プレスリリース
(2014年)
pdf (484KB)
2014.12.11(木)
SCSK株式会社

埼玉大学が次世代教育プラットフォームを導入
~学務情報システム「DreamCampusシリーズ」および
インフラ基盤クラウドサービス「USiZEシェアードモデル」を採用し、
学内事務系システムのクラウド環境を整備~

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役会長兼CEO:中井戸 信英、以下SCSK)は、国立大学法人埼玉大学(埼玉県さいたま市、学長:山口 宏樹、以下埼玉大学)に対して、SCSKが提供する学術文教ソリューションのうち、学務情報システム「DreamCampusシリーズ」およびインフラ基盤クラウドサービス「USiZEシェアードモデル」を、次世代教育プラットフォームとして提案し、採用されました。(運用開始は2015年4月予定)

1.背景・ねらい

埼玉大学は、学術研究の拠点として存在感のある総合大学を目指し、21世紀社会を担う次世代を育成する高度な教育を実施しています。また大学における研究成果を積極的に社会に発信し、社会に信頼される大学を構築することを第1の基本目標と掲げ、かつ中期目標には「大学の教育研究等の質の向上」を掲げています。さらに「教育の質的転換」を行い、学生の学修時間・学修の質を大学が保証することで、教育課程の国際通用性を高めることを指向しています。

そのため、次世代教育プラットフォームとして、①単位の実質化、②授業科目の設計転換、③カリキュラムの体系化、④厳格な成績評価、に対応できるシステムかつ自然災害危機管理対策やデータバックアップのためのファシリティ強化が求められました。

このような要件を満たすにあたり、全国約60大学への導入実績があるSCSKの学務情報システム「DreamCampusシリーズ」と、約300社以上の利用実績があるインフラ基盤のクラウドサービス「USiZE」から、特に基幹システム稼働向けに信頼性を高めたモデルである「USiZEシェアードモデル」の組み合わせが採用されました。

2.採用ポイント

埼玉大学は、SCSKの提案する学務情報システム「DreamCampusシリーズ」およびインフラ基盤クラウドサービス「USiZEシェアードモデル」に関する以下の点を評価し、採用されました。

<採用方法>

  • 最低落札方式による競争入札
  • 技術審査による要求要件の合否

<採用ポイント>

  • 学内規定やカリキュラム改革など大学方針に柔軟に対応できる教務関連システムの構築
  • 学生に充実した学生生活を送ってもらうためのポータルシステムの拡充
  • 運用中のタブレットPCによる出欠管理システムや授業支援システムとのリアルタイム連携
  • 高度なセキュリティが確保できるクラウド環境
  • 24時間365日の有人対応による運用管理体制
3.埼玉大学ご担当者様のコメント

近年埼玉大学では、タブレットPCによる全学利用の出欠確認システム・授業支援システムの導入や、教務システムと連携された授業料関連のシステムの導入など、学生・教員・職員が利用するアプリケーションの改善・強化を図り、より利用しやすい教育環境の整備をしてきました。

今回の教務関連システム刷新は、教育情報の中核を担うシステムなので非常に難しいテーマでしたが、大学改革に合致する機能や、災害対策や運用改善におけるクラウドサービスの利用など、次世代教育プラットフォームとして期待できる仕様となったと考えています。

特にクラウドサービスの利用については、学務部教育企画課として利用者に近い立場と、教務電算担当としての管理運用の立場から、今後の大学運営に必要不可欠なものとして大きく舵を切りました。学内での管理運用では、大学教育の継続性・災害対策・システムの利便性向上に限界を感じていたので、現場主導でクラウド活用を推進出来た事は成果だと感じています。

この度の入札において、SCSKのソリューションを採用することになりましたが、大学が求めた要求仕様に対する提案内容と、その取組み姿勢について大いに評価できるものであり、今後のサービスインにむけて期待しています。

国立大学法人埼玉大学
学務部教育企画課
教務電算担当
三浦 厚
 

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
製造・サービスシステム事業本部 サービスシステム部
文教サービス課 内藤
TEL:03-5166-2769(代表)
E-mail:scsk-dc-kyomu-u@ml.scsk.jp

【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 西広
TEL:03-5166-1150

※記載された内容は発表日現在の情報です。また、文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。

【参考資料】
システム概要

(1)DreamCampusシリーズ

全国約60大学への導入実績がある学務情報システム。入学から卒業後までの大学業務と情報サービスを効率的にサポート。各機能が一元管理されリアルタイム連携を実現し業務の効率化を図ります。

標準機能でのご利用に加え、個別のカスタマイズにも柔軟に対応。国際化時代を迎える高等教育機関ニーズにもお応えしています。

製品イメージ
製品イメージ

埼玉大学に導入予定のラインナップ

DreamCampus 教務システム DreamCampus Web履修登録システム
DreamCampus Web成績登録システム DreamCampus 教務ポータル
DreamCampus Webシラバスシステム DreamCampus アンケートシステム
DreamCampus Web出欠管理システム(※) DreamCampus 授業料免除システム
DreamCampus 授業料債権管理システム  

※先行して2012年にSCSKが導入し、現在稼働中。出欠管理システムは、ICカードリーダ、タブレットPC、DreamCampus Web出欠管理システムで構成され、出欠記録は、ICカードリーダまたはNFC機能付のタブレットPCに学生証(ICカード)をかざして記録することになる。教員が出欠状況を確認する場合は、PCやタブレットPCなどのブラウザを利用し、Webページを閲覧して確認する。タブレットPCの全学導入は国立大学初の試みとなる。

製品イメージ

(2)USiZEシェアードモデル

SCSKのデータセンターで提供されるインフラ基盤クラウドサービス

  • 仮想マシンとストレージをお客様の必要利用量に応じて月額課金提供
  • 監視/障害対応/バックアップなどの運用もセット化されたフルマネージド型のサービス
  • 金融機関の安全対策基準に準拠した万全の災害・セキュリティ対策が施された東西データセンターで提供
製品イメージ

(日経BP社 第9回クラウドランキング(日経コンピュータ 2014年10月16日号)
クラウド基盤サービス(IaaS/PaaS)部門において、「USiZE」は、ベストサービスに選定されました。)