プレスリリース
(2014年)
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2014.03.18(火)
SCSK株式会社

北陸先端科学技術大学院大学に「Zimbra Collaboration Server」を提供
~ 革新的なコミュニケーションプラットフォームで高機能なメールシステムを実現 ~

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役会長兼CEO:中井戸 信英、以下SCSK)は、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 正已、以下富士通)、株式会社富士通北陸システムズ(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:大森 洋嗣、以下富士通北陸システムズ)と共同で、北陸先端科学技術大学院大学(所在地:石川県能美市、学長:片山 卓也、以下JAIST)に次世代型メールプラットフォーム「Zimbra Collaboration Server(ジンブラ コラボレーション サーバ)」を提供したことをお知らせいたします。

1.背景

世界最高水準の教育・研究拠点を目指すJAISTでは、学生や教職員向けのネットワークやネットワーク上のさまざまな機器で構成される情報基盤を「情報環境」と呼んでいます。この情報環境の一部として活用している電子メールサービスにさらなる利便性向上を実現するため、メールシステム全体を学内クラウド基盤(IaaS)上で再構築をすることとなりました。

これにより、ハードウェア障害によるメールシステムの停止の可能性を低減させるとともに、クラウド基盤の機能を活用した可用性の向上、バックアップやメンテナンス作業などの保守性の向上、大規模災害時の復旧作業の短縮などが可能になります。また、PCからのWebメールのインターフェースだけではなく、学生や教職員が所有するタブレット端末やスマートフォン、フィーチャーフォンなど、さまざまな端末からアクセスできるなど、Gmailに代表されるパブリッククラウドサービスに引けを取らない高機能なメールシステムを実現しました。

2.提案内容

先進的なシステムを積極的に採用するJAISTに対し、SCSKと富士通および富士通北陸システムズは、オープンソースのコラボレーションツールとして評価の高い「Zimbra Collaboration Server」を提案しました。

「Zimbra Collaboration Server」は、サーバを仮想環境上で稼働させることにより高い保守性や可用性を実現します。
また、Ajax(エイジャックス)技術を用いたWebメールのインターフェースにより、一般的なメールソフトと同等の操作性も備えています。さらに、ユーザ認証については、既設LDAPサーバとユーザ情報を連携させるスクリプトを個別開発することにより、ユーザアカウント情報を一元的に管理します。


担当各社の役割は以下のとおり

  • SCSK ・・・ Zimbra Collaboration Serverライセンスの提供、製品保守、構築支援
  • 富士通 ・・・ 情報環境全般の提供、構築、保守サポート
  • 富士通北陸システムズ ・・・ 情報環境全般の設計、構築、保守サポート
  • ※Ajax技術 ・・・ ウェブブラウザ内での非同期通信を利用した対話型操作を実現するWebアプリケーション構築技術の総称
3.「Zimbra Collaboration Server」とは

電子メールやアドレス帳、スケジューラー、ドキュメントなどを標準装備するとともに、外部アプリケーションなどとのWeb上での統合や連携を実現するマッシュアップ機能を備えた、操作性の高いWeb統合コラボレーションスイートです。Webメールでありながら、Ajax技術の採用により、ドラッグ&ドロップ、右クリックメニュー、マウスオーバーなど、一般的なメールソフトと同等の操作性を実現しています。

Zimbra Collaboration Server Webサイト: http://www.scsk.jp/product/common/zimbra/

4.今後の展開について

SCSKは、2006年より「Zimbra」の取り扱いを開始し、多くの企業・大学に「Zimbra Collaboration Server」を提供してまいりました。今後も豊富な導入実績・ノウハウを生かし、多くの大学、企業に展開してまいります。

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ITプロダクト&サービス事業本部 ネットワークテクノロジー部
TEL: 03-5859-3510  E-mail: zimbra@scsk.jp

※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。