プレスリリース
(2012年)
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2012.01.01(日)
会社名 SCSK株式会社
代表者名 代表取締役社長 中井戸 信英

2012年 SCSK社長年頭挨拶

明けましておめでとうございます。
年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

昨今の日本を取り巻く経済環境は、欧米諸国における財政・債務問題などに起因する円高の影響、また海外景気の下振れ懸念などを背景として、依然先行き不透明な状況です。昨年3月に発生した東日本大震災の復興もままならず、TPP問題、少子高齢化問題、年金問題など、数々の問題を抱えながら、日本は今まさに混迷の時代を迎えていると言えるのではないでしょうか。

このような環境下において、昨年10月、住商情報システム株式会社と株式会社CSKは合併し、新会社「SCSK株式会社」として新たな第一歩を踏み出しました。日常生活やビジネス環境が一瞬にして変化してしまうような激動の世の中において、当社は新しい技術と発想の転換により、お客様の、ひいては日本の「夢ある未来」を創ってゆくことに深く関わっていくことを願い、経営理念に「夢ある未来を、共に創る」を掲げました。当社の役職員一人ひとりが、お客様との信頼関係に基づいて、お客様とビジネスパートナーと共に、新たな価値、素晴らしい夢ある未来を創っていきたいと考えております。

このような経営理念を心の軸としながら、当社は「クロスセル」の推進、クラウドビジネスの拡充、グローバル関連ビジネスの拡大の3つを基本戦略として定めました。

1つめの「クロスセル」は、このたびの合併で一挙に拡大した顧客基盤に、それぞれが強みとするサービスを提供し、収益の拡大を図るものです。合併により当社は、システム開発からITインフラ構築、ITマネジメント、BPO(Business Process Outsourcing)、ITハード・ソフト販売など、ITに関わるサービスをフルラインナップで提供できる体制が整いました。合併前の2社は事業領域を共有しながらも、顧客についてはほとんど重複がないため、当社はこのフルラインナップサービスを武器に、総動員で「クロスセル」を推進してまいります。

2つめのクラウドビジネスの拡充については、合併によりサービス提供基盤となる当社のデータセンターが業界トップクラスの規模となったことで、関西地区の大規模データセンターを核に、BCP需要への対応をはじめ、当社の業務ノウハウを結集したアプリケーション・ERPなどのソフト資産、BPOサービスを組み合わせたクラウド型サービスの提供を進めてまいります。

また、3つめのグローバル関連ビジネスの拡大については、日本企業のグローバル展開に伴って国内市場の枠を超えて拡大していく市場、いわば「グレータージャパニーズマーケット」における取り組みを強化し、日本流の安心と信頼で裏打ちされたITサービスで、グローバル展開を目指す日本企業を積極的に支援してまいります。

飛躍のための新しい年を迎え、このような経営理念、基本戦略を胸に刻みながら、お客様と共に、世界に、そして未来に向けて成長し続ける企業となることを目指してまいります。

本年も変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

以上