第4回 障害発生通知 (1/5)

技術特集

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1)障害発生通知の方法について

応用編を説明する前に、ここまでの内容では説明が不十分であった障害が発生したときの障害発生通知の説明をしておきます。

Zabbixでは、障害を検知した際に障害発生をメールで通知したり、スクリプトを実行したりする機能をアクションと呼びます。
用語の説明で簡単に触れましたが、トリガーで指定した条件を満たした場合に、「障害」のイベントが発生して、それを契機にアクションを実行することができます。


zbx_action_relation


また、トリガーで指定した条件を満たしていた状態から、満たさない状態になった時、例えば、プロセスが起動していない状態から、プロセスが起動している正常な状態に戻ったような場合に、「復旧」のイベントが発生します。
よって、このようにトリガーによって障害の有無を判定できるようなものに関しては、障害発生時と障害復旧時にメールを送るようにすることで、障害の発生と復旧をメールでも確認できるようになります。