時点で300社)を持ち、シェアを拡大し続けています。米国ガートナー社からは「『Netskope』のようなCASBが情報保護の分野において最重要であり、今後伸びるテクノロジーである」との評価を受けています。
- 「USiZE」について
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SCSKの豊富なSI経験やノウハウをベースに、お客様のIT基盤最適化を実現するクラウドサービスです。
- ① 業務特性を考慮し、複数のクラウドモデルを適材適所にデザインします
- ② システムライフサイクルにおけるすべてのフェーズをサポートします
- ③ クラウドの特長を活かした高信頼アウトソーシングを提供します
- 本件に関するお問い合わせ先
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【製品に関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
netXデータセンター事業本部 セキュリティサービス部 長尾、松村
TEL:03-5166-1764
E-mail:netskope-staff@ml.scsk.jp
【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 栗岡
TEL:03-5166-1150 -
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