プレスリリース
(2012年)
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2012.03.26(月)
SCSK株式会社

クレアリンクテクノロジー社製 次世代WAN高速化製品「RAPICOMシリーズ」の販売を開始

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中井戸 信英、以下SCSK)は、株式会社クレアリンクテクノロジー(本社:京都府、代表取締役:水原 隆道、以下クレアリンク)と販売代理店契約を締結し、次世代WAN高速化製品「RAPICOMシリーズ(ラピコムシリーズ)」の販売を3月26日より開始いたします。

1.背景

現在、国内の多くの企業では、プライペートクラウドやコスト削減を考慮したサーバーの集約、BCPにおけるディザスタリカバリの推進など、WAN上を流れるトラフィックが増加するとともに、企業内のIT全体に対する一層の効率化も求められています。

特に、建屋内のネットワークにおける通信では十分なパフォーマンスが得られていても、WANを経由した通信では、いくら回線速度を上げても通信プロトコルによる制限などにより、十分なレスポンスが得られないなどの課題も数多く発生していました。

このたび、販売開始するクレアリンクの「RAPICOMシリーズ」は、独自の通信高速化アーキテクチャで、企業ネットワークにおける通信を高速化するだけでなく、ハイパフォーマンスな暗号化エンジンにより、WAN上を流れる通信の安全を確保し、さまざまな通信の課題を解決します。

2.「RAPICOMシリーズ」の特長
「RAPICOMシリーズ」を導入することで、データセンターに集約されたさまざまな企業アプリケーションへのアクセスを高速化するほか、CIFS※1の高速化対応で、共有サーバーへのファイルアクセスも高速化します。さらに、各支店、営業所からのさまざまなリソースへの相互アクセス、Webアクセス、電子メールなども高速化し、WAN回線の公平利用や回線リソースの効率化、設備投資の抑制に大きく寄与します。

「RAPICOMシリーズ」の機能

  • 国内、海外との通信を高速化、安定化、効率化。
  • TCP/IP※2多重化により、WANの実行帯域を拡幅。帯域利用率を向上。
  • データ圧縮自動制御。パケット単位でWindowsのZIP形式ファイルなどの高いデータ圧縮技術に用いられる、LZ符号化、ハフマン符号化による高圧縮。
  • 複数のWAN回線を、1つの回線として使用し、低速回線を束ねることで低コストかつワンランク上の高速通信を実現。
  • 拠点間通信を暗号化し、仮想的なプライベートネットワークを実現する「IPSec-VPN」をサポート。通信の高速化と同時に、セキュア通信も可能。
  • 全モデルハードディスクを持たないディスクレスアーキテクチャを採用し、高耐久性を実現。
  • ファンレスモデル(RC-350EA/RC-150EA)もラインナップ。工場や粉塵の多い場所での利用も可能。

※1 CIFS【Common Internet File System】
コンピュータ同士のファイル共有のための通信手順。
Microsoft Windowsのファイル共有サービスの標準仕様であるほか、現在ではUNIX系OSでも利用可能になっている。

※2 TCP/IP【Transmission Control Protocol/Internet Protocol】
インターネットやイントラネットで標準的に使われる通信手順。
スタンダードな通信手順であり、ホームページを閲覧する際のHTTPやFTPなどの基盤となる通信手順である。


RAPICOMシリーズ本体
RC-3600RA ラックマウントタイプモデル RC-1800RA ラックマウントタイプモデル
RC-3600RA ラックマウントタイプモデル
機器トータルスループット 最大5Gbps
(ノード間リンク最大スループット650Mbps)
RC-1800RA ラックマウントタイプモデル
機器トータルスループット 最大2.5Gbps
(ノード間リンク最大スループット350Mbps)
RC-350EA デスクトップファンレスモデル RC-150EA デスクトップファンレスモデル
RC-350EA デスクトップファンレスモデル
機器トータルスループット 最大1.2Gbps
(ノード間リンク最大スループット250Mbps)
RC-150EA デスクトップファンレスモデル
機器トータルスループット 最大150Mbps
(ノード間リンク最大スループット150Mbps)

 

3.販売開始日

2012年3月26日(月)

4.製品価格
ユニット名 SCSK参考価格(税抜)
RC-3600RA ¥6,980,000
RC-1800RA ¥4,280,000
RC-350EA ¥1,798,000
RC-150EA ¥898,000

※導入設置サービス/設計サービスも用意しております。費用はお問い合わせください。

5.SCSK保守サービスメニュー
SCSKでは製品を安心してご利用いただくためにさまざまな保守メニューも用意しております。
  • 先出しセンドバック保守(機器の故障が起きた場合、代替機を先出しにて送付し、お客様にて交換後、故障機を送り返していただく)
  • 平日9時~17時対応オンサイト保守
  • 24時間365日対応オンサイト保守

※各SCSK保守サービスメニューの費用は、お問い合わせください。

6.販売目標
  • 2012年度8億円(機器販売から保守、各種導入サービスも含む)
  • 通信事業者、データセンター事業者、電子商取引(EC)事業者、銀行、証券、保険などの金融事業者、大学を始めとする文教ネットワーク、機械、電子などの製造業、商社、小売などの流通事業者などを中心に、製品の販売をすすめてまいります。
  • SCSKでは、次世代WAN高速化製品「RAPICOMシリーズ」の販売を通じて、さまざまな企業や組織のネットワークの課題を解決してまいります。
7.クレアリンクテクノロジーについて

クレアリンクテクノロジー社は、通信やセキュリティ技術を中心とした高いソフトウェアの設計・開発技術によって、次世代を担う製品やソリューションを提供しているICT企業です。
同社が開発する製品は、現場を重視した高い品質の製品で、現在までに多くの企業へ安心と効率化を提供しております。
「RAPICOMシリーズ」は、SCSKがディストリビュータとして、機器販売、導入設計、トレーニングから保守サポートまでトータルでサービスを提供してまいります。

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問合せ先】
SCSK株式会社
ITエンジニアリング事業部 エンジニアリングソリューション第1部
電話:03-5859-3034

【報道関係者からのお問合わせ先】
SCSK株式会社 広報部
担当:栗岡
電話:03-5166-1150

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