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RADIUS GUARD S 導入事例:学校法人 浅野学園様

学校法人 浅野学園
ICTを活用した新たな授業展開に向け無線LAN整備 RADIUS GURAD Sが実現する全生徒のアカウント管理

神奈川県有数の男子校として中学・高校の一貫教育に取り組む学校法人 浅野学園。生徒全員が一人一台のパソコンを活用して、生徒同士のコラボレーションを促進する新たな授業にも対応できるように、学園内全域に無線LAN環境を整備した。その認証システムとして採用したのが、SCSKの「RADIUS GUARD® S」である。教職員アカウントと生徒アカウントにポリシーの異なる認証方式を適用可能とし、毎年度卒業・入学する生徒のアカウント管理の負荷軽減に期待できるとして選ばれた。

RADIUS GUARD S 冗長構成
積極的なICTを活用した教育に取り組む

「九転十起」を校訓の1つとする浅野学園。創立者である不屈の実業家、浅野總一郎氏の建学の精神をいまに伝える神奈川県有数の男子進学校だ。中高一貫校の同学園が掲げる教育理念は、学業・部活動・学校行事の三本柱を軸としたバランスを重視した教育の実践である。学力だけでなく、一貫校の特色を生かして学校行事や部活動において、学年を縦断した交流によって人間関係や目標に向かって協働する精神を育むことを理念としている。

その生徒が主体的に学ぶ姿勢を育むための環境整備の一環として、ICTを活用した授業がある。2011年には全館に有線LANを整備し、全教室で教員がノートパソコンを活用した授業を実施できるよう整備。2013年には電子黒板機能のあるプロジェクタをすべての教室に導入するなど、電子ペンやスライドを用いた授業を実践している。

また、2014年には教育機関向けのクラウドサービス「G Suite for Education」を導入し、全教職員・全生徒に同サービスのアカウントを配布。生徒へのお知らせや教師とのコミュニケーションの促進、ファイルの共有、課題の配布やレポートの作成・提出に利用するなど、学園生活にICTを積極的に取り入れてきた。

全生徒がどこでもICT活用可能な無線LAN整備へ

「生徒自らがパソコンを駆使しながらグループワークなどによって、情報の整理・発信していけるような能動的な情報活用の実践を目指したい」――。浅野学園が目指すICT環境整備の次のステップを、数学科・情報科 教諭の木村 彰宏氏はこう話す。これまで教師が授業でICTツールを利用する一方向のみの活用から、全生徒からも発信する双方向の授業環境をつくろうという狙いである。

従来、PC教室2室の約100台のデスクトップパソコンを設置・利用してきたが、中・高6学年約1600人全員にChromebookのような個人端末を段階的に導入し、授業や学園生活で活用することを検討していた。それを実現するためには、全館およびグラウンドを含めた敷地内で利用できる無線LAN環境の整備が必要だった。

2017年3~4月に構築された無線LANインフラは、中学棟および高校棟、本館などに加え、体育館やグラウンドに及ぶ学園敷地内のほぼ全域で利用できるよう、115台のアクセスポイント(AP)を設置。1教室(1AP)で50人程度が同時アクセスしても安定した稼働が得られる性能、信頼性を有する無線ネットワークを構築した。その認証システムとして採用されたのが、RADIUS GUARD® Sだった。

まず、認証方式としてセキュリティ強度の高い「802.1xの証明書」を用いるかどうかを検討した。「当初は、教職員と生徒を同じ認証方式にしようという考えもありました。しかし、端末を利用する生徒は毎年入学と卒業で入れ替わったり、故障などで端末が変わったりするため、証明書方式は運用が複雑になる可能性があり、また教職員と生徒では必要となるセキュリティレベルも異なり費用対効果の点でも問題がありました」(数学科・情報科 教諭の奥野 康弘氏)。そこで、教職員端末は証明書を用いた方式を、生徒端末はMACアドレス認証というように異なる方式を選択。この異なる認証方式を1台でまとめて運用できること――。これがRADIUS GUARD® S採用の決め手になったという。

また、教職員用端末に証明書を配布する際にワークフロー機能によって配布可能であることなど、「運用もシンプルにできそうだった」(奥野氏)こともRADIUS GUARD® Sの有意点であった。

