プレスリリース
(2011年)
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2011.12.16(金)
ライオン株式会社
SCSK株式会社

ライオン、SAPの会計システムにSCSKのプライベートクラウド基盤「USiZE」を活用
~ システム基盤関連ランニングコストを50%削減 ~

ライオン株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長: 藤重 貞慶、以下ライオン)は、同社の会計システムで使用しているSAPのアップグレードを実施するにあたり、システム基盤の再構築を実施、SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中井戸 信英、以下SCSK)のプライベートクラウド基盤「USiZE」を採用し、8月より稼働を開始しました。

なお、稼働後の4ヶ月において、今回のシステム基盤再構築により会計システムのシステム基盤関連コスト(ハードウェア/ソフトウェア/運用/保守のコスト)が従来月額比で50%削減したことをお知らせいたします。

※「USiZE」は、「Utility(公共サービス=利用した分だけ料金を支払う)」と、「You/Your(あなた/あなたの)」の両方を意味する「U」と、「SIZE(規模、大きさ)」を組み合わせた当社のユーティリティ・コンピューティング・サービスを示す造語です。
1. 導入内容

ライオンは、国際財務報告基準(以下 IFRS)への円滑な対応を見据え、従来より使用していたSAP会計システムをIFRS対応可能なバージョンにアップグレードしました。また、システム品質向上と、ハードウェア/ソフトウェアなどのシステム基盤関連コスト削減を目指し、社内システムの標準化とシステム基盤の刷新を併せて実施しました。主な取り組み内容は以下のとおりです。

  • IFRS対応を見据え、会計システムで使用しているSAPをR/3 4.7からERP6.0にアップグレード
  • 会計システムのOSをUNIXからライオン内で標準化を進めているLinuxに変更。これに伴い、SAPのマイグレーションを実施
  • システム基盤にSCSKの提供するプライベートクラウド基盤「USiZE」を採用、システムをサービス利用型の仮想化基盤(VMWareベース)上へと移行

導入は、全体の企画および標準化をライオンが実施し、システム基盤のサービス提供とSAPの基盤構築および導入後の運用をSCSKが実施しました。仮想化基盤+Linux+SAPというシステム構成はコスト削減効果が高い一方で、国内事例が少ないため、十分な事前検証を実施の上、採用を決定しました。
2. 導入効果

SCSKが提供する「USiZE」は、SAP認定のハードウェアで構成されており、堅牢なセキュリティ環境のもとで、お客様が必要なリソースを必要なだけ従量課金でご利用いただけるプライベートクラウド型のサービスです。

ライオンは、「USiZE」を利用したシステム構築を行うことにより、開発ピークなどのシステムの高負荷時に、クラウド基盤を必要な分だけ従量課金型で利用することができるため、システム構築時のコストを抑制しました。また、その後の運用においても、会計システムのシステム基盤関連コストを従来月額比で約50%削減しました。

コスト削減効果のほか、導入期間も「USiZE」を活用したことで、調達やハードウェア検証に必要なリードタイムが短縮され、6.5ヶ月という短い期間でサービスを開始しました。また、システムの処理スピードの30%向上、冗長化による安定性向上などのパフォーマンス向上を同時に実現しました。

「USiZE」について
「USiZE」は、SCSKのデータセンターに設置したITリソース(サーバー/ストレージ、ネットワーク、運用)を、お客様ごとの要件に基づいた最適な形で提供する、オーダーメイド型のアウトソーシングサービスです。お客様ごとにITリソースを独立させたプライベートクラウド環境で、お客様のビジネス展開に伴う「ビジネス規模の拡大・縮小」、「業務量の増減」、「サーバー/ストレージリソースの利用量」に応じて、従量料金でご利用いただけます。
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■SCSKについて
URL: http://www.scsk.jp/
以上
■本サービスに関するお問い合わせ先
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ITマネジメント事業本部 営業部(東日本) 田邉
TEL:03-6438-3134 / FAX:03-6438-3509
e-Mail: itm-sales-east.sp@csk.com
■報道関係お問い合わせ先
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TEL: 03-5166-1150
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