プレスリリース
(2013年)
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2013.12.18(水)
SCSK株式会社

クラウドサービスで有事の際の情報システムの事業継続計画強化に貢献
~リスパック株式会社がUSiZE リモートバックアップサービスを活用した災害復旧リハーサルを実施~

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役会長兼CEO:中井戸 信英、以下SCSK)は、FalconStor Software, Inc.(本社:ニューヨーク州 メルビル、NASDAQ: FALC、President and CEO:Gary Quinn、以下FalconStor)の「FalconStor CDP」が持つ高速・大容量バックアップ・リカバリ機能と、SCSKが提供する従量課金型クラウドサービス「USiZE(ユーサイズ)」を組み合わせ、遠隔地バックアップと、有事の際にサーバー復旧するための基盤をセットにしたUSiZE リモートバックアップサービスを提供しています。

このたび、USiZE リモートバックアップサービスをご利用いただいているリスパック株式会社(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長:大松 利幸、以下リスパック)と共同で、実際の災害発生を想定したサーバー復旧リハーサルをリスパックのシステム環境で実施し、有事の際に確実に機能するIT-BCP(情報システムに関する事業継続計画)を整備しました。

1.災害復旧リハーサルでの確認事項

IT-BCPを策定するだけではなく、有事の際に確実に機能する仕組みにするためには、定期的なIT-BCPの見直し、本番を想定したリハーサルの実施が重要となります。

USiZE リモートバックアップサービスの最大の特長は、日常業務に影響を与えずに復旧対象となるサーバーを別の環境で復旧させることが可能なため、繰り返し、容易に復旧リハーサルが実施できることです。

リスパックは2013年6月より基幹系システムを構成するサーバーの一部でUSiZE リモートバックアップサービスを採用し、IT-BCPの見直しを進めてきましたが、このたび災害復旧リハーサルを実施し、次の項目を確認しました。

① 技術的な確認

  • バックアップデータを用いて確実にサーバー復旧できることを実証する。
  • SCSKデータセンター内のクラウド基盤「USiZE」で復旧させたサーバーが正常に動作し、継続してITサービスが提供できることを確認する。
  • 今後、その他基幹系システムへもサービス適用していくべきか否かを判断する。

② 作業内容の確認

  • 事前に想定した災害発生時の作業内容、順序、役割分担に問題がないか検証する。
  • リハーサル実施中に日常業務への影響が発生しないか確認する。

③ 社内体制の整備

  • 定期的な復旧リハーサルを実施することで複数の担当者が対応できる社内体制を構築する。
  • 復旧リハーサル時に発生した問題への対応策を今後の災害発生時の対応手順に反映する。

リスパックは今回の災害復旧リハーサル結果より、USiZE リモートバックアップサービスがIT-BCPの有効な手段になると判断し、基幹系システム全体に対しサービス利用範囲を拡大していく予定です。

確実にシステムを復旧できることを証明するため、災害復旧リハーサルを定期的に繰り返し、継続的に改善することが重要です。今後はその他基幹系システムも含めたリハーサル内容に見直し、定期的なリハーサルにより「作業内容の最適化」と「社内体制の改善」を両社で進めていく予定です。

2.USiZE リモートバックアップサービスの概要
  • ① OSイメージを含めたサーバー上のすべてのデータを遠隔地へ退避可能
    対象サーバー設置拠点からSCSKのデータセンター「netXDC(ネットエックスデータセンター)」(日本国内データセンター)へ、「FalconStor CDP」の高速バックアップ機能を用いてサーバー上のOSイメージを含めたすべてのデータをネットワーク転送し、遠隔地で保管することが可能です。
  • ② 被災時におけるディザスタリカバリが容易に実現可能
    サーバー復旧はお客様からの依頼にもとづき、SCSKが実施しますので、災害時の混乱の中で複雑な復旧手順に悩まされることはありません。
    また「FalconStor CDP」の高速リカバリ機能を用いてバックアップデータからOSとデータを丸ごとリカバリすることができ、代替サーバーの手配、OS・ソフトウェアの再インストール作業だけでなく、データの置き換えも不要です。
  • ③ 導入期間の短縮、運用工数・復旧用リソース維持コストを低減可能
    すでにある環境をご利用いただけるので、導入期間は約一ヶ月間と短く、その後の面倒な維持管理作業も不要です。またサーバー復旧用のリソースは従量課金(必要な時に・必要なだけ)で提供しますので、災害発生時や復旧リハーサル実施時以外の維持コストを低減することができます。
3.USiZE リモートバックアップサービスのご利用イメージ
製品イメージ
4.サービスメニュー(価格)
初期費用 メニュー 料金(税抜) 備考
標準   290,000円~ 導入・運用マニュアルの提供
オプション オンサイト導入支援 +200,000円~ バックアップソフトを導入、初回データ同期など
月額費用 メニュー 料金(税抜) 備考
基本料金   68,000円~  
従量料金 対象サーバー 1台追加毎 +1,000円  
データ保管用
ストレージ
~2,000GB 100GB追加毎 +10,000円 300GB以上のご利用を前提
2,100GB~6,000GB 100GB追加毎 +9,000円
6,100GB~ 100GB追加毎 +7,000円
オプション DRシステム・リソース確約 メモリ確約 (個別見積)  
ディスク確約 (個別見積)  
スポット メニュー 料金(税抜) 備考
オプション クラウド型災害復旧 暫定復旧 200,000円~ USiZE基盤を利用した暫定復旧リハーサル1回あたり
  • SCSKデータセンターまでのネットワーク回線費用が別途必要です。
  • サービス利用可能なOSなど、詳細は別途お問い合わせ下さい。
SCSK株式会社について

SCSK株式会社は、システム開発から、ITインフラ構築、ITマネジメント、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、ITハード・ソフト販売まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインナップでご提供します。また、住友商事をはじめとするお客様の世界各国におけるITシステム・ネットワークのサポート実績を活かし、グローバルITサービスカンパニーとして、さらなる飛躍を目指してまいります。
URL: http://www.scsk.jp/

FalconStorについて

FalconStor Software, Inc.は、ディスクベースデータプロテクションのリーディングカンパニーです。
FalconStorは、従来のバックアップとディザスタリカバリを次世代のサービス指向データプロテクションへと展開していくことをミッションとしています。
FalconStorのソリューションは、高く評価を受けているプラットフォーム上で、ディスクベースのバックアップ、継続的データ保護、WANに最適化されたレプリケーション、そしてディザスタリカバリの自動化を提供しています。FalconStorソリューションは世界中のパートナー、ソリューションプロバイダ、戦略的パートナー、主要OEMベンダーを通じて提供されています。中小規模からFortune 100企業までの世界中の何千もの企業が、FalconStorのソリューションにデータを預けています。
URL: http://www.falconstor.com/新規ウィンドウ

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
西日本ITマネジメント事業本部 西日本基盤インテグレーション部  岸本
TEL:06-6833-2675
E-mail:mitsuru.kishimoto@scsk.jp

【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
広報部 栗岡
TEL:03-5166-1150

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