さらに、生徒全員が一斉に無線LANを使用した場合、教職員も含め1700台以上の端末が集中することになる。その場合でもトラブルなく安定的に認証できる点が信頼性を有する製品であるとの判断もあったようだ。「汎用サーバーにRadius認証機能を実現しようとすれば、運用工数も多くなり、障害対応にも時間を要する危険性があります。アプライアンスで、かつ信頼性が見込めるRADIUS GUARD® Sはシンプルな運用と負荷軽減が期待できました」(奥野氏)と話す。

RADIUS GUARD® Sの提案と無線LAN構築を実施したシステムインテグレーターは、文教市場で実績を持つ富士ゼロックス神奈川である。

製品の信頼性・機能に加え、「障害対応に関する技術力が極めて高く、問い合わせ経路も明確で迅速な対応が期待できるSCSKであれば、インテグレーターとしても自信を持って提案できる」と述べている。

浅野学園 様 ネットワーク構成イメージ
申請ワークフロー機能でスムーズな証明書配付

2017年6月から運用を開始した無線LAN。現在のところは200台弱の教職員用端末と100台の生徒用可動式端末で利用されており、今後生徒が学校指定のパソコンを購入し利用することを検討している。

教職員端末への証明書の配付・インストールは、RADIUS GUARD® Sに実装されて申請ワークフロー機能を利用して行った。まず、システムインテグレーターが作成したマニュアルを基に職員会議で説明しながら、一斉に実施。「申請ワークフロー機能のおかげで、個別対応したのはごく一部の教職員のみで、スムーズに実施できました。この機能がなければ担当者で1台ずつ証明書をインストールする必要も生じた可能性があり、手間をかけることなく、短いリードタイムで実運用に移行することができました」(奥野氏)という。

今後の生徒用パソコンはMACアドレス認証を運用していくことになるが、毎年度区切りに卒業・入学する生徒のアカウントの削除と新規登録の作業が繰り返される。「管理ユーザーインターフェースは直感的に操作できるもので、未使用ユーザーの棚卸しなどのアカウント管理機能による負荷軽減も期待できそうです」(木村氏)と話す。

学園全域での無線LAN環境が整備され、今後生徒が自らのパソコンを活用しながら、新たな授業形態が展開されていくことに期待している。「教室の授業だけでなく、あらゆる場所において学校行事や部活動などにもICTツールを活用していける環境ができました。いろいろな場所、さまざまなシーンでのICTの使い方を発想できるよう、今後も支援していく考えです」。
奥野氏は、こう展望した。

RADIUS GUARD設置風景

お話いただいた方

学校法人 浅野学園 奥野 康弘 様

学校法人 浅野学園
浅野中学校・浅野高等学校
数学科・情報科 教諭
奥野 康弘 様

学校法人 浅野学園 木村 彰宏 様

学校法人 浅野学園
浅野中学校・浅野高等学校
数学科・情報科 教諭
木村 彰宏 様

富士ゼロックス神奈川株式会社
第一営業統括部
システムエンジニアリング部
システムエンジニアリング一課
久松 侑平 様

富士ゼロックス神奈川株式会社
第一営業統括部
ソリューション営業部
ソリューション営業一課
渡辺 健一 様

ユーザープロフィール:学校法人 浅野学園 様

学校法人 浅野学園 校舎
浅野学園は1920(大正9)年、実業家・浅野總一郎翁によって創立された学校です。
当初はアメリカのゲイリー・システムという勤労主義を導入し、学内の一角に設けられた工場による科学技術教育と実用的な語学教育を特色としていましたが、戦後まもなく中高一貫体制を確立し、70年代から進学実績を飛躍的に伸ばし、現在では神奈川県有数の男子進学校として高い評価を得ています。
学校法人 浅野学園 校章
学校法人 浅野学園
浅野中学校・浅野高等学校
創立:1920年1月
学校長:前田 渉氏
所在地:神奈川県横浜市神奈川区子安台1-3-1
生徒数:約1600人(1学年6クラス・270人)
教職員数:約110人 (2018年4月1日時点)
URL : http://www.asano.ed.jp/新規ウィンドウ

RADIUS GUARD S インテグレーションパートナー

FUJI XEROX
富士ゼロックス神奈川は富士ゼロックスグループの一員として、ソリューションやサービスを通じたドキュメントとコミュニケーションの分野で地域のお客様に知の創造と活用を実現する環境をビジネスソリューションとして提供し続けております。
富士でロックス神奈川株式会社
創立:1981年1月9日
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい4-4-2
横浜ブルーアベニュー 13階
従業員数:575名(2018年1月1日時点)
URL : https://www.fujixerox.co.jp/knx/新規ウィンドウ

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