プレスリリース
(2011年)
pdf (186KB)
2011.12.05(月)
SCSK株式会社

株式会社アプラスへ クラウド版共同利用型不正検知サービス「CARDSavior」を提供開始

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中井戸 信英、以下SCSK)は、株式会社アプラス(本店:大阪府大阪市、代表取締役社長:野口 郷司、以下アプラス)に対し、クレジットカードの不正利用の検知および未然防止を強化するために、2011年11月より共同利用型不正検知サービス「CARDSavior(カードセイバー)」の提供を開始いたしました。
1. 背景と目的

クレジットカードの不正使用による被害は2000年に308億円でピークを迎えましたが、クレジット各社による不正検知システムの導入やICカード化などにより2010年には92億円まで減少をしてきました。(2011年9月 社団法人日本クレジット協会発表「クレジットカード不正使用被害の発生状況」より)

しかし、ECなどの非対面決済の増加により、不正手口はより複雑化するとともに日々変化しており、不正検知業務には迅速かつ精度の高い対応が求められています。

SCSKではこのような課題に対し、1997年より培ってきた不正検知システムのノウハウを最大限活用し、共同利用型不正検知サービス「CARDSavior」を提供しておりましたが、このたびアプラスにおいて、SCSKの不正検知分野におけるサービス提供実績や、非対面取引での不正トレンドをカバーした「CARDSavior」を活用することによる不正検知精度の向上、システム運用コストの低減などを評価いただき、「CARDSavior」の採用を決定いただきました。

2. 「CARDSavior」概要

これまで各社ごとにアプリケーション開発およびインフラ導入していた不正検知システムを、共同利用型のクラウドサービスとして提供いたします。

共同利用型サービスを利用することにより、各社で個別に入手・蓄積してきた不正情報を参画各社で共有し対策を打つことで、高い検知精度を実現いたします。

「CARDSavior」概要

CARDSavior 新規ウィンドウ

【導入効果】
(1)不正検知精度の向上
  • 店舗・ECサイトなどの取引チャネルごとに構築されたコンソーシアムスコアリングモデル(複数社における不正取引事例)の活用
  • 弊社アナリストによる能動的な不正傾向への監視・スコアリングモデル補正対応実施
  • 非対面不正の検出に有効な弊社独自ノウハウの提供
(2)情報セキュリティーの維持・向上
  • PCI DSS※1へ準拠したサービス提供
  • ISMSやFISC基準に準拠したシステムセンターでのサービス提供
(3)導入期間・コスト圧縮
  • 共同利用によるシステム導入期間の圧縮、および投資コスト、オペレーションコストの圧縮
※1 PCI DSS( Payment Card Industry Data Security Standard )
国際ブランド5社(American Express,Discover,JCB,MasterCard,VISA)が共同策定したクレジットカード情報を安全に保護するためのグローバルセキュリティ基準

本サービスに関するお問い合わせ先
SCSK株式会社
CSKカンパニー 金融営業本部 金融システム第二営業部 鈴木
TEL:03-6438-3720
【報道機関からのお問い合わせ】
SCSK株式会社
広報部 神谷
TEL:03-5166-1150
*記載された内容は発表日現在の情報です。また、文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。