PROJECT vol.3
植木 雅幸

車載システムを通してもっと開発を効率的に

植木 雅幸車載システム事業本部 QINeSサービス開発部
法学部新聞学科卒
2002年入社

「開発をもっと効率的にしたい、楽にしていきたいと思っています。従来の開発環境に新しい風を吹き込んでいきたいんです」。車載システム事業本部で車載ソフトウェアを支えるソリューション『QINeS(クインズ)』の開発支援ツールを担当している植木雅幸は、自らに課したテーマについて語る。SCSKとしても戦略的事業と位置付けている『QINeS』関連事業へ、「さらに成長するために」と自ら部署異動を志願したという。
 「100年に一度の大変革期」と言われている自動車業界において、欧州で始まった車載システムの標準規格であるAUTOSARに準拠した国産製品である『QINeS-BSW』は2015年の提供開始以降も急速な進化を遂げている。その車載システム開発に必要な関連サービスとして、プログラムの自動生成やテストの自動化など生産性や品質を劇的に改善するツール開発が植木に課せられたミッションだ。同時並行で進められているツール開発のうち、「そのひとつとして現在開発中なのが、ソフトウェアに対する要求の実現過程を追跡可能にする、すなわちトレーサビリティを確保してくれるツールです」。

高度な品質が問われる車載システム開発で、要件定義から設計、開発、テストといった過程が当初の要求抜け漏れなく詳細化したことを記録することが昨今は求められている。一部はISO規格にもなっているというが「企業が、その手間から積極的に実施したがらない分野」というトレーサビリティを「どうせやるなら楽に、そして後からも使いやすいように」という発想から開発が始まった。
実際にお客様の現場へ足を運び開発者らにヒアリングを重ねたり、社内の他部署にも意見や要望を求めて情報を集めたりし、プロトタイプの開発に漕ぎつけた。他社にも同じようなツールがあるなかで、車載関係者とは違った目線で従来のツールを見直すことで差別化を図った。「正直に言えば、まだ、役に立ちそうな気がすると言われてしまうレベルだと思うので、改善を重ねて世界No1のツールに成長させる」といい、現在取り組んでいる機能以外にもツールを成長させる計画を立てている。

開発はもっと効率的に、もっと楽に出来るはず

植木は言う。「車載システム開発は今後、自動運転支援やネットワーク連携なども必須になってきて、開発市場はさらに広がっていくと思う。そこでは『QINeS』をベースに、未来を見据えたさまざまなツール開発をすることで、これまでの古い開発過程も変えていけると思っています」。「開発はもっと効率的に、もっと楽に出来るはず」。この思いは担当している車載システムに限らない。学生時代はプログラムに触れることはなかった文系学部出身で、入社してから初めて技術者としての道を歩み始めたという植木だからこその挑戦といえるかもしれない。

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