Active Directoryの管理負荷の軽減と監査対応を実現するソリューションを提供開始
- 
SCSK(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中井戸 信英、以下SCSK)は、クラウド化に伴い、ますます複雑化するActive Directory※1の管理負荷を分散管理により軽減し、監査対応も実現するソリューションを2012年7月より提供開始します。 SCSKは本ソリューション実現のためのソフトウェアとして、システム管理製品のリーディング・プロバイダーであるネットアイキュー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:公家 尊裕、以下NetIQ)の「Directory and Resource Administrator(以下DRA)」を採用します。 本ソリューションを活用することにより、Active Directoryの管理負荷を上げることなく、クラウドサービスの利用や、グループ企業間でのシステム統合が可能になります。 ※1 Active Directory マイクロソフト社が提供するディレクトリサービスで、ユーザーIDやコンピュータアカウントなどの認証を行います。 多くの企業で情報系システムの認証基盤として使用されています。 
- 1.背景
- 
昨今、企業のITコスト削減を目的としたクラウドサービスの利用やグループ企業間でのシステム統合が活発に行われています。こういった場合、クラウド環境に合わせるためや、グループ企業共通のインフラを構築するために、Active Directoryをマルチドメイン構成からシングルドメイン構成へ統合しつつ、管理は従来どおり事業所や会社ごとに分けたいというニーズが増えています。 このようなニーズに対しSCSKは、自社資産型(オンプレミス)でのシステム管理に限らず、クラウド環境においても使うことができるActive Directory管理システム「DRA」を採用し、柔軟な管理権限の委任や監査レポート作成などの「DRA」が持つ機能を提供します。これにより企業は、クラウドサービスの利用時においても、内部統制や監査に対応したActive Directoryを利用できます。 
- 2.Active Directory管理システム「DRA」の特長
- 
SCSKはNetIQの「DRA」を使うことにより、Active Directory標準機能では実現できない「メンテナンスの申請、承認ワークフローと承認後の自動設定変更」「シングルドメイン構成でのセキュアな分散管理」「システム監査に対応した操作ログのレポーティング機能」を提供します。企業は、「DRA」を使用することにより、ユーザーによるアカウント作成の申請が承認された後、自動でそのアカウントを作成させることや、グループ会社や事業所ごとに管理者を設定し、委任したい操作のみを委任し、分散管理を実現できます。 1) クラウド対応 メンテナンスの申請、承認ワークフローと承認後の自動設定変更が可能。 2) 安全で効率的なActive Directoryの分散管理 Active Directoryのメンテナンス作業を300に細分化して、必要な権限のみを各グループ会社、または事業所のIT管理者に委任可能。(委任させない権限は権限・設定自体を表示させないことも可能) 3) 監査のためのレポート機能 人単位、操作単位での証跡をレポート化。 4) 作業の効率化 ネーミングルールに合致した値のみ入力させることによる情報の一貫性確保。アカウント登録・変更をスクリプトで一括対応。オブジェクトの誤った削除を簡易復旧可能。 以上 
- 本件に関するお問い合わせ先
- 
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】 SCSK株式会社 ITマネジメント第一事業本部 基盤インテグレーション第2部 
 担当 : 工藤
 TEL : 03-5166-1925
 E-mail : msg@ml.scsk.jp【報道関係者からのお問い合わせ先】 SCSK株式会社 広報部 
 担当 : 栗岡
 TEL : 03-5166-1150
- 
※記載された内容は発表日現在の情報です。また、文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。 

