「テクのこ」から拡がる、自律型IT人材育成
変化の速い時代において、これまでにはない新たな価値を生み出せる技術者が求められています。SCSKでは技術やトレンドに広くアンテナを張り、社会や技術の急激な変化にも柔軟に対応できる自律型IT人材を育成するさまざまな取り組みを進めています。
新たな技術へチャレンジする
日常業務から離れて新たな技術にチャレンジする場としてSCSKグループ社員を対象とした社内ハッカソン「テクのこ」を2015年から開催しています。参加する社員は、部署や職種、年齢の壁を越え、その場でチームを組みアプリ開発に没頭します。ハッカソンを通して、新しい技術に触れ、参加者同士がコミュニケーションを行う事で、社員ひとりひとりが、自律的に技術を学び・利用するきっかけを生み出します。また「テクのこ」から派生した「テクのこインターンシップ」では、アプリ開発を通じSCSKが求める自律型IT人材を体験する場を提供しています。また、これらの運営ノウハウをもとに、お客様や大学におけるハッカソンのご支援も実施しています。
先進技術を知り、アイデアをうみだす
日々進化する先進技術や技術トレンドを知り、技術をもとに新規事業のアイデアをうみだす、SCSK社員向けの技術セミナーやワークショップを開催しています。技術セミナー「技術の日」では、自然言語処理AI・ローカル5G・量子コンピューティング・XRといった、SCSKが注目する先進技術を中心にデモンストレーションを交え、技術やその利用方法について解説を行います。また、事業を創出する際のアプローチとして、顧客ニーズからでなく技術シーズを起点に製品やサービスを考案するワークショップを開催し、参加社員はグループワークとディスカッションを通して新規事業企画を体験しています。
技術を通して他者と交流する
社員が自律的かつ継続的に学ぶ意識を醸成するためのさまざまなイベントを開催しています。
社内ライトニングトーク大会「テクのこの里」では、社員が個人の技術研鑽の成果や興味のあるトピックについてプレゼンテーションを行い共有することで、技術に対する関心を高めあい、刺激を受ける機会を生み出しています。この取り組みは、社内だけに留まらず近隣の同業他社とも合同でも開催しており、会社の枠にとらわれない自由な技術者交流活動を推進しています。
また「旬な、注目のOSS」を取り上げる技術セミナー「OSS X Users Meeting」を開催し、学術関係者を含む有識者、OSSの開発当事者、ユーザ企業のIT利用部門といった、様々な立場の方の交流を促進し、OSSそのものやその先進的な利用への理解を深めるきっかけを作り出します。