プレスリリース
(2011年)
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2011.11.07(月)
SCSK株式会社

株式会社ゼンリンが次期基幹業務システムとして
ERPパッケージ「ProActive E2」を採用
~ 長期経営構想を実現するための迅速かつ的確な意思決定と
将来の事業拡大を見据えた業務の効率化・標準化を目指す ~

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中井戸 信英、以下 SCSK)は、株式会社ゼンリン(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:髙山 善司、以下 ゼンリン) が「迅速な意思決定」「内部統制の強化」「業務の効率化・標準化」などを実現するため、 販売管理から会計、人事給与業務までをカバーする次期基幹業務システムとして、ERPパッケージ「ProActive E2」を採用いたしましたので、お知らせいたします。

1. 新システム検討の背景
創業以来、半世紀以上にわたり、地図作りを通して社会に貢献することを基本姿勢とし、「知・時空間情報の創造により人びとの生活に貢献する」ことを企業理念として掲げ、従来の地図情報の提供にとどまらず、「インフォメーション・デザイナー」として、地域情報をはじめとするあらゆる情報を収集・管理して提供する「知・時空間情報の総合プロバイダー」を目指すゼンリンでは、長期経営構想「ZENRIN GROWTH PLAN 2013(以下、ZGP2013)」の実現に向けて、以下の課題を抱えていました。
(1) ソーシャルメディアの利用拡大やビジネスモデルの多様化などの外部環境の変化が進む中、ゼンリングループが継続的に成長するためには、事業環境の変化に合わせた事業の構造変革、事業部門別損益管理による迅速な意思決定が不可欠であること
(2) 企業活動の核となる情報は一元管理されているが、蓄積されている情報の有効活用やリアルタイムに経営情報を提供すること
(3) 既存の業務プロセスが多種にわたるため、事務処理を効率化・標準化した上で、業務手続のワークフロー化やモニタリングなど、内部統制の強化を意識した新業務プロセスの構築が必要なこと
2. 新システムの選定ポイント
ゼンリンは、旧システムにおける課題を踏まえ、「情報の細分化と有効活用」「業務手続の効率化・標準化」および「内部統制のさらなる強化」を実現するためには、販売管理、会計、人事給与業務といった基幹業務全般をカバーし、ERPパッケージが実装する標準機能・業務フローを最大限活用できる新しい基幹業務システムが必要であると判断いたしました。
<代表的な選定ポイント>
(1) 多面的なセグメント管理が可能なため、一元管理された販売管理や管理会計データを事業別・商品別などのセグメント別に損益情報を把握でき、経営情報の提供による迅速な意思決定ができること
(2) 事務処理の標準化の促進と、効率化が図れること
(3) 本システムは承認ワークフローの利用による社内業務手続ルールの徹底や日常のモニタリングが可能となるなどのIT業務処理統制支援機能を有しており、ITを活用した内部統制基盤が構築できること
(4) 今後のIFRSをはじめとする制度改正などにも、パッケージのバージョンアップで容易にかつ柔軟に対応可能な環境変化に強いシステム基盤が構築でき、安定した運用と保守コストが低減できること
3. ゼンリン様のコメント
「お客様にとって魅力ある情報・サービスを提供すべく、既存事業の成長と新規事業の創造のために、全社一丸となって長期経営構想ZGP2013の実現に取り組んでおります。しかしながら、旧システムでは事業環境の変化のスピードに対応するために必要な経営情報を十分に活用することが困難となってきたことから、経営上の重要な課題として認識しておりました。そこで、従来のERPパッケージの入れ替えを前提とする、基幹業務システムの全面的な見直しという基本方針を設定したのです。さまざまな検討の結果、当社の業務要件を満たすことができる標準機能を有した「ProActive E2」の採用に至りました。

新しい基幹システムの稼働によって、業務の効率化と正確性が向上し、また、業務フローが標準化されます。その結果、リアルタイムな経営情報の要求に即応することができ、さらには内部統制の強化や安定した運用と保守コストの低減などを実現できるシステム基盤が構築できると確信しています。

今後も、業務効率を改善できる機能の継続的な強化をおこない、内部統制やIFRSへの対応などの環境変化にも迅速に対応することで、長期にわたって当社の基幹業務を支えてくれることと期待しています。」

株式会社ゼンリン
情報システム室 情報システム企画部
部長 小倉 敏郎


4. 会社概要
社名 株式会社ゼンリン
設立 1961年4月 (創業 1948年4月)
資本金 65億5,764万円
年商 528億8,000万円(2011年3月期・連結)
従業員数 2,015名 (2011年3月31日現在)
事業内容 『知・時空間情報』の基盤となる各種情報を収集、管理し、住宅地図帳などの各種地図、地図データベース、コンテンツとして提供。また、『知・時空間情報』に付帯、関連するソフトウェアの開発・サービスの提供。


補足.「ProActive E2」について
「ProActive E2」は、“ProActive”シリーズの発売開始から18年間で得た豊富な導入実績と業務ノウハウ、そして確かな技術を礎に生み出されたSCSKが開発したERP パッケージです。

「環境の変化に強く、永く使える。成長する企業のERPパッケージ。」をベースコンセプトに開発され、会計に始まり、貿易管理を含む販売・購買在庫管理、資産管理、人事・給与まで、全13 の業務システムで構成されています。

豊富な機能を活用した標準導入、連結決算の早期化、連結経営のスピード化を実現する「グループ統一システム導入」などの多くの事例を有するERP ソリューションです。IFRSといった大きな会計基準の変更にも迅速に対応し、統合されたビジネスプロセス、一元管理されたデータを基に、迅速な意思決定を実現するための経営を支えるシステム基盤を提供いたします。

ProActive Webサイト URL: http://proactive.jp/ 新規ウィンドウ

補足.SCSK株式会社について
SCSK株式会社は、2011年10月に住商情報システム株式会社と株式会社CSKが合併し誕生しました。両社の各産業分野における技術力・ノウハウ・知財などを相互に活用するとともに、システム開発、ITインフラ構築、ITマネジメント、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、ITハード・ソフト販売を有機的に統合することで、フルラインナップのサービスをご提供いたします。

また、住友商事をはじめとするお客様の世界各国におけるITシステム・ネットワークのサポート実績を活かし、グローバルITサービスカンパニーとして、さらなる飛躍を目指してまいります。

URL: http://www.scsk.jp/

本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問合せ先】
SCSK株式会社 ProActive事業部
TEL 東京: 03-5166-1760 名古屋:052-951-0418 大阪:06-6833-2618 福岡:092-472-5800

【報道関係からのお問合せ先】
SCSK株式会社
広報部 栗岡、杉岡
TEL: 03-5166-1150
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