プレスリリース
(2011年)
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2011.12.07(水)
SCSK株式会社

SCSK、リバーベッドのソフトウェアロードバランサ
「Stingray Traffic Manager 8.0」
(旧製品名:「Zeus Traffic Manager / Load Balancer」)を提供開始
~ スクリプト言語を用いたルール設定やキャッシュ機能を標準で実装し、クラウド・仮想環境にて、さらなるネットワークの高速化、高可用性を実現 ~

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中井戸 信英、以下SCSK)は、リバーベッドテクノロジー株式会社(東京都港区、代表取締役社長:岡本吉光、以下リバーベッド)のソフトウェアロードバランサ「Stingray Traffic Manager 8.0」(旧製品名:Zeus Traffic Manager / Load Balancer)を2011年12月7日より提供開始いたします。
1. 背景

近年、スマートデバイスの普及やWebコンテンツの拡充などによるトラフィック増加に伴い、サーバへのリクエストを分散し、ネットワークの高速化、高可用性を実現するロードバランサの重要性が高まっています。

SCSKは、2003年よりZeus Technology(以下、Zeus)社のソフトウェアロードバランサを、国内一次代理店として、クラウド・ホスティング分野を中心に多くの企業に提供してまいりました。

このたびリバーベッドは、2011年7月に買収したZeusのソフトウェアロードバランサ「Zeus Traffic Manager / Load Balancer」 を機能拡張し、新名称「Stingray Traffic Manager」としてバージョン8.0を発表いたしました。

SCSKはリバーベッドと協業し、これまでの多岐に渡る導入実績を活かすことにより、多くの企業やサービスに最適なソリューションを提供すべく「Stingray Traffic Manager」を拡販してまいります。

2. 「Stingray Traffic Manager」 導入のメリット
  • コスト削減
    仮想化技術を用い、サーバ数の削減、利用率向上により、インフラコストを削減できます。また、データセンタ事業者様へは、エンドユーザの利用ライセンス数に応じた月額課金体系を用意しており、スモールスタートを可能にします。
  • ソフトウェアならではの短納期
    納期は10営業日以内とハードウェア製品に比べ短く、スムーズな導入が可能です。
    また、データセンタ事業者様へは、ライセンスの事前払い出しが可能であるため、エンドユーザへの迅速なサービス提供を実現します。
  • トラフィックに応じた柔軟な料金体系
    ライセンスキーを切り替えることで帯域の拡張が可能です。トラフィック増加の際には、最大利用帯域を拡張するためのアップグレードパスをご利用いただけます。

各機能の詳細は、以下のページをご参照ください。
Stingray Traffic Manager 製品WEBページ: http://www.scsk.jp/product/common/stingray/ 新規ウィンドウ
3. 提供開始時期
2011年12月7日(水)から
4. 「Stingray Traffic Manager 8.0」 について
主な特長、機能拡張内容は以下の通りです。
<主な特長>
  • SSLアクセラレータを標準搭載
    SSL通信で送受信されるデータを、ロードバランサで暗号化・復号化する機能を標準で搭載しています。別途オプションなどをご購入いただく必要はありません。
  • L7レベルの負荷分散処理
    ポート番号やIPアドレスをベースにトラフィックを振り分けるL4負荷分散のみならず、HTTPやFTPなどアプリケーション情報をベースに振り分けるL7負荷分散が可能です。
  • さまざまなプラットフォームに対応
    LinuxまたはSolarisを搭載した物理・仮想環境に対応します。また、VMware、Oracle VMおよびCitrix XenServer上では、仮想アプライアンスでの提供が可能です。
<機能拡張内容>
旧製品「Zeus Load Balancer」と比較し、以下の内容が機能拡張されました。
  • コンテンツキャッシング
    WEBサーバからのレスポンスの内容を一定期間キャッシュすることで、WEBサーバの負荷を低減し、ユーザレスポンスの高速化を実現します。
  • トラフィックスクリプト
    L7レベルの負荷分散をスクリプト言語で記述することが可能となり、トラフィックのルール付けをより細やかに設定できます。
  • 最大64台のクラスタ構成
    従来、2台に制限されていたクラスタ構成は、64台まで拡張が可能となりました。
  • オプション機能の拡充
    帯域管理、レートシェープおよびSLM(サービスレベルモニタリング)を、オプション機能として拡充いたしました。
リバーベッドテクノロジー株式会社について
リバーベッドは、グローバルにつながる企業のパフォーマンスを向上させます。リバーベッドのソリューションによって、仮想化、統合、クラウドコンピューティング、ディザスターリカバリーなどの戦略的な取り組みを、パフォーマンスを損なうことなくインテリジェントに実行できます。リバーベッドは、ITの理解、最適化、統合のために企業が必要とするプラットフォームを提供し、ビジネスニーズに即した、迅速で柔軟性が高くダイナミックなITアーキテクチャーを構築できるよう支援します。
URL: http://www.riverbed.com/jp/ 新規ウィンドウ
リバーベッドテクノロジー株式会社からのエンドースメント
リバーベッドは、「Stingray Traffic Manager」の販売パートナーであるSCSK株式会社からの協力のもと、両社の強みを生かし、クラウド事業者やResellerへの支援強化、そして日本でのさらなる市場の開拓を実現していきたいと考えています。
リバーベッドテクノロジー株式会社 代表取締役社長 岡本 吉光
本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社 ITプロダクト&サービス事業部 IPネットワーク部
担当: 夏目、橋本、安藤
TEL: 03-5859-3025
E-mail: stingray-sales@ml.scsk.jp
【報道関係からのお問い合わせ先】
SCSK株式会社 広報部 広報課 杉岡
TEL: 03-5166-1150

 

*記載された内容は発表日現在の情報です。また、文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。