SANsymphony-V

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概要

ストレージハイパーバイザーとは

ストレージハイパーバイザーとは、ハードウェアのストレージリソース層とホストサーバー層の間に仮想ソフトウェアレイヤーを設けることで、ハードウェアの制約から解放します。

その結果、ストレージシステムはクラウドリソースを含め、ストレージハードウェアのベンダーやモデル、あるいは接続形態に制限を受けることなく、容量・速度・コストなどの要件に最適なリソースを利用することが可能になります。

また、同時にハードウェアから運用が切り離されることで、データ移行やリソースの機種変更による手順の変更が不要となり、管理・運用性が飛躍的に向上します。

ストレージハイパーバイザー概要図

ストレージハイパーバイザー概要図

SANsymphony-Vとは

SANsymphony-Vは、安価で高性能なIAサーバをプラットフォームとし、Windows Server OS上で動作するソフトウェアです。

DataCoreサーバ(ストレージ仮想化コントローラ)はパワフルかつ汎用的な仮想化コントローラとして、要件に応じたサイジング、柔軟な拡張性を実現します。また、最新技術を即座に取り込むことが可能なオープンなインフラとも言えます。

SANsymphony-Vとは

機能と特徴

仮想ディスクプール
異なるストレージのリソースを仮想のディスクプールで統合。
VDI環境では複数の仮想ディスクプールを作ることで、Boot用・ ユーザ データ用など、要件に応じた設計が可能。
シン・プロビジョニング
最大1PBの仮想容量をHostに提供。割り当てすぎたリソースをプールに戻すリクラメーション機能を実装。また、仮想ディスク単位でリソースの予約も可能。
ストレージ自動階層化
仮想ディスクプール内で、I/O頻度に応じて最適なリソース上に配置。最大15階層までの定義が可能。また、仮想ディスクのプロファイル設定により、任意の階層のみを利用することも可能。
高速キャッシュ
DataCoreサーバあたり最大1TBの大容量キャッシュを提供。 Read / Write共に高い効果を発揮し、ホストからのI/Oを高速化。IAサーバの安価なメモリで大容量構成を実現。
同期ミラーリング(HA)
DataCoreサーバ2台で構成し、簡単に2重化(HA)を実現。自動のFailoverでI/Oを止めることなく運用が可能。また、物理的に分割された2重化であるため、ロケーションフリーを実現。
非同期リモートレプリケーション
非同期で遠隔地へのデータ転送により、簡単にDR環境を構築可能。 Advanced Site Recovery(オプション)と組み合わせることで、双方向での転送が可能となり容易なリカバリーを実現。
オンラインスナップショット
差分 / 完全複製が可能なバックアップ機能。簡単にポイントインタイムの仮想ディスクイメージを取得。バックアップだけでなく、スプリットしてテスト、検証、分析など様々な用途でも利用可能。
データの継続的保護(CDP)
SNIA準拠のCDP機能。データの更新を全てログし、簡単に保存期間内のロールバックを実現。最長48時間まで、仮想ディスクの状態を復元可能。
仮想ディスクへの移行
既存ストレージからの移行機能Pass-Through Diskを標準で搭載。最小のダウンタイムで移行を実現。また、プール内のミラー機能を使い、オンラインで物理リソースの入れ替えも可能。
ロードバランス
異なる仮想ディスクの複数チャネルを使用して物理デバイス間に負荷を分散。キャッシュ機能の補完として、応答性能とスループットを向上。
RAIDストライピング
複数のディスクスピンドル全体にI/Oを分散してパフォーマンスおよびデータを保護。シンプロビジョニングでは、ドライブスペースが不足した際、追加ディスクスペースを動的に割り当てることで、ストライピングのメリットを享受。
集中管理モニタリング
全ての機能とタスクが一つのコンソールで制御されます。セキュアなアクセスコントロール管理権限と認証を実現。
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