プレスリリース
(2019年)

マネー・ロンダリング対策システム「BankSavior®シリーズ」に
顧客管理システム「BankSavior ScoreBoard」を加え、提供開始

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2019年6月7日(金)

SCSK株式会社

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者:谷原 徹、以下 SCSK)は、マネー・ロンダリング(資金洗浄)対策(以下 AML)システムとして提供している「BankSavior®(バンクセイバー)シリーズ」に、顧客管理(Know Your Customer:KYC)システムとして「BankSavior ScoreBoard(スコアボード)」を新たに加え、2019年4月から販売を開始しました。

「BankSavior ScoreBoard」は、顧客情報を一元管理し、AMLリスクの格付・スコアリングを行うとともに、継続的な顧客管理を支援する機能を提供します。

1. 背景

金融活動作業部会(FATF)による第4次対日相互審査を目前に控え、金融機関においてはAMLやテロ資金供与への対策強化が大きな課題となっています。金融庁より公表された「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」においても、AMLの対策強化には、顧客のリスクを特定・評価し、リスクに見合った低減措置を講ずること(いわゆるリスクベース・アプローチ)が不可欠であると記載されており、リスクベース・アプローチの根幹となる顧客のリスク評価および継続的な管理は、最重要課題の一つとなっています。

「BankSavior ScoreBoard」を導入することで、顧客のリスク評価や継続的な顧客管理業務の負荷を軽減するとともに、「BankSavior(取引モニタリング)」や「BankSavior Filter(フィルタリング)」との連携により、リスクベース・アプローチが可能となります。

2. 「BankSavior ScoreBoard」の特長・機能

3. 「BankSavior®シリーズ」の概要

金融機関おけるAML対策に必要となる機能を提供しているSCSKオリジナルのパッケージです。
このたび、以下2製品に「BankSavior ScoreBoard」が加わります。

取引モニタリング「BankSavior」

SCSKが2004年から開発を続けてきたルール判定機能を中核とし、日本の商慣習を反映させたトランザクション(取引)モニタリングシステムです。

銀行をはじめとする金融機関59行に採用されており、AMLシステムとしては業界内において高いシェアを占めています。ATM入出金、ネット取引といった取引データと顧客情報などから疑わしい取引のモニタリングを実現するとともに、疑わしい取引の届出に関する事務処理の支援機能により、金融不正取引の検知から報告に至る一連の業務を支援します。

フィルタリング「BankSavior Filter」

反社会的勢力、経済制裁対象者、各国政府関係者や公的要人(PEPs)など、複数のリストを一括照合するフィルタリングシステムです。

フィルタリングエンジンには、国内金融機関にて多数稼働実績のあるリネア社の「Pursuer」を採用し、あいまい検索などAML対策に必要な機能を提供します。

4. 販売目標

今後3年間で30行への販売を目指します。

本件に関する
お問い合わせ先

製品・サービスに関する
お問い合わせ先

SCSK株式会社
金融システム第一事業本部
銀行ソリューション第二部 赤坂
TEL:03-6772-6680
E-mail:takehiko.akasaka@scsk.jp

報道関係
お問い合わせ先

SCSK株式会社
広報部 栗岡
TEL:03-5166-1150

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