プレスリリース
(2017年)
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2017.01.04(水)
会社名 SCSK株式会社
代表者名 代表取締役社長 谷原 徹

2017年 年頭挨拶(要旨)

皆さん、明けましておめでとうございます。

昨年4月以降は、新体制でSCSKのマネジメントに全力で取り組んできました。日本企業が働き方改革を本格化させる中、当社がさまざまな方面から高い評価をいただけたことは、経営層と皆さんの思いが一致し、運命共同体として同じ船を共に漕ぎ出した表れであり、誇らしく思います。
一方で、個別にはさまざまな課題があるのも事実です。残業時間は平均17-18時間台、有給休暇の取得も年間19日ですが、あくまでこれは全社平均です。なかにはプロジェクトの繁忙期を向かえ、多くの残業をせざるを得ない社員もいます。この現実を十分踏まえたうえで、「働き方改革の第二ステージ」として、今年は健康経営・働き方改革をさらに一歩進め、社員一人ひとりにとってSCSKをより働きがいのある職場にしていきたいと思っています。

業績面についてはこれから3ヶ月、通期予算達成に向け、皆さんと共に知恵を絞り、ラストスパートをかけていきましょう。
案件面でも、昨年は大型の案件が増え、SCSKに対するお客様の評価が上がっていますが、案件の複雑化、高度化に伴い、体制や品質などの面で対処すべき課題も出てきています。人材の配置や要員調達、当社開発標準「SE+」に準拠した案件遂行を担保する仕組みづくりに向け、グループ・パートナーも含めた議論を行っていく必要があります。

中期経営計画の進捗面では、戦略的事業である車載システム事業における、製品開発も進捗し、複数のお客様と案件の交渉を進めている状況です。国内外の競合各社の動きも含め、事業環境が激しく動く中、SCSKが業界における主導的地位を確立できるよう、スピード感を持って推進していきます。
また、サービス提供型ビジネスについては、Fintechやオムニチャネルといったテーマにおいて、ビジネスの「種」が生まれつつあります。今年はなんとしてもこの種を育てていきたいですし、サービス提供型ビジネス拡大の大きな流れにつながっていくものと期待しています。
サービス提供型ビジネスといっても、一人で頭をひねれば、新しいビジネスが生まれるというものではありません。目の前のお客様の課題に真剣に向き合う中から、ビジネスの種が自然と浮かび上がってくるものです。また、新しいビジネスの種は、自部門に閉じた形では太い幹にはなっていきません。グループ内での商材の組み合わせや協業を通じて太い幹となり、大きな花を咲かせるのだと思います。我々はその協業をリードする立場にいるということをしっかり認識してください。
お客様とのコミュニケーションは、一方的にお客様の言うことを聞くということではありません。お客様の話には耳を傾けつつ、機会を捉えて提案することを心がけてください。

今年は中期経営計画の折り返し地点である3年目となり、2019年度の目標に向けてホップ・ステップの「ステップ」の段階として、業績の拡大・事業の展開のための具体的道筋を明確な形で実現していく年です。生まれてきたビジネスの種を育て、SCSKらしいサービスとして実を結べるようにしていきましょう。お客様と目線を合わせ、共に考えていく中で真のサービスが生まれ、それこそがSCSKオリジナルとなるはずです。
今こそSCSKとして本当の意味での進化が問われる正念場です。そのために、まずは今年度の通期予算の達成です。皆さんの協力でSCSKの力を最大限に発揮すれば、間違いなく実現できると信じています。

最後に、今年の干支「酉(とり)」にちなみ、この1年を鳳(おおとり)がより高い空を目指していくような飛翔の年にしたいと思っています。
ぜひ、皆さん自身も成長を実感できる1年であるように、共に頑張りましょう。

※これは、2017年1月4日にSCSK役職員向けに行われた年頭挨拶の要旨です。

本件に関するお問い合わせ先

SCSK株式会社 広報部
TEL:03-5166-1150