SCSKのERPパッケージ「ProActive E²」 グループ経営を支援する機能強化版を提供開始
～　国際財務報告基準(IFRS)対応やグループ人事管理の機能拡充と多様な貿易取引への対応を実現　～

SCSK株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：中井戸 信英、以下SCSK）は、自社開発のERPパッケージ「ProActive E²」会計、販売・購買在庫管理、人事・給与の各システムを機能強化した最新版を4月30日より提供開始いたします。

1．機能強化の背景

ERPパッケージ「ProActive E²」は、「環境の変化に強く、永く使える。成長する企業のERPパッケージ。」をコンセプトに開発され、会計にはじまり、貿易管理を含む販売・購買在庫管理、資産管理、人事・給与・人材マネジメントまで、全14 の業務システムで構成されています。IFRSに代表される会計基準への対応だけでなく、業務効率を改善し、本来注力すべき業務にリソースを集中することで企業力を高めることを支援するシステムを目指し、市場ニーズやお客様からのご要望を踏まえた機能強化を継続してまいりました。

今回の最新版では、上記の製品コンセプトの一層の強化を図るため、グループ経営の支援をテーマに、IFRS対応やグループ人事管理などをはじめ、多くの機能強化と拡充を実施しております。

2．代表的な機能強化ポイント

• 複数元帳への対応
  会計基準として、IFRSや日本会計基準に加えて、米国基準なども含めた複数元帳に対応いたします。
  各基準間の差異を比較しやすいように、試算表形式での帳票出力・照会機能を用意し、より効率的に基準間の差異を把握可能です。さらに、外貨残高の評価替や配賦業務などの一括処理機能を提供し、管理業務の負荷を軽減いたします。また、セキュリティ機能を強化しており、元帳単位で入力可能な勘定科目を制限し、利用者ごとに計上可能な元帳を指定できるため、誤入力を防止し、効率的なチェック作業の実現を支援いたします。
• 固定資産管理のIFRS対応機能の強化
  これまでの償却費管理の会計用、税務用、管理用の3パターンに加えて、今回の最新版ではIFRSに準拠した償却費計算のために、新たに2パターン（IFRS会計用・管理用）の償却費管理を追加し、計5パターンの償却費管理に対応いたします。また、指定額までの償却など、多様な減価償却費計算への対応や、IFRS・日本会計基準別の自動仕訳を実現する仕訳生成エンジンにより、業務効率の向上を実現いたします。
  その他、コンポーネントアカウンティングへの対応、減損損失の戻入れ、売却目的で保有する非流動資産の管理、耐用年数の見積の変更などに伴うシミュレーションへ対応いたします。資産除去債務については、日本会計基準とIFRSで別々に管理できるように機能を拡張するなど、IFRSでの資産管理業務を全面的にサポート可能です。
• グループ企業全体での「人材活用」機能などの実現
  グループ全体での人材情報管理を支援し、グループ企業間でのジョブローテーション候補者の選出や人件費シミュレーション用データが容易に把握可能なグループ人材情報検索機能を提供いたします。グループ内の人事異動発令機能や共通マスタ同期機能により、グループ人事担当部門の業務負荷を軽減いたします。
• 貿易取引対応機能の拡充
  三国間取引やB/L（船荷証券）のコンバイン処理、スプリット（分割）といった、多様な貿易形態にも対応できる機能強化を行いました。また、国内取引においても多通貨での販売・購買取引管理が可能なため、日本国内における外貨建取引への対応も実現しております。

3．販売目標

販売開始から1年間で300社

■補足：SCSKについて

SCSK株式会社は、システム開発、ITインフラ構築、ITマネジメント、BPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）、ITハード・ソフト販売まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインナップでご提供します。また、住友商事をはじめとするお客様の世界各国におけるITシステム・ネットワークのサポート実績を活かし、グローバルITサービスカンパニーとして、さらなる飛躍を目指してまいります。

SCSK株式会社Webサイト　URL:http://www.scsk.jp/

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